User manual - Cライブラリ解説書ver.1.01(2006年6月15日)

DT−300C ライブラリ解説書
102
5.2 機能
レーザーを点灯し、バーコードの読み取りができる読み取り可能状態と、レーザーを消灯し、バーコードの読み取り
ができない読み取り待機状態の切り替えを行ないます。また、現在の状態を参照することができます。
開始処理は読み取りコードの設定を行なうことも可能です。読み取りコードの設定についての詳細は設定を参照して
ください。
5.2.1 1 文字/文字列の読込み
(1)1 文字リード
OBR バッファから 1 文字を読出します。
(2)文字列リード
OBR バッファから1ラベル(コード)分読出します。
5.2.2 OBR データバッファの状態チェック
OBR バッファのデータ格納状態をチェックし、バッファ内の残りバイト数と残り段数を通知します。
5.2.3 OBR データバッファのクリア
OBR バッファのクリアを行います。
5.2.4 格納先バッファの切り替え
バーコードデータの出力先をキーバッファに切りかえる事により、読取ったデータをキー入力と同等に扱うことが
できます。
初期状態は OBR バッファを設定しています。
各バッファの使用方法を記載します。
キー押下
バーコード
読み込み
キー押下
バーコード
読み込み
・初期状態 ・キーバッファに切り替えた後
キーバッファ
OBR バッファ
キーバッファ
OBR バッファ
バッファ名 使用方法
OBR バッファ バーコードを読み取るとコード種別・データバイト数とともにデコードデータをバッファに
保存します。
同時に、キー入力関数で読み取り完了通知を指定している場合は通知します。バッファ内の
データはクリアするまで保存されるので、自由なタイミングで読み出しが可能です。また、
バッファ内のデータをすべて読み出して不要になったときは、バッファをクリアしてくださ
い。
キーバッファ 通常のキー入力と同様にデコードデータをキーバッファに出力します。
OBRバッファから切り替えた時は、OBRバッファを一旦クリアしてください。