User manual - Cライブラリ解説書ver.1.01(2006年6月15日)
DT−300C ライブラリ解説書
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10 電源
10.1 機能
10.1.1 主電池電圧低下監視/警告
本機には満タン、レベル1、レベル2、LB1の 4 段階の電池状態があります。通知モードを設定することでLB1
状態をアプリケーションプログラムに通知することも可能です。
10.1.2 自動電源OFF制御(APO:Auto Power Off)
APOとは、システムで設定した時間無操作状態が続いた場合、自動的に電源をOFFする機能です。
設定時間は、1分単位で1∼59分の間で設定できます。
通知設定が行われている場合は、設定時に指定されたイベントフラグに特定ビット(FL_LB_INT_LB4)を立て電源O
FFは行いません。
APOで電源OFFした場合の次回の電源ONは、システム設定のレジュームON/OFFの設定に関わらずレジ
ュームON起動となります。
10.1.3 自動バックライトOFF制御(ABO:Auto Backlight Of
f)
ABOとは、システムで設定した時間無操作状態が続いた場合、自動的にバックライトをOFFする機能です。
設定時間は、1秒単位で10∼59秒の間で設定できます。
ABOでOFFしたバックライトは、キー入力で再びONします。
10.1.4 低消費電力制御
キー待ち状態(key_read/key_string/key_num をアプリケーションで呼ぶ)になった場合、CPUを
SLEEP状態にし消費電力を抑える制御を行います。
従って、アプリケーションプログラムで処理のない場面では、キー待ち関数でウェイトすることを推奨します。
10.1.5 APO禁止/禁止解除
アプリケーションプログラムでAPOされたくない場面がある場合、APOを禁止することができます。
10.1.6 電源通知モード設定/解除
通知モードが指定された時は、指定されているイベントを設定します。
以下の項目の通知が可能です。
表9.1 電源通知モードの動作
N
o
通知項目 通常処理 通知モード処理 通知タイミング 備考
1 電源OFFキー
(LB5)
電源OFF処理 電源OFFしない
イベント設定
発生時
2 主電池なしまたは
電池蓋外し
(LB0)
電源OFF処理 電源OFF処理
イベント設定
次回立上げ時
3 APO
(LB4)
電源OFF処理 電源OFFしない
イベント設定
発生時
4 主電池警告
(LB1)
シンボル表示 シンボル表示
イベント設定
発生時 ※1
5 IOボックス接続 何もしない イベント設定 発生時
※1 通知設定がされていても警告状態から復帰した場合、設定したイベントを消します。