fx-CGシリーズ アドインアプリケーション Physium (周期表と物理定数) 取扱説明書 http://edu.casio.
目次 目次 1 2 3 4 5 6 Physium の概要 Physium の起動方法 周期表 物理定数 eActivity から Physium を呼び出す 注意事項 20111101
1-1 Physium の概要 1 Physium の概要 • Physium アプリケーションを使うと、次のことができます。 元素周期表 • • • • • 元素周期表を表示します。 元素の原子番号、元素記号、原子量などを表示します。 元素を元素名、元素記号、原子番号、原子量で検索することができます。 元素の原子量を修正できます。 元素の原子番号、元素記号、電子配置、原子量を Spreadsheet モードのデータに保存 できます。 物理定数 • 分類別に物理定数を表示します。 • 物理定数を修正して保存できます。 • 物理定数を変数メモリーへ保存して、Run-Matrix モードで使用することができます。 メモ • 電卓の言語設定に従って、画面メッセージを設定した言語で表示します。 • このアプリケーションは、fx-CG シリーズの OS バージョンが 1.03 以上の電卓で動作 します。バージョンが 1.
2-1 Physium の起動方法 2 Physium の起動方法 1. メインメニューから Physium モードに入ります。 Physium モード 2. 次のような画面が表示されます。 カーソル 3. fc を押すと、カーソルが移動します。カーソルで「Periodic Table」 (周期表)また は「Fundamental Physical Constants」 (物理定数)を選択します。 4.
3-1 周期表 3 周期表 k 周期表画面 カーソル 元素記号 原子量 原子番号 属番号 周期番号 • 上端に族番号を、左端に周期番号を表示します。 • ランタノイドは L`、アクチノイドは A` と表示します。 • 周期表の欄外に、カーソルで選択している元素の原子番号、元素記号、原子量を表示し ます。 • ランタノイド、アクチノイドは周期表の下の欄に表示します。 • [L] (ランタノイド)を選択すると、原子番号は 57 ∼ 71 に、元素記号は Lant. に、原 子量は非表示になります。[A](アクチノイド)を選択すると、 原子番号は 89 ∼ 103 に、 元素記号は Acti. に、原子量は非表示になります。 • fcde で、カーソルが移動します。 1(SERIES)1(TRANS) ...............遷移元素 (Transition Elements) をハイライト 表示します。 2(A•METAL) .............アルカリ金属 (Alkali Metals) をハイライト表示 します。 3(A•EARTH) .............
3-2 周期表 5(SEARCH)1(NAME) .............. 元素名の検索ダイアログを表示します。 2(SYMBOL) ........ 元素記号の検索ダイアログを表示します。 3(No.) .................... 原子番号の検索ダイアログを表示します。 4(WEIGHT) .......... 原子量の検索ダイアログを表示します。 6(DETAIL)( または w) ................. カーソルで選択した元素の詳細表示画面(3-5 ページ ) になります。 (ランタノイドまたはアク チノイドが選択されている場合は、詳細表示画面 になりません。 ) J ....................................................... 周期表画面に戻ります。 u 元素名の検索 1. 周期表画面で 5 (SEARCH)1 (NAME)と押します。 • 元素名の検索ダイアログが表示されます。 2. 元素名を入力します(9 文字まで) 。 • あてはまる元素名が原子番号順に表示されます。 3.
3-3 周期表 3. fc を押して元素記号を選択します。 4. wを押すと、周期表画面に戻り、選択した元素にカーソルが移動します。 • 該当する元素がない場合は、 “Nothing” と表示されます。 • Jを押すと、ダイアログを閉じて、周期表画面に戻ります。 u 原子番号の検索 3 1. 周期表画面で 5 (SEARCH) (No.)と押します。 • 原子番号の検索ダイアログが表示されます。 2. 原子番号を入力します(数字 3 桁まで) 。 3. wを押すと、周期表画面に戻り、入力した原子番号の元素にカーソルが移動します。 • 一致する原子番号がない場合は、ダイアログを閉じて周期表画面に戻ります。カーソル 位置は変わりません。 • Jを押すと、ダイアログを閉じて、周期表画面に戻ります。 u 原子量の検索 1. 周期表画面で 5 (SEARCH) (WEIGHT)と押します。 4 • 原子量の検索ダイアログが表示されます。 2. 原子量を入力します(数字と小数点で 9 桁まで) 。 • あてはまる元素の元素記号と原子量が、原子番号順に表示されます。 3.
3-4 周期表 u 周期表のデータを Spreadsheet モードに保存する 1. 周期表画面で 3(ALL)1(STORE) と押します。 • ファイル名入力の画面になります。 2. ファイル名を入力して、w を押します。 メモ Spreadsheet モードには、以下のデータが保存されます。 A 列:原子番号(1から118までの数値) B 列:元素記号 C 列:電子配置 D 列:原子量(詳細表示画面で修正した値) u 原子量の値を初期値に戻す 1. 周期表画面で 3(ALL)2(INITIAL) と押します。 • 次のメッセージが表示されます。 2. 1(Yes) を押します。 k 拡大表示画面 カーソル • 周期表を拡大して表示します。 • fcde で、カーソルが移動します。 4(NORMAL) ( または J) .... 周期表画面に戻ります。 6(DETAIL) ( または w) ........
3-5 周期表 u ランタノイド、アクチノイド(Lanthanoids、Actinoids)画面 カーソル • 拡大表示画面で、L` または A` を選択して、6(DETAIL)(または w)を押すと、ラ ンタノイド画面またはアクチノイド画面になります。 • fcde で、カーソルが移動します。 6(DETAIL) ( または w) ........カーソルで選択した元素の詳細表示画面になります。 J .................................................
3-6 周期表 u 原子量の値を訂正する 1. 1(EDIT) を押します。 • 原子量の訂正状態になります。 2. 原子量の値を入力します。 • 原子量には、数字と小数点のみを 11 桁まで入力できます。 3. w を押します。 • 入力した値が保存されます。 • 3(INITIAL) を押すと、原子量の値が初期値に戻ります。 u 原子量の値を変数メモリーに保存する 1. 2(STORE) を押します。 •“Store Alpha Mem.”ダイアログボックスが 表示されます。 2. 値を保存する変数メモリーの文字を入力します。 3. w を押します。 u 原子量の表示形式を切り替える 1.
4-1 物理定数 4 物理定数 k 分野選択画面 b(Universal)..............................普遍定数の一覧画面になります。 c(Electromagnetic) ...............電磁気学定数の一覧画面になります。 d(Atomic & Nuclear) .............原子核物理学定数の一覧画面になります。 e(Physico-Chemical) .............物理化学定数の一覧画面になります。 f(Adopted Values) ................協定値の一覧画面になります。 a(My Drawer) ...........................My Drawer(お気に入り)画面になります。 J .................................................
4-2 物理定数 分類 定数 原子核物理学定数 α : 微細構造定数 物理化学定数 7.29735257E‒3 R∞ : リュードベリ定数 10973731.57 a0 : ボーア半径 5.2917721E‒11 me : 電子の質量 9.1093829E‒31 μ e : 電子の磁気モーメント ‒9.284764E‒24 m μ : ミュー粒子の質量 1.8835314E‒28 μ μ : ミュー粒子の磁気モーメント ‒4.490448E‒26 m τ : タウ粒子の質量 3.16747E‒27 mp : 陽子の質量 1.6726217E‒27 μ p : 陽子の磁気モーメント 1.4106067E‒26 mn : 中性子の質量 1.6749273E‒27 μ n : 中性子の磁気モーメント ‒9.662364E‒27 NA : アボガドロ定数 6.0221429E23 mu : 原子質量単位 1.6605389E‒27 F : ファラデー定数 96485.3365 R : 気体定数 8.3144621 k : ボルツマン定数 1.
4-3 物理定数 k 定数一覧画面 • 定数を「記号=数値」のように表示します。 • fc を押すとカーソルが移動して、定数が選択されます。 (数字キーを押しても選択し 1(EDIT)................................ 選択した定数を訂正します。 た定数の訂正になります。 ) 2(STORE) ........................... 選択した定数を変数メモリーに保存します。 3(DETAIL) ( または w) ... 選択した定数の詳細ダイアログを表示します。 4(KEEP) .............................. 選択した定数を My Drawer(お気に入り)に保存します。 •4 (KEEP)を押すと“Complete!”メッセージが出ま す。J を押してメッセージを閉じます。 5(INITIAL) ........................... 選択した定数の値を元の数値に戻します。 6(ALL•INIT) ........................ すべての定数の値を元の数値に戻します。 J ...........
4-4 物理定数 k 定数を訂正する 1. 訂正する定数を選択して 1 (EDIT)を押します。 • 定数の訂正状態になります。 2. 定数を訂正します。 3. wを押します。 • 訂正された定数が保存されます。 • 15 桁以上入力した場合でも、記憶される有効桁数は 15 桁になります。 • 定数の編集状態で入力が正しくない場合は、エラー(Syntax ERROR)になります。 • 定数の編集状態で入力が数学的におかしい場合は、エラー(Ma ERROR)になります。 k 定数を変数メモリーへ保存する 1. 変数メモリーに保存する定数を選択して 2 (STORE)を押します。 • 保存ダイアログが表示されます。 2. 保存する定数をアルファベットで入力します(1 文字) 。 3.
4-5 物理定数 k 詳細ダイアログ • 定数を選択して 3 (DETAIL)または w を押すと、詳細ダイアログが表示されます。 • 定数の名称、記号、単位を表示します。 名称 記号 単位 k すべての定数を元の数値に戻す • 定数一覧画面で、6 (ALL•INIT)を押すと、Init All ダイアログが表示されます。 • 1 (Yes)を押すと、定数一覧画面にあるすべての定数の値を元の数値に戻します。 20111101
5-1 eActivity から Physium を呼び出す 5 eActivity から Physium を呼び出す eActivity では Physium ストリップを入力して、Physium を呼び出すことができます。 ここでは、Physium ストリップの挿入方法、Physium ストリップの使い方を説明します。 eActivity についての詳細は fx-CG20 ソフトウェア取扱説明書「第 10 章 eActivity(電 子教材)」を参照してください。 k eActivity ファイルに Physium ストリップを挿入するには 以下の操作では Physium ストリップを挿入する eActivity ファイルがすでに開いていると します。新規ファイルの作成やファイルの基本操作については、fx-CG20 ソフトウェア取 扱説明書「3. eActivity ファイルの操作」 (10-4 ページ)を参照してください。 u eActivity ファイルに Physium ストリップを挿入するには 1.
5-2 eActivity から Physium を呼び出す 6. wを押すと、ストリップのタイトルが確定されます。 • ストリップが選択された状態となります。 • ここで w を押すとストリップを実行します。ストリップを実行する手順は、次の「ス トリップから Physium を呼び出すには」を参照してください。 k ストリップから Physium を呼び出すには ここでは、eActivity ファイルに挿入した Physium ストリップの操作について説明します。 以下の手順では実行できる Physium ストリップを挿入した eActivity ファイルがすでに開 いているとします。 1. eActivity の作業画面で、fc を押して Physium ストリップを選択します。 2. wを押します。 • Physium が呼び出され、Physium の最初の画面が表示されます。 3.「Physium の起動方法」 (2-1 ページ)の手順 3 からの操作を行います。 4.
6-1 注意事項 6 注意事項 • Physium の各画面、ダイアログを表示中に、画面のキャプチャーができます。 (詳細は、 fx-CG20 ソフトウェア取扱説明書「第 1 章 9.
6-2 注意事項 • 元素のイメージ画像の著作権は下記に帰属します。 著作権 元素名 水素 元素名 © ordus - Fotolia.com ルテニウム © DeVIce - Fotolia.com ヘリウム © Elenathewise - Fotolia.com ロジウム © Pix by Marti - Fotolia.com リチウム © Coprid - Fotolia.com パラジウム © Pix by Marti - Fotolia.com ベリリウム © travis manley - Fotolia.com 銀 © Zee - Fotolia.com 炭素 © Paylessimages - Fotolia.com カドミウム © Florian Ertl - Fotolia.com 窒素 © Stefan Körber - Fotolia.com インジウム © 263 - Fotolia.com 酸素 © Kor_Alex - Fotolia.com スズ © dvs71 - Fotolia.
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