User manual - MIDIインプリメンテーション

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第IV部
本機固有のSystem Exclusive Message
16 フォーマット
ここでは、本機固有のSystem Exclusive Messageのフォーマットについて説明しています。
実際にどのようなデータが転送できるかは後述の「V Parameter List」を参照して下さい。
16.1 メッセージの分類
基本的に、本機固有のシステムエクスクルーシブメッセージの通信に対応する動作は、パラメータデータの
転送です。
外部機器から、このパラメータ転送のメッセージを使用することで以下の操作が可能となります。
本機の個々のパラメータの値を変更する
本機の個々のパラメータの値を読み込む
また、パラメータは機器の設定値として使用されるだけでなく、本機が受信した時にコマンドとして動作するも
のや、本機から機器の状態を送信するためのものもあります。
転送対象となるパラメータのカテゴリーを分類すると下記のようになります。
16.2 基本メッセージ構造
本機固有のSystem Exclusiveメッセージはパラメータを単体で送受信を行うための「Individual Parameter
Transfer」という方法を使用しており、動作に応じていくつかの種類のメッセージが用意されています。
そのメッセージの種類を示すのがSysExメッセージの中の「Action」と呼ばれるフィールドの値です。 bodyと呼
ばれる部分は、このactの値によってフォーマットが異なります。
以下の表は本機固有のSystem Exclusiveメッセージの各actionのフォーマットを示したものです。表の左側か
「Y」と記載されているフィールドを順番に並べたものが、メッセージの実体となります。
機能セクション パラメータカテゴリ 詳細
System System
コマンド、機器の状態
Setup
機器の基本設定
Sound Generator Patch
音源共通設定(システムエフェクト、マスター設定等)
音源パート設定(Tone選択、ミキシング、チューニング等)
Tone
音色パラメータ、DSP設定
Scale Tune Scale Tune Table
Music Player Music Library
ユーザーソングデータ
act SX MAN MOD dev act body act 依存部分) EOX
cat mem pset blk pkt prm idx len data
IPRYYYYYYYYYYYYY-Y
IPSYYYYYYYYYYYYYYY