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u 59 u
3-5. 最小値/最大値計算 [OPTN]-[CALC]-[FMin]/[FMax]
関数解析メニュー表示から次の書式で最小値/ 最大値計算式を入力することにより、区
間
a≦x≦bにおける関数式の最小値/最大値を求められます。
・ 最小値計算式 6(g)1(FMin) f (x), a , b , n )
演算精度(n=1∼9)
最小値を求める区間の終点
最小値を求める区間の始点
・ 最大値計算式 6(g)2(FMax) f (x), a , b , n )
演算精度(n=1∼9)
最大値を求める区間の終点
最大値を求める区間の始点
最小値/最大値計算の実例
例1
関数y=x
2
−4x+9の始点a=0、終点b=3の区間における最小値の座標を
求める。ただし、演算精度の n=6とする。答:(x,y)=(2,5)
AK4(CALC)6(g)1(FMin)
vx-ev+j,(関数 f (x)の入力)
a,d,(区間 [a, b] の入力)
g)(演算精度nの入力)
w
例2
関数y=−x
2
+2x+2の始点a=0、終点b=3の区間における最大値の座標
を求める。ただし、演算精度の n=6とする。答:(x,y)=(1,3)
AK4(CALC)6(g)2(FMax)
-vx+cv+c,(関数 f (x)の入力)
a,d,(区間 [a, b] の入力)
g)(演算精度nの入力)
w
※ 関数 f (x)にはXの式しか使うことができません。X以外(Xを除くA∼Zおよびr、
θ
)
の変数は定数と見なされ、その変数メモリ−に記憶されている数値を使って計算
されます。
※ 演算精度n、閉じカッコは省略することができます。
※不連続な点、急激に変化する部分では精度がでなかったりエラーになったりする
ことがあります。
※ 最小値/最大値計算の書式の各項の中に、ソルブ計算式、微分/2次微分計算式、積
分計算式、最小値/最大値計算式、Σ計算式を入力することはできません。
※ 演算精度nの数値を大きくすると精度は上がりますが、演算時間は長くかかります。
最小値/最大値計算時の諸注意
u 最小値/ 最大値を求める区間の終点bには、始点aより大きな値を入力してくださ
い。終点bの値が始点aの値より小さいときは、エラーとなります。
u 最小値/最大値計算中(カ−ソルが消えている状態)にAを押すと、最小値/最
大値計算は中止されます。
u nには1∼9までの整数を入力してください。それ以外の値を入力したときは、
エラーとなります。
GY-355/357/359Ch03.J-k1026n 04.11.18, 13:5359