User manual - File 2
u 190 u
例2
a
n+2
=a
n+1
+a
n
(フィボナッチ数列)を入力し、変数nの値を1から6まで変
化させて数表を作成する。ただし、a
1
=1、a
2
=1とする。
(1)漸化式タイプが線形3項間漸化式に設定されている状態から、式を入力します。
3(TYPE)3(a
n+2
)4(n,a
n
…)3(a
n+1
)
+2(a
n
)
(2)w を押した後、5(RANG)を押します。数表レンジ設定表示になり、最下行に次
のようなメニューが現われます。
u a
0
│a
1
...... {a
0
(b
0
)とa
1
(b
1
) │ a
1
(b
1
)とa
2
(b
2
)}の値を設定。
数表レンジとは、漸化式を計算するときの変数nの条件と数列の初項のことです。
u Start ..................... 変数nの初期値。
u End ...................... 変数nの最終値。
u a
0
、a
1
、a
2
............. 第0項a
0
/b
0
、第1項a
1
/b
1
、第2項a
2
/b
2
の値。
※変数nは1ずつ増加します。
(3)数表レンジを設定します。
2(a
1
)
bwgwbwbw
(4)漸化式の数表を表示します。このとき、最下行は数表メニュー表示になります。
J6(TABL)
漸化式入力および数表作成時の諸注意
u 本機が記憶できる漸化式の数表は1つです。
u{a
n
}の一般項にはnの1次式以外に指数式(「a
n
=2
n
−1」など)、分数式(「a
n
=
(n+1)/n」など)、無理式(「a
n
= n− n−1」など)、または三角関数式(「a
n
=
sin2nπ」など)などを入力して、数表を作成することができます。
u 数値レンジを設定するとき、以下の点に注意してください。
・Start、Endが負の数、小数、分数のとき
負の数は正の数に、小数や分数は整数部のみを取り出して数表を作成します。
・Start=0で、初項に a
1
/b
1
が選択されているとき
Start=1に変更して数表を作成します。
・Start>Endのとき
StartとEndの値を入れ替えて、数表を作成します。
・Start=Endのとき
Startの値の数表のみ作成します。
・Startの値が大きいとき
線形2項間/線形3項間漸化式の数表作成に時間がかかる場合があります。
16-2
漸化式の入力と数表作成
成分指定セル(6桁まで表示)
成分指定セルの数値
GY-355/357/359Ch16.Jp-k1026n 04.11.18, 14:02190