User manual - File 1
u 58 u
なお、tol値を省略するとtol値は1E-5に、またn値を省略するとnには式に応じた適
切な値が、それぞれ自動的に設定されます。
※
積分計算を行なう場合には、計算に時間がかかることがあります。
積分計算の応用
●積分同士の四則計算ができます。
∫
f (x)dx+
∫
g(x)dx
など
●積分計算の結果に対して、四則計算や関数計算ができます。
2×
∫
f (x)dx など
log
(
∫
f (x)dx
)
など
● 積分計算の書式の各項(f (x)、a、b、n)に、関数式を用いることができます。
∫
(sinx+cosx) dx
=
∫
(sinx+cosx, sin0.5, cos0.5, 5)
※ 積分計算の書式の各項の中に、ソルブ計算式、微分/2次微分計算式、積分計算式、
最小値/最大値計算式、Σ計算式を入力することはできません。
積分計算時の諸注意
u
積分計算中(カーソルが消えている状態)にAを押すと、積分計算は中止されます。
u 三角関数の積分計算は、通常Radモードで行なってください。
u 積分する関数の種類、積分区間における正・負、または積分したい区間によっ
ては求めた積分値の誤差が大きくなり、エラーとなることがあります。
正確な積分値を求めるために、以下の点にご注意ください。
1. 周期関数や、積分区間によって関数f (x)の値が正・負 に な る 場 合 は
→1周期ごと、または正の部分と負の部分に分けて積分値を求め、各々を加算
します。
∫
f (x)dx=
∫
f (x)dx+
(
−
∫
f (x)dx
)
正の部分(S 正) 負の部分(S 負)
2. 積分区間の微小移動により、積分値が大きく変動する場合は
→積分区間を分割して(変動の大きい箇所をより細 かく分 割する) 積分値を求
め、各々を加算します。
∫
f (x)dx=
∫
f (x)dx+
∫
f (x)dx+ …… +
∫
f (x)dx
3-4
積分計算
S 正
b
a
c
a
b
c
S 負
b
a
x
1
a
x
2
x
1
b
x
4
b
a
d
c
b
a
b
a
cos0.5
sin0.5
GY-355/357/359Ch03.J-k1026n 04.11.18, 13:5358