User manual - Cライブラリ解説書ver.1.01(2006年6月15日)

DT−300C ライブラリ解説書
27
機能 ファイルのリード 関数名 read
<低水準インタフェース関数>
指定ファイル番号に対応したファイルの読出し位置から指定読込み領域へ指定データバイト数分格納ファイルデータ
を読込みます。指定バイト数以下でファイルが終了した場合は、そこで読込みを終了とします。
読出し位置は、読込んだバイト数だけ先に進みます。正常終了した場合は、実際に読込んだバイト数を返します。
データを読込む前に、該当データブロックのサム値のチェックを行い、正しくない場合には、異常終了します。
≪C言語インタフェース≫
【コーリングシーケンス】
int ercd = read(int fileno, char *buf, unsigned int count) ;
【パラメータ】
int fileno :読込み対象のファイル番号
char *buf :読込み領域のポインタ
unsigned int count :読込みデータの要求バイト数
【リターンパラメータ】
int ercd :正常終了時は、実際に読込まれたデータバイト数
異常終了時は、リターンコードを返します
【リターンコード】
E_LOWERR :異常終了
・チェックサム異常
・ファイル未オープン
≪備考≫
書込み専用モードファイルに対し本関数を実行した場合、リターンパラメータ値は E_LOWERR を返します。