User manual - Cライブラリ解説書ver.1.01(2006年6月15日)

DT−300C ライブラリ解説書
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6.2.4 フロー制御
(1)XON/XOFF 制御
カシオ IR インターフェースは半二重のため、XON/XOFF 制御は行えません。
COM オープンの関数で指定しないで下さい。
(2)RS/CSフロー制御
カシオ IR インターフェースは SD、RD 信号のみのため、RS/CS フロー制御は行えません。
ただし、仮想の RS 信号は持っており、これが ON でないとデータの送信が行えないため、データ送信時には、こ
れを ON にして下さい。
6.2.5 デリートコード制御
デリートコードと受信文字コードが一致したとき、そのデータを破棄して受信バッファへの格納を行いません。
デリートコードは4つまで指定できます。
デリートコード制御の設定は「COMのオープン」ファンクションで行います。
【デリードコードの制御のながれ】
6.2.6 エラーコードバッファリング制御
通信エラー(パリティ、オーバーラン、フレーミング)が発生したとき、指定のコードを受信バッファへ格納しま
す。
通信エラーとなった受信データは受信バッファに格納しません。
エラーコードバッファリング制御の設定は「エラーコードバッファリング制御の設定」ファンクションで行います。
【エラーコードバッファリング制御の流れ】
転送データを受信
デリートコードと比較
デリートコードと一致し
ないデータをバッファに格納
‘a9D’
‘1Za
‘08b’
‘a’が一致する
受信データ‘9D’を格納
‘08b9D’
受信データ デリートコ 受信バッファ
転送データを受信
通信エラーが発生
‘E’ ‘08b’
受信データ‘E’が通信エラー
エラーコードをバッファ
に格納
エラーコード‘e’を格納
‘08be’
受信データ エラーコー 受信バッフ