User manual - Cライブラリ解説書ver.1.01(2006年6月15日)

DT−300C ライブラリ解説書
259
11 通知モード
11.1 通知モードの概念
通知モードは、LB、キーファンクション、タイマの発生に対して状態を確認する機能です。
通知モードを指定しない場合は、各イベントの処理はシステムで管理します。
通知モードはイベントの発生をフラグで通知するだけなので、イベントに対応する処理を行いたい場所に、イベント
に対応するフラグを判断して対応処理に分岐する処理を組み込んで下さい。
11.2 通知モード使用時に必要となる関数
(1)フラグ状態取得関数 (flg_sts)
通知モードで使用するフラグの状態を取得するための関数です。
本関数を使用することにより、通知イベントが発生したかの情報を取得することができます。
(2)フラグ状態クリア関数 (clr_flg)
ファンクション通知モードで使用するフラグの指定ビットをクリアするための関数です。
本関数は通知イベントが発生して対応する処理を実行するときに、処理を行う通知イベント状態をクリアするために
使用します。
(3)フラグセット待ち関数 (wai_flg)
タイマ待ち等で、指定されたイベントが発生するまで処理を待ち状態にするために使用する関数です。
(4)通知モード設定/解除 (pwr_inhabit)
通知モードが指定された時は、アプリケーションに通知します。
通知モードが設定されている時とされていない(通常処理)時では処理が異なります。
(詳細は、『ソフトウェア解説書』を参照して下さい)
(5)電源通知フラグ状態クリア関数 (pwr_inhabit_clr)
電源通知モードで使用するフラグの指定ビットをクリアするための関数です。
本関数はLB通知イベントが発生して対応する処理を実行するときに、処理を行う通知イベント状態をクリアするた
めに使用します。