User manual - AP-460

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いろいろな音色を聴いてみましょう
18種類の音色のうち、最初の5個はグランドピアノ音色
です。それぞれ異なる長所を持ったおすすめの音色です
ので、演奏する曲やお好みに合わせてお選びください。
コンサート、モダンの2音色は、ボタンを使って選べ
す。
コンピュータグラフィックスの「モーフィング技術」
を応用して、フルコンサートグランドピアノからサン
プリングした複数の強弱音をつなぎ目なく連続的に変
化させます。
低音部専用の音色(ベース)について
7ページの手順1で、右端のベース音色(BASS LOWER)を
選んだ場合には、低音部(左側)の鍵盤だけが選んだ音色に
なり、高音部(右側)の鍵盤には前の音色がそのまま残りま
す。
このように鍵盤が分かれて、それぞれ別々の音色で弾け
る機能を「スプリット」と呼びます。
ベース以外の音色を選ぶと、通常の1音色の状態に戻りま
す。
録音機能のトラック2の録音では、ベース音色は選べま
せん。
ダンパーペダルやソステヌートペダルを踏んだとき余韻
を長くする効果が、ベース音色にもかかるように設定で
きます。
詳細は、27ページの「ベースのダンパー効果」の項目を
参照してください。
本機のピアノ音色は、アコースティックピアノの響きを特徴
付ける要素を内蔵しています。それぞれ、4段階で調整でき
ます。
HAMMER RESPONSE(ハンマーレスポンス)
STRING RESONANCE(ストリングレゾナンス)
LID SIMULATOR(リドシミュレーター)
本機の天板を開閉しても、LID SIMULATORの設定値は
変化しません。
1.
FUNCTIONボタンを押しながら、設定したい
要素に対応しているボタンを押します
ボタンを押すたびに、1(ピッ)3 2(ピピッ)3
3(ピピピッ)3 4(ピピピピッ)3 1(ピッ)
音が鳴り、設定値が切り替わります。
各ボタンのランプは、選んだ要素が標準値に設定さ
れているときに点灯します。
ピアノ音色には、他に次の要素があります
キーオフシミュレーター
音色名 特徴
コンサート
(CONCERT)
リニアモーフィング
によるダイナミック
で自然な音色変化をするフルコンサートグ
ランドピアノ音色です。
ダンパーや共鳴などピアノの様々なニュア
ンスを追求した音色で、どんなジャンルの
ピアノ演奏にも適しています。
モダン
(MODERN)
明るめのグランドピアノ音色です。鍵盤
タッチによる音量や音質の変化がつきやす
くなります。
ダイナミックで華やかな演奏効果をあげる
のに適しています。
クラシック
(CLASSIC)
アコースティックピアノに近い、自然な響
きと演奏性を持つグランドピアノ音色です。
共鳴効果などが分かりやすく、繊細な表現
が可能です。練習にも適しています。
メロー
(MELLOW)
暖かみがあり落ち着いたグランドピアノ音
色です。
ブライト
(BRIGHT)
明るくてクリアなグランドピアノ音色です。
分け目
低音部 高音部
ベース パイプオルガン
(前に選んでいた音色)
アコースティックピアノの音の
特徴を調整する
鍵盤を押してから音が鳴るまでの時間のズレを調整しま
す。
設定値
1:速め 2:グランドピアノのイメージ 
3:やや遅め 4:遅
アコースティックピアノ特有の響き方(弦の共鳴)を調
整します。
演奏する曲やイメージにあった響きを選ぶことができま
す。
設定値
1:抑えめ 2:やや抑えめ 3:響く 4:よく響く
グランドピアノの天板の開き具合による音の鳴り方の違
いを調整します。
設定値
1:天板を閉じている状態
2:天板を少し開けている状態
3:天板が全開の状態
4:天板を取り外している状態
鍵盤から指を離したときの音の減衰
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