User manual - File 1
u 57 u
面積 f (x)dxを求めます。
b
a
3-4. 積分計算 [OPTN]-[CALC]-[∫dx]
積分計算は関数解析メニュー表示から、次の書式で積分計算式を入力することによ
り求められます。
・ガウス-クロンロッド(Gauss-Kronrod)法を用いたとき
4(
∫
dx) f (x), a , b , tol )
始点 終点 許容誤差範囲数
∫
( f (x), a, b, tol) ⇒
∫
f (x)dx
・シンプソン(Simpson)法を用いたとき
4(
∫
dx) f (x), a , b , n )
始点 終点 分割数N=2
n
のnの値
∫
( f (x), a, b, n) ⇒
∫
f (x)dx, N=2
n
積分計算とは、上の図に示すように区間a≦x≦bにおいて常に f (x)≧0であり、かつ
連続的な関数y= f (x)のaからbまでの積分値、すなわち斜線の部分の面積を求める
ものです。
※ 区間 a≦x≦bにおいて
f (x)<0の場合、積分計算結果は負の値(すなわち面積の値
に−1をかけたもの)となります。
積分演算方法の切り替え方
本機は積分演算方法としてガウス-クロンロッド法とシンプソン法を持っています。
計算は、セットアップ表示を呼び出し、積分計算方法(Integration)を「Gaus」または
「Simp」に設定してから行ないます。
以後の説明は、ガウス-クロンロッド法を用いて行ないます。
積分計算の実例
例
∫∫
∫∫
∫
(2x
2
+3x+4)dx を求める。ただし、許容誤差範囲数は tol =1E-4とする。
AK4(CALC)4(
∫
dx)
cvx+dv+e,(関数 f (x)の入力)
b,f,(積分区間 [a, b] の入力)
bE-e)(tolの入力)
w
※関数 f (x)にはXの式しか使うことができません。X以外(Xを除くA∼Zおよびr、
θ
)
の変数は定数と見なされ、その変数メモリ−に記憶されている数値を使って計算
されます。
※ ガウス-クロンロッド法におけるtol値およびシンプソン法におけるn値、閉じカッコ
は省略することができます。
b
a
b
a
5
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GY-355/357/359Ch03.J-k1026n 04.11.18, 13:5357