User manual - Cライブラリ解説書ver.1.01(2006年6月15日)
DT−300C ライブラリ解説書
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6.3 エラー詳細
エラーステータスはファンクションコールが異常終了したとき、その詳細を示します。
「エラーステータスのリード」ファンクションでエラーステータスを取得することができます。
6.3.1 ファンクションのエラー検出
エラーステータスを設定するファンクションではパラメータのエラー、ファンクションの実行エラーおよび実行終
了時に割込みおよび外部要因のエラー検出を行います。
ファンクションのリーターンコードが異常終了であるとき、ファンクションの処理は行われている場合があります。
例えば「1文字送信」ファンクションコールが終了時エラーの検出で異常終了となったとき、転送データ送信は正
しく行われていることが考えられます。
基本的にエラーが発生した場合は、データ通信の信頼性が損なわれる状況にありますので通信を中断してエラーの
原因を取り除きプロトコル等のデータ通信をやり直すようにして下さい。
【ファンクションのエラー検出の流れ】
ファンクションコール
ファンクションリターン
ファンクション初期処理
・オープンエラー検出
・パラメータエラー検出
ファンクション機能実行
・論理エラー検出
・実行エラー(割込み、LB含む)検出
ファンクション終了処理
・LB、割込みエラー検出
ファンクションパラメータエラー
リターンコード:E_PRM
ファンクション実行エラー
リターンコード:E_NG
ファンクション終了時エラー
リターンコード:E_NG