User manual - AP-460MIDIインプリメンテーション
ります。詳細に関しては下記に説明する「10.1 Timbre Type について」を参照してください。
10.1 Timbre Type について
本機の各パートで選択された Tone には音源動作の種類を設定する「Timbre Type」というパラメータがあ
ります。これは、「20.1 Tone Basic Parameter」で説明されるとおり、Melody、LM Piano、Piano、Drum、
のいずれかの値に設定されており、受信したチャンネルメッセージに対する動作が Timbre Type に応じて異
なります。
• Timbre Type が Melody のとき
通常のメロディー音色のための Type です。ダンパーペダルはオン/オフ動作をします。
• Timbre Type が Piano のとき
ピアノ音色のための Type です。発音中のボイスの減衰速度がダンパーペダルの位置に応じて連続的に
変化します。ノートメッセージに対する発音の仕方もメロディーとは異なり、ピアノに最適な動作を行
います。
• Timbre Type が LM(Linear Morphing) ピアノのとき
Linear Morphing ピアノ音色のための Type です。
発音中のボイスの減衰速度や、Damper Resonance エフェクトの特性がダンパーペダルの位置に応じ
て連続的に変化します。ノートメッセージに対する発音の仕方もメロディーとは異なり、ピアノに最適
な動作を行います。
• Timbre Type が Drum のとき
ドラム音色のための Type です。ノートメッセージに対する発音の仕方はドラムに最適な動作を行いま
す。ノートオフを認識しない音色ではダンパーペダルとソステヌートペダルが作用しません。チューニ
ング設定の影響も受けません。
10.2 Tone 選択時の DSP 割り当て
10.2.1 DSP ラインの構造
本機では同時に使用できる DSP は 4 ライン用意されていますが、DSP を使用した Tone が選択されたとき
には、必要な数の DSP ラインを確保し、Tone に付随する DSP が設定されます。DSP を使用する Tone は
「22 DSP 付き Tone リスト」を参照してください。
10.2.2 DSP ラインの割り当て
同時に複数の Part で DSP 付き音色が選択された場合、DSP のラインが不足する可能性がありますが、そ
の場合、すでに使用中の DSP ラインのいずれかが解放され、新たに選択された音色に付随する DSP ライン
が優先的に確保されます。
10.2.3 複数の Part から同一の DSP ラインを使用する場合
DSP を使用した Tone が選択された複数の Part で、以下の設定がすべて同一である場合は、DSP ライン
節約のために、同一の DSP ラインが割り当てられます。(Note1)
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