User manual - 開発ガイドver.1.02(2006年6月15日)
DT-300 開発ガイド
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a.リンク対象オブジェクトファイルの指定
DT−300専用ファイル(AP_START.OBJ,AP_INIT.OBJ)と作成したアプリケーション
プログラムを指定します。
b.ROM化支援機能の指定
初期値付き変数領域を初期化コードと変数領域に分割するために,D,Rセッションを
指定して下さい。
c.アプリケーション開始アドレスの指定
次の値を指定して下さい。
・ 09048030
※ SUBCOMMANDファイルについては,「SH−Cリンケージエディタ ライブラリアン
オブジェクトコンバータ ユーザーズマニュアル」を参照して下さい。
2−4−2 リンクの実行
《書式》 LNK -SUBCOMMAND=<SUBCOMMANDファイル名>
2−4−3 B,Rセクション先頭アドレス補正ツール(SUBMK.EXE)
B,Rセクション先頭アドレス補正ツールは、マップファイルよりCセクションの
終了アドレスを求め、SUBCOMMANDファイルの書き換えを行います。
そこでこのツールを実行後、再度リンクを行わなければなりません。
★ 本ツールはサブコマンドファイルを直接書き換えてしまう為、事前に対象ファイルのバックアップを
取る必要があります。
補正はバックアップしたサブコマンドファイルに対して行ってください。
2−4−4 再リンクの実行(LNK.EXE)
《書式》 LNK -SUBCOMMAND=<SUBCOMMANDファイル名>
2−4−5 リンクの実行例
C:¥DT300¥SAMPLE>COPY SAMPLE.SUB SUBFILE.SUB ・・・・・ a
C:¥DT300¥SAMPLE>LNK -SUBCOMMAND=SUBFILE.SUB ・・・・・ b
C:¥DT300¥SAMPLE>SUBMK SUBFILE.SUB ・・・・・ c
C:¥DT300¥SAMPLE>LNK -SUBCOMMAND=SUBFILE.SUB ・・・・・ d
a.cで実行する「SUBMK.EXE」はSUBCOMMANDファイルを更新する為、
サブコマンドファイルを補正用サブコマンドファイルにコピーします。
b.B,Rセクション先頭アドレス補正ツール実行用のマップファイル(*.MAP)を作成
する為に1度リンクを実行します。
c.B,Rセクション先頭アドレス補正ツールを実行します。
d.補正されたサブコマンドファイルで再度リンクします。