User manual - Cライブラリ解説書ver.1.01(2006年6月15日)
DT−300C ライブラリ解説書
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機能 ファイルオープン 関数名 open
<低水準インタフェース関数>
指定ファイルをオープンして、ファイル操作を可能にします。
ファイル操作は、オープン時に返されるファイル番号を指定することにより、modeで指定したファイルモードに
従って行われます。
ファイルの同時オープン可能数は16で、オープンに失敗した場合は E_LOWERR を返します。
≪C言語インタフェース≫
【コーリングシーケンス】
int ercd = open(char *name, int mode) ;
【パラメータ】
char *name :指定ファイル名の格納先ポインタ(指定方法詳細は次ページ参照)
int mode :ファイルモード
O_RDONLY :読込み専用
O_WRONLY :書込み専用
O_RDWR :読込み/書込み両用
O_CREAT :ファイル新規作成
O_TRUNC :指定ファイルの内容を捨て、サイズを0にします
O_APPEND :次に読み書きを行うファイル内の位置を最後に設定します
※O_APPEND を設定しない場合の次に読み書きを行うファイル内の
位置は先頭になります。
【リターンパラメータ】
int ercd :正常終了時、オープンしたファイル番号を返します。 (0∼15)
異常終了時、リターンコードを返します
【リターンコード】
E_LOWERR :異常終了
≪備考≫
※上のファイルモードは以下の組み合わせで OR 指定して使用してください。
設定可能ファイルモード
※下記以外はエラーとなります
標準関数
O RDONLY O WRONLY O RDWR O CREAT O TRUNC O APPEND
rb
○
wb ○ ○ ○
ab ○ ○ ○
r+b ○
w+b ○ ○ ○
a+b ○ ○ ○