User manual - Cライブラリ解説書ver.1.01(2006年6月15日)
DT−300C ライブラリ解説書
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⑧読み取り方法
読み取り方法は次の項目から選択が可能です。
表5.10 読み取り方法
読み取り方法 説明 読み取り終了条件
単発読み
読取りキーを押下すると読み取り可能状態とな
り読み取り完了後、待機状態となります。
・スキャン時間経過
・読み取り完了
連続読み
読取りキーを押下している間常に読み取り可能
状態となります。
また、二度読み防止のため同一ラベルを連続し
て読むことは出来ません。
・前コード読み取り完了後,
スキャン時間が経過
・指定読み取り回数分の読み
取り完了
・読取りキー離し
⑨読み取り動作
読み取り方法で連続読みを指定している場合、次の動作切り替えが可能です。
通常読み:オープン後、クローズするまで連続して読み取りが行われます。
段数読み:オープン後、指定された回数分の読み取りが行われます。
(読み取ったコードが既に OBR バッファに格納されているときはカウントされません)
⑩ブザー制御
1 コードごとの読み取り完了をブザー音によって通知することができます。また,ブザー制御を無効にすることも可
能です。
※ブザーの音量は「環境設定メニュー」または,データ管理部が提供する関数によって設定することができます。そ
のため音量がオフになっている場合,ブザー音による通知を設定してあっても音はなりません。
⑪LED 制御
1 コードごとの読み取り完了を LED の点灯によって通知することができます。また LED 制御を無効にすることも可能
です。モードにより以下のように LED は制御は制御されます。
表5.11 LED 制御一覧
モード
読取り状態
0 1 2
読取り正常 変化なし 状態1 状態1
読取り以上 変化なし 状態2 変化なし
状態1 読み取りコードが正常な場合,LED を一定秒間緑色に点灯したのち消灯します。
状態2 読み取りコードが異常な場合,LED を一定秒間赤色に点灯したのち消灯します。
<読み取りコードが異常になる要因>
・ 指定した桁数の範囲外のバーコードを読み取った場合
・ チェックデジッド指定時のチェックデジッドエラー
・ CODE-39 における Full ASCII 変換エラー
⑫読み取り回数
連続読みの場合の読み取りコード数を設定できます。
(設定した回数分のコードを読み取り完了すると,自動的に読み取り待機状態となります)
1∼9 回まで設定することが可能です。