User manual - 開発ガイドver.1.02(2006年6月15日)

DT-300 開発ガイド
6
2−2−2 PATHの設定
コンパイラやリンカ、DT−300用ツールが格納されているディレクトリにPATHを
設定します。
以下の例は「2−2−1 ハードディスクへのコピー」の冒頭で示した推奨するディレク
トリ構成になっている場合のものです。
●例(既存のPATHに追加する場合)
SET PATH=%PATH%;C:¥SHC¥BIN;C:¥SHC¥LNK;C:¥DT300¥TOOLS
2−2−3 環境変数の設定
①Cコンパイラシステム格納場所の設定(SHC_LIB)
Cコンパイラシステム(Cコンパイラメッセージファイル)を格納した場所のパスを
環境変数名「SHC_LIB」にセットします。
SET SHC_LIB=C:¥SHC¥BIN
ここで設定するのは、ライブラリファイルのある場所ではなく、コンパイラのある場所です。
環境変数名が「SHC_LIB」となっている為、ライブラリファイルのある場所と間違えやすいので
注意してください。
②中間ファイル作成ディレクトリの設定(SHC_TMP)
コンパイラは、プログラムのコンパイル処理中にいくつかの中間ファイルを生成します。
環境変数「SHC_TMP」は中間ファイルの作成ディレクトリを設定します。
SET SHC_TMP=C:¥SHC
★各環境変数名に設定できるパス名は、それぞれ1つずつだけです。
③プロテクトメモリ領域指定
SHCコンパイラは増設されている拡張メモリを使用するため、コンパイラが使用する
プロテクトメモリ領域を環境変数「DOS16M」に設定します。
ただし、設定が無ければコンパイラはVCPI規格または、DPMI規格でドライバに
メモリを要求します。
★PC/AT 互換機のメモリドライバは、基本的に上記規格に対応している為、大方の場合、環境変数
「DOS16M」は設定しなくても構いません
同様に Windows のDOS窓で動作させる場合も、設定しなくてかまいません。