User manual - Cライブラリ解説書ver.1.01(2006年6月15日)
DT−300C ライブラリ解説書
150
6.4.4 通信関数部制限
通信関数部の制限項目と注意事項を以下に示します。
表6.1 制限・注意事項一覧
項番 機能 内容
1 デリートコード制御 ・SI/SO制御、XON/XOFF 制御、エラーコードバッファリング制御で使用
する制御コードとデリートコードが重複しないように設定して下さい
2 XON/XOFF 制御 ・カシオIRポートを使用する場合は使用でしないで下さい
3 RS/CSフロー制御 ・カシオIRポートを使用する場合は使用しないで下さい
4 SI/SO制御 ・XON/XOFF 制御、デリートコード制御、エラーコードバッファリング制御で
使用する制御コードとSI/SOコードが重複しないように設定して下さ
い
SIコードの既定値は0x0F、SOコードの既定値は0x0Eです
5 エラーコードバッファリ
ング
制御
・XON/XOFF 制御、デリートコード制御、SI/SO制御で使用する制御コー
ドとエラーコードが重複しないように設定して下さい
・カシオIR、シリアルポートが使用するシリアルコントローラのレシーバ
はFIFOバッファになっています。通信エラーが発生したときにレシーバ
内の先頭の文字がエラーコードバッファリング制御の対象となります
6 外部要因エラーの検出 ・LB0,1,2,4,5およびブレイク要因は、システムがセットするイ
ベントフラグの参照により、検出します。 従って検出を行う場合はシステ
ムに対してイベントセットを行うように設定して下さい
8 CERR_r_xxxx
2
エラーステータス
・カシオIR、シリアルポートが使用するシリアルコントローラのレシーバ
はFIFOバッファになっています。通信エラーが発生したときにレシーバ
内のデータのいずれかがエラーであることを示しています。エラーステータ
スはレシーバから先頭の文字を読出したときに設定しています。これにより
「1文字受信」、「タイムアウト監視受信」ファンクションでエラーとなった
きに読出した文字と実際にエラーとなった文字に最大プラス15文字(レシ
ーバが16バイト)の誤差があります
10 ブレイク信号 ・カシオIRポートではブレイク信号の送出および検出をするこができませ
ん
ブレイク信号を送信した場合は1バイト長のデータのスペース(ストップビ
ットまで)となります(送出停止までの間、連続して送出されます)
ブレイク信号を受信した場合はフレーミングエラーとなります
11 受信バッファのクリア ・フロー制御中に受信バッファビジーであるとき「受信バッファのクリア」
ファンクションで受信バッファのクリアを行った場合、受信ビジーは解除し
ません