User manual - Cライブラリ解説書ver.1.01(2006年6月15日)
DT−300C ライブラリ解説書
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データ待ちには以下の状態があり、各関数でのデータ待ちを行います。
・ 送信バッファにデータの書込みが行えないとき
・ 受信バッファに読込み可能なデータが無いとき
(9)自局能力設定
自局能力を設定します。本機能はIrCOMMオープンに先立って使用する必要があります。
設定値は IrDA規格書に記されている折衝フィールドパラメータです。
パラメータは以下に示す通りです。
・ ボーレイト
・ 最大ターンアラウンドタイム
・ フレームデータサイズ
・ ウインドウサイズ
・ BOF数
・ 最小ターンアラウンドタイム
・ リンク開放時間
(10)IrCOMM強制終了
IrCOMMを強制終了します。
IrCOMMをオープン状態から初期状態(クローズ状態)に設定します。
基本適にはIrCOMMクローズと同じ機能をもちますが、通信状態に関係なく直ちに赤外線デバイス電源OFF、
赤外線通信用リソースのリリースを行います。
7.2.3 ファンクションの優先順位
各ファンクションには優先順位があります。優先順位は高い順にプライオリティ5∼1となっています。
基本的にレベルの高い順に使用します。以下に示す一覧を参考にして下さい。
表6.2 ファンクション優先順位
プライオリティ ファンクションコール名 備考
5 Ir_State_set, Ir_SetPortConfig ・プライオリティ 4 以下のファンクションより先に使用し
て下さい
・リセット直後はデフォルト値となります
・クローズ状態である必要があります
・設定値はリセットされるまで有効です
4 reserve ・予約とします
3 Ir_Err_Get ・プライオリティ 2 以下のファンクションと同じ優先順位
で使用できます
2 Ir_Open ・クローズ状態である必要があります
1 Ir_Close, Ir_Read, Ir_Write,
Ir_QueryTx,Ir_QuertRx, Ir_Init
・オープン状態である必要があります