User manual - Cライブラリ解説書ver.1.01(2006年6月15日)
DT−300C ライブラリ解説書
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(1)Aドライブ(RAM ドライブ)に関して
本体に搭載されているRAM空間の内約 1.39MBを、Aドライブとして使用することができます。このエリアは、MS-DOS
互換の FAT ファイルシステムで構成されており、以下の構造から成っています。
■ドライブ構成
BPB FAT DIR DATA CheckSUM
表2.3 Aドライブ構成
※FATファイルシステムを用いた MS-DOS 互換ファイルシステムのためファイル領域内の空間はリニア構造にはならず、
また、ファイル領域の直接参照はできません。
(2)Bドライブ(Flash DISK ドライブ)に関して
本体に搭載されている FlashROM の内約 1.5MBを、Bドライブとして使用することができます。このエリアは、専用のフ
ァイルシステムで構成されており、以下の構造から成っています。
■ドライブ構成
BPB DIR Length DATA CheckSUM ・・・・・ Length DATA CheckSUM
表2.4 Bドライブ構成
機能項目 内 容
ファイル数 16個
同時オープン数 16
ディレクトリ ルートのみサポート
総容量 1.42MB
セクタサイズ 8172
セクタ/クラスタ 1
総セクタ数 183
※Aドライブと同様に、ファイル領域内の空間はリニア構造にはならず、また、ファイル領域の直接参照はできません。
機能項目 内 容
ファイル数 ルート:192個、ディレクトリ配下:無制限(ファイル領域が許す限り)
同時オープン数 16
ディレクトリ サポート
総容量 738KB∼1.6MB(1.39MB)
セクタサイズ 512
セクタ/クラスタ 2
予約セクタ 1
メディアディスクリプタ 1
セクタ/FAT 3∼5(5)
セクタ/トラック 0
ヘッド番号 0
総セクタ数 1476∼3205(2788)