User manual - Cライブラリ解説書ver.1.01(2006年6月15日)

DT−300C ライブラリ解説書
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⑤パリティ、オーバラン、フレーミングエラー
パリティ、オーバーラン、フレーミングエラーにはそれぞれ2種類のエラーステータスが在ります。これら
は転送データの受信が要因で発生するエラーであり、通信関数部の受信割込みハンドラでエラーを検出して
設定しますが、ファンクションコールがそれらを検出して異常終了とする制御が異なります。
a)CERR_r_PARITY、OVERRUN、FRAMINGエラーステータス
エラーステータスは受信ハンドラでエラーステータスの設定を行った後にパリティ、オーバーラン、フレ
ーミングエラーの検出を行うファンクションコール(実行中の場合あり)で異常終了となります。
b)CERR_r_PARITY2、OVERRUN2、FRAMING2エラーステータス
これらのエラーステータスは「1文字受信」「タイムアウト監視受信」および「受信バッファステータス
のリード」ファンクションコールで異常終了となります。
ファンクションのエラー検出は、受信ハンドラでの転送データの受信とエラーの検出から時系列に行いま
す。
また、「COMステータスのリード」ファンクションでこれらのエラーステータスのクリアは行いません。