User manual - 開発ガイドver.1.02(2006年6月15日)
DT-300 開発ガイド
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5.Q&A集
Q1:fread関数を使った時に異常終了となった場合、fclose関数にて異常終了した
ファイルをクローズすると、異常終了してしまうのですが?
A1:Cライブラリの仕様です。
fclose関数は、エラーフラグの立っているファイルはエラーと判断し、クローズ
しません。
このような場合の異常終了を回避するには、fread関数の後に次のような処理を行って
ください。
ret =fread( buf, size, n, fp );
if(ferror(fp))
{
ここにエラー時の処理を記述してください
clearerr(fp); ←エラーフラグをクリアします
}
Q2:lcd_gaiji関数にて外字登録を行うと、その外字はどの領域に登録されるの
ですか?
A2:ファイルデータを外字フォントエリアにメモリ展開します。
このエリアは、あらかじめ確保されているエリアなので、ワークエリアを圧迫することは
ありません。
Q3:KJ_CNVRTで、2バイトコードとエスケープ文字列を同一文字列に入れて
変換すると、エスケープ文字列も変換されてしまうのですが?
A3:制約事項です。
文字列内に2バイトコードがあった場合、それ以降の文字を全て変換しているためです。
同一文字列内で2バイトコードとエスケープ文字列を混在して使用しないでください。
例)
変換前
char dsp_data[ ]=“漢字¥n”;
↓
変換後
char dsp_data[ ]=“¥x8a¥xbf¥x8e¥x9a¥x5c¥x6e”;
Q4:キー入力関数で、リターン条件に「LB発生終了」を設定しておけばLB通知モードを
設定していなくても入力処理を脱出することができるのですか?
(key_read,key_num,key_string)
A4:脱出することはできません.
LB通知モードを設定し、さらにキー入力関数のリターン条件に「LB発生終了」を
設定しなければなりません。
Q5:コントラスト調整や、バックライトのON/OFFをプログラムで実行することは