User manual - AP-45C
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鍵盤の設定を変えてみましょう
チューニングについて
他の楽器の演奏に合わせて、本機全体のピッチを
A4=440.0Hz から± 50 セント
※
の範囲で調節することが
できます。
チューニングの設定は、以下の鍵盤を使用します。
チューニングの設定
1
設定ボタンを押しながら、いずれかの鍵盤を押し
ます。鍵盤“E
4(−)”を押すごとに、約 0.8 セ
ント
※
(1/128半音)ずつ下がり、鍵盤“F4(+)”
を押すごとに、約 0.8 セント
※
ずつ上がります。
●
鍵盤を押し続けると、数値をすばやく変更できます。
●
このとき、どの鍵盤を押しても音は鳴りません。
NOTE
●
設定ボタンを押しながら鍵盤“E
4
(−)”と鍵盤“F
4
(+)”
を同時に押すと、チューニングはA
4
=440.0Hzになり
ます。
※“100 セント=半音”です。
−:ピッチを下げるとき
に押します。
設定鍵盤
+:ピッチを上げるとき
に押します。
音律について
現代のピアノは、「平均律」と呼ばれる方法で調律されてお
り、本機もこの方法に従っています。しかし、鍵盤楽器の歴
史においては「平均律」は比較的最近のもので、バッハの時
代やベートーベンの時代、あるいはショパンの時代それぞれ
に、さまざまな調律法が存在し、普及していました。
本機は平均律を含め7種類の異なる音律を搭載しており、古
典音楽を当時の音律の持つ独特の響きのままに再現するこ
とができます。
音律を選択する場合は、以下の鍵盤を使用します。
B
5 ........ 12 平均律
B5 ......... キルンベルガ−第Ⅲ法
C6 ......... ヴェルクマイスタ−第 1 技法第 3 法
C
6 ........ ミ−ント−ン(中全音律)
D6 ......... ピタゴラス音律
E
6 ......... 純正律長調
E6 ......... 純正律短調
NOTE
●
電源を入れたときの音律の設定は“12平均律 ”、ルート
(音律の基準となるキー)は“C”に設定されています。
●
上記の音律についての解説は、25ページの「それぞれ
の音律の特長」をご参照ください。
(黒鍵)B
5
E
6
F
5
(黒鍵)F
4
ルートを選ぶときに
使用する範囲
音律を選ぶときに
使用する範囲
430A-J-026A