MA1303-D P 方位・高度・気圧・温度計測機能 3246 JA 取扱説明書 3246 このたびは、弊社製品をお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。 末長くご愛用いただくために、この説明書をよくお読みいただき、正しくお取り 扱いくださいますようお願い申し上げます。 本機を安全に正しくお使いいただくための注意事項「安全上のご注意」を本書に 記載しています。本機をご使用になる前に、必ずお読みください。 なお、この説明書は大切に保管し、必要に応じてご覧ください。 ※ 本書に記載の製品イラストの中には、視認性を考慮して、実際のものとは異 なる描写を行なっているものがあります。ご了承ください。 ご使用前に十分に光を当ててください 本機は、光で発電した電気を充電しながら使うようになっております。 安定してお使いいただくために、本書に従って、光が当たるようにしてお 使いください。 (充電時間については、12 ページの「電源について」をご参照ください) 本機の計測機能は、専門的な計測器としての用途を目的に製造されたもの ではありません。ご使用にあたっては本機の特性をよくご理解の上、あく までも
安全上のご注意 絵表示に 本書および製品への表示では、製品を安全に正しくお使いいただき、あ なたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するため、色々な ついて 絵表示をしています。その表示と意味は次のようになっています。 危険 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を 負う危険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。 警告 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を 負う危険が想定される内容を示しています。 注意 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う危険が 想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示して います。 絵表示の例 記号は「気をつけるべきこと」(注意)を意味しています (左の例は感電注意)。 記号は「してはいけないこと」(禁止)を意味しています (左の例は分解禁止)。 記号は「しなければならないこと」(強制)を意味してい ます(左の例は電源プラグをコンセントから抜く)。
警告 本機をスキューバダイビング(アクアラング)に使用しないでくだ さい。 ※本機はダイバーズウオッチではありません。誤って使用すると、 事故の原因となります。 電池の取り扱いについて 本機で使用しているボタン電池を取り外した場合は、誤ってボタン電池を飲むこと がないようにしてください。特に小さなお子様にご注意ください。 電池は小さなお子様の手の届かない所へ置いてください。万一、お子様が飲み込ん だ場合は、ただちに医師と相談してください。 注意 お手入れについて ケース・バンドは汚れからサビが発生し、衣服の袖口を汚すことがあります。ケー ス・バンドは常に清潔にしてご使用ください。特に、海水に浸した後放置しておく とサビ易くなります。 1
注意 かぶれについて 時計の本体およびバンドは、直接肌に接触していますので、使用状態によってはか ぶれを起こす恐れがあります。 1 金属・皮革に対するアレルギー 2 時計の本体およびバンドの汚れ・サビ・汗等 3 体調不良等 • バンドをきつくしめると、汗をかきやすくなり、空気の通りが悪くなりますので かぶれ易くなります。バンドは余裕をもたせてご使用ください。 •「抗菌防臭バンド」は汗などによる細菌の繁殖を抑え、においの発生を防ぐもので、 皮膚のかぶれを防ぐものではありません。 • 万一、異常が生じた場合は、ご使用を中止し、医師にご相談ください。 分解しないでください 本機を分解しないでください。ケガをしたり、本機が故障する原因となるこ とがあります。 データ控えを作ってください 記憶させた内容は、ノートなどに書くなどして、本機とは別に、必ず控えを 残してください。 本機の故障、修理や電池消耗により、記憶内容が消えることがあります。 2
注意 ご使用にあたって 時計表示の確認は、思わぬ転倒やケガの予防のため、十分に安全が確認された場所 で行なってください。特に、道路でのマラソンやジョギング、自転車やバイク・自 動車等の運転中は事故の原因になることがありますので、十分にご注意ください。 また、第三者への接触による事故防止にも十分にご注意ください。 時計着脱の際に、中留で爪を傷つける恐れがありますのでご注意ください。特に、 長く伸ばした爪では、中留の操作はおやめください。 思わぬケガやアレルギーによるかぶれを防ぐため、就寝時は時計をはずすなど十分 にご注意ください。 幼児を抱いたり、接したりする場合は、幼児のケガやアレルギーによるかぶれを防 ぐため、時計をはずすなど十分にご注意ください。 オートライト作動時のご使用について オートライト作動状態のとき、本機を腕につけて自動車などを運転すると、不用意 にライトが点灯し、運転の妨げになり危険ですのでおやめください。交通事故の原 因となることがあります。 3
目次 安全上のご注意 表紙裏面 十分に光を当ててご使用ください 6 液晶表示について 7 本機の使用例 8 操作のしくみと表示の見方 10 電源について 12 パワーセービング機能について 16 ライト点灯について 17 ボタンを押して点灯させる ....................................17 時計を傾けて点灯させる........................................18 操作音について 20 方位計測 21 方位計測のしかた ...................................................22 計測した方位を記録する(ベアリングメモリー)...23 計測時/保管時のご注意........................................24 4 「磁北」を基準とした方位補正のしかた...............27 方位計測の基準を「真北」に変更する (磁気偏角補正).............................................
計測異常検出機能 57 “ERR”表示となるときは .....................................57 日の出/日の入りモードの使い方 58 使用場所のセット ...................................................58 日の出/日の入り時刻の見方 ................................61 ワールドタイムの使い方 アラーム・時報の ON / OFF 設定 .....................72 鳴っている電子音を止めるには ............................72 モニターアラーム ...................................................72 ホームタイムデータ (時刻・カレンダーなど)の合わせ方 73 セットのしかた .......................................................73 65 都市のサーチ ..............................
十分に光を当ててご使用ください 本機は、光で発電した電気を充電しながら使うようになっ ております。 安定してお使いいただくためには、本機のソーラーセルに 光が当たるようにしてお使いください。 ● ライト(表示用照明)をたくさん使うと ライトを多用すると二次電池の容量は早く減ります。 放 電 ● 光が当たっているときと当たらないとき 〈光が当たっているとき〉 光 二次電池 ソーラーセル (光で充電) 電気エネルギー 二次電池 充 電 供給 オートライト機能を使うと、頻繁にライトが点灯する 状態になりますのでご注意ください。 ● 時計に光が当たるようにしましょう • 電池容量を示すバッテリーインジケーターがレベル 3 になると機能に制限がかかりますので、レベル 1、レ ベル 2 を保つように光を当ててください。 供給 〈光が当たっていないとき〉 光 放 電 <バッテリーインジケーター> レベル1 二次電池 レベル2 供給 時計は光が当たらないときでも常に動いていますので、この ままでは二次電池の容量が減って機能が使えなくなります。 6 レベル3 二次電池 レベル4 すべての機
• 腕から外したときは表示面(ソーラーセル)を明るい 方に向けて置くなどして、充電を心掛けてください。 ソーラーセル 光 蛍光灯下や窓際などの光が 当たる所に置いてください。 • 腕に付けているときはなるべく袖が表示面(ソーラー セル)にかからないように使用してください。 液晶表示について 製品によって、液晶表示のタイプが異なります。 なお、本書に記載しているイラストは、視認性を考慮して 「白地に黒」で描写しております。ご使用になる製品によっ ては、本書に記載しているイラストの黒い部分(「時刻」、 「機能が ON になっているときに点灯するインジケーター やマーク」など)が、「白または他の色で表示される」と 置き換えてご覧ください。 ※ 液晶表示のタイプは製品によって決まっているため、 1 つの製品でタイプを切り替えることはできません。 <Aタイプ> 一部でも袖に隠れていると、 充電効率が著しく低下します。 ON <Bタイプ> ON 7
本機の使用例 <登山に使用するとき> .
本機は内蔵されたセンサーにより、方位・高度・気圧・温度をそれぞれ計測し、入力された緯度経度情報から、日の 出/日の入り時刻を表示しますので、登山やハイキングなどに使用すると便利です。 . 登山を始めてから ● 高度を見て、どのくらい 登ったかがわかります。 また、高度と日時がメモ リーできます。 ➟45 ページ「高度計測」 参照 <高度計測モード> ● 方位計測で、現在どの方 位を向いているのかがわ かります。 ● 登山中の気圧や気温を計測 することができます。 ➟21 ページ「方位計測」 ➟39 ページ「気圧・温度計測」 参照 高度傾向グラフ 参照 <気圧・温度計測モード> <方位計測モード> 方位 気圧傾向グラフ 温度 高度差表示 高度 気圧 時刻モードの時刻 方位の角度 時刻モードの時刻 .
操作のしくみと表示の見方 ● C・B・A ボタンを押すと各計測モードに切り替わり、自動的に計測が開始されます(D ボタンを押すと時刻モー ドに戻ります)。 ● 高度計測モードで、計測間隔を 2 分に設定しているときは約 24 時間、計測間隔を 5 秒に設定しているときは約 1 時 間ボタン操作を行なわないと、自動的に時刻モードに戻ります。 方位計測モード 時刻モード C 方位の計測ができます。 曜日 月・日 D D P-21 気圧・温度計測モード 午後マーク (午前は消灯) B 気圧と温度の計測がで きます。 気圧傾向グラフを表示 します。 ボタン 時・分 秒 ボタン ボタン ボタン D P-39 ボタン ボタン(ライト点灯) ★表示切替えについて 高度計測モード A 高度の計測ができます。 高度のメモリーができ ます。 P-45 10 D E ボタンを押すごとに本機上部の表示内容が切り替わります。 E E E 曜日 月・日 年 月・日 月・日 気圧傾向グラフ
● D ボタンを押すごとに、日の出/日の入りモード、リコールモード、ワールドタイムモード、ストップウオッチモード、 タイマーモード、アラームモードに切り替わります。 ● リコールモード、アラームモード、方位計測モードで 2 ∼ 3 分間ボタン操作を行なわないと、自動的に時刻モードに 戻ります。 ● モードを切り替えたとき、グラフィックが時計のベゼル部分にあるモード名を指します。 日の出/日の入りモード 緯度と経度で特定した場所の日の出と 日の入り時刻を見ることができます。 D P-58 リコールモード メモリーした高度の記録を呼び出し て見ることができます。 D ワールドタイムモード 世界 48 都市 31 タイムゾーンの時 刻を知ることができます。 P-50 P-65 D D アラームモード タイマーモード ストップウオッチモード アラーム時刻のセットや時報の ON/ OFF ができます。 1 分単位で 24 時間までセットでき、 セットした時間を経過すると 5 秒間 の電子音が鳴ります。 P-69 1/100 秒単位で 23 時間 59 分 59 秒 99(24 時間計)ま
電源について 本機はソーラーセルで発電し、二次電池に充電しながら使 うようになっております。光が当たりにくい場所での保管 および使用、長袖で本機が隠れたままの使用が長時間続き ますと、二次電池が消耗して表示しなくなることがありま す。安定してご使用いただくために、なるべく光が当たる ようにしてお使いください。 二次電池が消耗して時計機能が停止すると(レベル 5)、 メモリーされているデータや設定は消去されます。 12 ● すべてのバッテリーインジケータ(H,M,L) が点滅している場合 ライトやアラームなどを短時間に連続して使用し、電池に 大きな負担がかかった場合、すべてのバッテリーインジ ケーター(H,M,L)が点滅して、一時的に以下の操作がで きなくなります。 • ライトの点灯 • アラーム・時報などの報音 • タイマーのタイムアップ報音 • センサー計測 この場合は、時間がたてば電池電 圧が復帰し、使用できるようにな ります。 ※ す べ て の バ ッ テ リ ー イ ン ジ バッテリーインジケーター ケーターが点滅していて、 “C” (Charge)マークも点滅して いる場合、充電がとても低いレ
● バッテリーインジケーターの見方 レベル 1 すべての機能が使用可能 レベル 2 すべての機能が使用可能 レベル 3 ライト点灯不可、 アラームなどの報音不可、 センサー計測不可 ※“L”表示が点灯 レベル 4 レベル 5 液晶表示不可、 ライト点灯不可、 アラームなどの報音不可、 ※“C”(Charge) マー センサー計測不可 ク表示が点滅 時計機能停止(時計発振不可) ※ 直射日光下などの強い光で充電した場合、バッテリー インジケーターが一時的に実際の電池容量より高いレ ベルを表示することがあります。レベルは充電後しば らくしてから確認してください。 ※ レベル 5 になっても再度充電を行なうことで使用でき ます。 ※ レベル 5 から充電したときは、レベル 4 になると表示 が点灯し、 “C” (Charge)マークが点滅します。ただし、 この状態では機能が使用できませんので、レベル 2 ま たはレベル 1 になるまで十分に光を当ててから、ご使 用ください。 ● 充電必要サイン レベル 3、レベル 4 の状態は、 電池残量が極端に少なくなっ ています。このときは、本機を光に当てて
● 充電のしかた ● 充電の目安 本機のソーラーセル部を光源に向けます。 ※ ソーラーセルの一部が隠れていると充電効率が下がり ますので、ご注意ください。 本機は一度フル充電すると、充電しなくても基本動作 * に 加え、下記の使用例で使用した場合に約 5 ヵ月間動き続 けます。 ソーラーセル ※ イラストは樹脂バンドの場合です。 使用例 〈1 日動くのに必要な充電時間〉 ※左記の条件で使用した場合 • ライト:1.
● 各レベルに回復するための充電時間 ● センサー計測中の電圧降下について 充電時間 環境(照度) レベル 5 →レベル 4 →レベル 3 →レベル 2 →レベル 1 晴れた日の屋外など (50,000 ルクス) 約 2 時間 約 12 時間 約 4 時間 晴れた日の窓際など (10,000 ルクス) 約 5 時間 約 59 時間 約 16 時間 曇り日の窓際など (5,000 ルクス) 約 9 時間 約 120 時間 約 32 時間 約 95 時間 ‒‒‒ ‒‒‒ 蛍光灯下の室内など (500 ルクス) 方位、気圧・温度、高度の各計測モードにおいて、電池容 量のレベルが 2 以上であるにもかかわらず、電池電圧が センサー駆動電圧に満たない場合(すべてのバッテリーイ ンジケーター(H,M,L)点滅)は、センサー計測が行なわ れず、下記の状態となります。 方位 空白表示 計測途中で電池電圧 が降下した場合 −−− 気圧・温度 空白表示 −−− 高度 空白表示 −−− モード切替え直後 ※ ただし電池電圧が復帰すれば通常通り使用できます。 ※ この充電
パワーセービング機能について パワーセービング機能とは、暗いところに放置すると自動的 に液晶表示を消してスリープ状態にし、節電する機能です。 本機は工場出荷時に「パワーセービング機能」を ON に設 定してあります。 ※ 時計が袖などで隠れている場合でも、表示が消えるこ とがあります。 ● スリープ状態になるには • 表示スリープ 午後 10 時∼午前 6 時の間、暗いところで本機を約 1 時間放置します。 ※ 高度計測モード、タイマーモード、ストップウオッ チモードのときは、スリープ状態になりません。 ➟液晶表示が消え、パワーセー ビングマークが点滅します。 アラーム・時報の報音、タイ マーのタイムアップ報音は行 ないます。 ● スリープ状態を解除するには • 本機を明るいところに置く • 本機のいずれかのボタンを押す • 本機をオートライト機能が動作する角度まで傾ける (19 ページ) ※ 本機を明るいところに出した場合は、表示が点灯する までに最大 2 秒かかる場合があります。 ● パワーセービング機能の ON / OFF パワーセービング機能を働かせなくするには 73 ページを ご覧になり、
ライト点灯について 本機の表示部には EL パネル(エレクトロルミネッセンス パネル)が内蔵されており、暗いときに表示を明るくして 見ることができます。また、暗い場所で時計を傾けると自 動的にライトが点灯するオートライト機能もあります。 ● ライト点灯時間の切替え 1. E ボタンを約 2 秒間押し続けます ■ ボタンを押して点灯させる ∼手動点灯∼ セット状態にする 時刻モードのとき、 ➟E ボタンを押すと“SET Hold”と画面に表示が出 ますので、“SET Hold”が消えて都市コードが点滅 するまで E ボタンを押し続けてください。 どのモードのときでも、 L ボタンを押します ➟L ボタンを押すとライトが点 灯します。 2. ライト点灯時間のセット状態にする D ボタンを 10 回押します 約3秒間 ➟“LT”が表示され、“1”また ※ オートライト OFF のときも L ボタンを押すと点灯し ます。 ※ ライトの点灯時間を約 1.
3. 点灯時間を選ぶ A ボタンを押します ➟A ボタンを押すごとに約 1.5 秒間と約 3 秒間が切 り替わります。 “LT1”=約 1.5 秒間 “LT3”=約 3 秒間 4. セットを終わる E ボタンを 2 回押します ■ 時計を傾けて点灯させる ∼オートライト機能∼ どのモードのときでも、時計を傾けるだけでライトが 約 1.
● ライトを点灯させる 〈オートライトご使用時の注意〉 2 1 時計を腕にはめ、 水平にします 水平状態から、表示が見え るように約 40°傾けます 40° 以上 ※ オートライト機能を使用するときは、時計を「手首の 外側」にくるようにつけてください。 ※ 文字板の左右(3 時− 9 時方向)の角 度を± 15°以内にしておいてくださ い。15°以上傾いていると表示しにく くなります。 〈ライト点灯についてのご注意〉 ● 直射日光下では点灯が見えにくくなります。 ● 点灯中にアラームなどが鳴り出すと点灯を中断します。 ● 点灯中に時計本体より音が聞こえることがあります が、これは EL パネルが点灯する際の振動音であり、 異常ではありません。 ● ライトは、センサー計測モードのセット状態、方位 補正状態(27 ページ参照)では点灯しません。 ● オートライトを頻繁に使用すると電池の持続時間が 短くなりますのでご注意ください。 ● 時計が服の袖に隠れるようにつけると、明るいとき でもオートライトが点灯することがあります。 ● 時計を傾けたとき、ライトの点灯が一瞬遅れること がありますが異常ではあり
操作音について モード切替え時などに鳴る操作音の ON / OFF を切り替 えることができます。 ● 操作音の ON / OFF 切替え 1. E ボタンを約 2 秒間押し続けます ➟E ボタンを押すと“SET Hold”と画面に表示が出 ますので、“SET Hold”が消えて都市コードが点滅 するまで E ボタンを押し続けてください。 操作音の ON / OFF のセット状態にする D ボタンを 9 回押します ➟“MUTE”あるいは“KEY ♪” ON / OFF を選ぶ A ボタンを押します ➟操作音を OFF にしたいときは“MUTE”を、ON に したいときは“KEY ♪”を表示させます。 セット状態にする 時刻モードのとき、 2. 3. 4.
方位計測 本機は、内蔵の磁気センサーで検出した磁気を方位に変換 して表示します(磁気コンパス)。目標物の方位や、現在 位置を調べたりすることができます。 ※ 方位計測が正しくないと思われるときは、27 ページを 参照して、「方位補正」を行なってください。 ● 磁気コンパスについて ★「磁気コンパス」とは 地球は、北極と南極に極を持つ 大きな磁石のようなもので、地 球の持つ磁気を「地磁気」と呼 びます。 本機は内蔵の電子式磁気セン サーによりこの「地磁気」を検 知し、方位を計測する「磁気コ ンパス」です。 地球 ● 磁気コンパスが指す「北」は 磁気コンパスが指す北(磁北と呼びます)と地球の真の北 極(真北と呼びます)は一致していないため、磁気コンパ スの指す北は、地球上の場所により東西のどちらかに偏っ ています。 このずれを「偏差」と呼び、その角度を「偏角」と呼びま す。「磁北」の極はカナダの北側に、「磁南」の極はオース トラリアの南側に位置するため、それぞれの「磁極」に近 いほど「偏角」が著しく大きくなるため、高緯度地方で使 用する際は、ご注意ください。 なお、日本付近では約 5 度(鹿児島近辺)∼約
■ 方位計測のしかた 時刻モード、気圧・温度計測モード、高度計測モードのと き、本機を水平に持ち(または腕にはめ)、計測したい方 向に 12 時位置を向けてから、 C ボタンを押します ※ 方位計測モードに切り替えたときは、前回このモードで 最後に表示していた状態( 「方位計測」または 23 ページ 「ベアリングメモリー」 )になります。 ベアリングメモリー状態になっているときは、E ボタン を押してベアリングメモリー状態を解除してください。 計測したい方向 西 北 <方位の角度の見方> 方位 方位の角度 南 東 上記の例では、計測したい方向(本機の 12 時位置)が「北西 (NW)315 度」であることを表わしています。 方位は、16 方位で表示されます。 また、方位には 22 ∼ 23 度の幅があります。 (例)北西(NW) :304 度∼ 326 度 南南西(SSW):192 度∼ 213 度 22 画面に“COMP”と表示されてから約 2 秒後、方位 計測モードとなり、20 秒間向いている方位の角度、 および東西南北をグラフィック表示します。 方位計測は 1 回の操作で 1 秒ごとに 2
■ 計測した方位を記録する (ベアリングメモリー) 計測した方位を記録させて、目標物や目的地の方位を確認 しながら進むことができます。 1. 22 ページの「方位計測のしか た」をご覧になり、計測したい 方向の方位を計測します。 2.
■ 計測時/保管時のご注意 ∼正しい計測のために∼ ● 計測するときは 本機が水平になるように持つか、または腕に付けてくださ い。 ※ 本機が水平面に対して傾いているときは、計測誤差が 大きくなります。 ● 使用場所について 計測を行なう場所により、計測誤差が大きくなる恐れがあ ります。以下の場所での計測にはご注意ください。 ● 地磁気に強く影響を及ぼす物の近く ➟これらのものから離して計測を行なってください。 永久磁石 (磁気ネックレスなど) 金属 (鉄製の机、ロッカーなど) 家庭電化製品 (テレビ、パソコン、スピーカーなど) 24 高圧線、架線
● 乗り物の中、または室内(特に鉄筋コンクリート造り) ★自動車内での使用について ➟この場合は、正確な計測はできません。 自動車内は車体が磁化している可能性があるため正確な方 位を計測することができませんが、目安としてご使用にな るときは、下記のように 2 点補正を行なってから計測し てください。 ※ 2 点補正のしかたについては 28 ページを参照してく ださい。 自動車 注 意 船・飛行機 1. 電車 自動車の運転中に 2 点補正や方位計測を行な うと危険ですので、絶対に行なわないでくだ さい。 まず、自動車を 180 度 回転できる安全な場所 に止めます。 2. 計器やボディーから離 れたところで 2 点補正 状態にし、1 回目の計 測を行ないます。 室内 (鉄筋が磁化している場合) ※ 自動車など方向が自由に変えられる乗り物については、 「2 点補正」することによりある程度方位を知ることが できます。 「2 点補正」については 28 ページを参照してくだ さい。 ( ) 3.
<方位補正時のご注意> ● 保管場所について • 2 点補正の 1 回目と 2 回目の計測は、必ず 同じ場所で行なってく ださい。 本機を磁石などの強い磁気を帯びたものに近づけないでく ださい。 永久磁石 (磁気ネックレス、バッグの止め金など) 家庭電化製品 (テレビ、スピーカーなど) • 磁気を発生するもの(計器、ボディーなど)からでき るだけ離してください。 • 自動車の磁化の状態によっては、計測できないことが あります。 • 個々の車により磁化の状況が異なるため、それぞれの 車ごとに 2 点補正を行なってください。 • 同じ車の中でも、車内での計測位置が変わった場合(助 手席から後部座席へ、など)は、その都度 2 点補正を 行なってください。 <本機が磁気を帯びた場合は> 本機そのものが磁気を帯びたとき( 「着磁」または「帯磁」 と呼びます)は、方位計測の精度に影響を及ぼす恐れがあ ります。 このようなときは、 「2 点補正」(28 ページ参照)を行な うことにより、着磁(帯磁)の影響分を補正することがで きます。 ● 着磁(帯磁)しているかどうかよくわからないとき は、「2 点補正」を行なっ
■「磁北」を基準とした方位補正の しかた 本機で計測した方位が正しくないと思われるときは、以下 の 2 種類の方法で方位補正を行なってください。 2 点補正 本機を使用する際、その磁気環境に合わせた最適 な状態に整える機能です。 例えば、本機を自動車内のような特殊な環境で 使用するときや、本機そのものが着磁した恐れ があるようなときには、その影響を補正するた めに、最初に 2 点補正を行ないます。 ★ワンポイントアドバイス 「2 点補正」は積極的に行なうほど、その都度正確な方位 計測が行なわれます。使用する環境が変わったとき、本機 をしばらく使用していなかったとき、計測結果がおかしい と感じたときなどは「2 点補正」を行なってから使用する ようにしてください。 • 2 点補正は実際に方位計測を行なう場所で行なってく ださい。 例えば、野外でご使用になるときは野外で、自動車内 でご使用になるときは自動車内で行なってください。 • 2 点補正を行なう方向はどちらでも構いませんが、向 きを変えるときは、なるべく正確に 180 度になるよう にしてください。 • 自動車や船舶などの乗り物内で、2 点補正を行なうと
3. ● 2 点補正のしかた 1. 方位計測モードにする 時刻モードのとき、 C ボタンを押します 方位補正状態にする ➟ 計測が正しく行なわれると、 方位の角度 方位計測モードのとき、 E ボタンを約 2 秒間押し 続けます ➟E ボタンを押すと“SET Hold”と画面に表示が出 ま す の で、“SET Hold” が 消 え て「 磁 気 偏 角 補 正 (30 ページ参照)の状態」 になるまで E ボタンを押 し続けてください。 D ボタンを押します ➟「2 点補正状態」となり、“− 1 −”が点灯します。 ※ 補正状態で 2 ∼ 3 分間何も操作を行なわないと、自 動的に補正状態が解除されます。 28 本 機 を 水 平 面 に 置 き、 C ボタンを押します <方位計測モード> ➟ 方位計測モードとなります。 2.
3. ● 北方位補正のしかた 1. 方位計測モードにする 時刻モードのとき、 C ボタンを押します 北方位補正 “− N −”が点灯しているとき、 <方位計測モード> ➟ 方位計測モードとなります。 本 機 を 水 平 面 に 置 き、 12 時位置を磁北に向けて、 C ボタンを押します 磁北方向 ➟計 測 が 正 し く 行 な わ れ る と、(“OK” 表 示 の 後 ) 自動的に方位計測表示 (“−−−”)に戻ります。 2.
■ 方位計測の基準を「真北」に変更 する(磁気偏角補正) 磁北と真北との角度の差(磁気偏角)の値をもとに補正を 行なうと、 「真北」を基準に方位を計測することができます。 ●「磁気偏角」の調べ方 ● 磁気偏角補正のしかた 1. 方位計測モードにする 時刻モードのとき、 C ボタンを押します ➟ 方位計測モードとなります。 • 地形図や登山地図のような等高線が描かれた地図に記 載されています。 • 国土地理院のホームページ上で調べることができます。 ● 本機で設定する「磁気偏角」について 2. • 本機では、ご使用になる地域の「磁気偏角の値」と「磁 北が東偏か、西偏か」の 2 項目を設定します。 例えば、お調べになった資料に「磁針方位は西偏 約 7° 」 と記載されている場合は、 「磁気偏角の値」には「7」を、 「磁気偏角の方向」には「W」を設定してください。 • 本機に入力する「偏角値」は、1° (度)単位です。 磁 気偏角の値をお調べになった資料によっては、0.
3. 「磁気偏角の方向と値」をセットする A または C ボタンを押 します ➟A ボタンを押すごとに磁 気偏角の値が東偏へ進み、 C ボタンを押すごとに西 偏へ進みます。 • OFF :補正しない • E :東偏 磁気偏角の値 • W :西偏 (OFF)に ※ A と C ボタンを同時に押して、値を 0° 設定することもできます。 ※ それぞれ押し続けると早送りします。 ※ 磁気偏角の値は、0° ∼ 90° でセットできます。 4. ■ 登山中やトレッキング中の使用例 磁気偏角の方向 セットを終わる E ボタンを押します ➟点滅が止まり、セット完了です。 ● 整置(正置)について 登山やトレッキングでは、自分が今どこにいるかを把握す ることが必要です。そのためには地図と実際との方向を合 わせることが大切です。これが「整置」です。整置をする ことで、地図と実際との対応が容易になります。具体的に は、地図上の北方向と本機の北方向を合わせる作業のこと です。 ★現在地を把握する 1.
2. 本機に北が表示されたら、地図だけを回して、本機 の北と地図の北が一致する方向に揃えます。 ※ 本機に表示される北を「磁北」に設定している場 合は、地図上の「磁北」にあわせます。本機に表 示される北を「真北」に設定している場合は、地 図上の「真北(通常真上)」にあわせます。 ★進行方向を把握する 1. 2. 地図上の北 地図上の現在位置を確認しま す。 地図上の進みたい方向が体の 正面を向くように地図を回し ます。 . 時計の北 . 3. 4. 32 これで地図と周囲の風景の方向が一致します。 地図と周囲の風景を対応させながら、現在地を確認 します。 3.
4. 5. 地図の持ち方は変えずに、本機の北と地図の北が一 致するように体を回します。 ● 2 カ所の目印から現在地を割り出す (クロスベアリング) 地図と周囲の風景の方向が一致し、体は進みたい方 向を向いている状態になります。 1. 周囲に見える山頂や人工物など「地図と対応可能な 目印」を 2 カ所見つけます。なお、2 カ所の目印は、 90°ぐらいの角度を形成する位置にあるものを選ん でください。 ! 2.
3. 4. 5. 時刻モード、方位計測モード、気圧・温度計測モー ド、高度計測モードのいずれかのモードで、本機を 水平に持つか、または腕にはめて水平な状態にして、 C ボタンを押します。約 2 秒後に方位が表示され ます。 例 え ば、 計 測 結 果 が 292 °の 場 合、A が 北 か ら 292°となる方向の線上のどこかに現在地があるこ とになります。地図にその線を書き込みます。 7. 8. 例えば、計測結果が 45°の場合、B が北から 45° となる方向の線上のどこかに現在地があることにな ります。地図にその線を書き込みます。 地図上の「A から引いた線」と「B から引いた線」 の交点が、現在地となります。 45° 次に、B の方向に、本機の 12 時位置を向けます。 . " 北 ! % 7 3 " 12時位置 292° ※ 2 カ所以上の目印から、同様の手順で、現在地を 割り出すことができます。目印が多いほど、より 正確な現在地を割り出すことができます。 6. 34 手順 3.
● 地図上に示された目標地点の方位を調べ、 その方向に進む(ベアリングメモリー) 1. 2. 地図上の現在位置を確認します。 地図上の現在地と目標地点とを結ぶ方向に本機の 12 時位置を向けます。 3. 時刻モード、方位計測モード、気圧・温度計測モー ド、高度計測モードのいずれかのモードで、本機を 水平に持つか、または腕にはめて水平な状態にして、 C ボタンを押します。約 2 秒後に方位が表示され ます。 ※ 方位計測後、約 20 秒以内に、下記の手順 4. 5. の 操作を行なってください(C ボタンを押して再計 測を行なうと 20 秒延長されます)。 ※ この後の手順 4. で整置を行なうので、この時点 では地図の向きを意識しなくても問題ありません。 . 目標地点 .
4. 5. もう一度、整置を行ないます。 (「整置(正置)について」 31 ページ参照)。 E ボタンを押すと、その 時表示されている方位が 記録されます。 ※ 方 位 計 測 後 の 約 20 秒 間、 記 録 し た 方 向 を 指 し示すグラフィックを 表 示 し ま す。 ま た、 常 に記録した方位の角度 を表示します。 ● 周囲の山の名前を調べる(山座同定) 1. 記録した方向を指し示す グラフィック 北 2. 記録した方位および角度 6. 3.
4. 地図上の現在地から本機の 12 時位置の方向に引い た線上に、現在見えている山があることになります。 延長線上に複数の山が存在する場合は、1 地点から の方位計測では識別できないので、山の高さや地形、 および重なり具合から距離を判断して、山の名前を 特定します。 ■ おかしいと思ったときは 本機は針式のコンパスと同様に、磁気の不安定な場所や磁 気の方向がずれている場所では、正確な計測はできません。 また、使い方を間違えると正確な計測ができないため、計 測結果がおかしいと思ったときは、以下の内容を確認して ください。 目標物 ● 方位表示が実際の方向とずれる 原因その 1 :2 点補正がされていない。 対処 :こまめに 2 点補正を行なってください。 地図上の北 原因その 2 :近くに強い磁気を発生する物体(もの)が ある。 対処 :以下のようなものの近くでは計測できませ んので、離れて計測を行なってください。 . 時計の北 電気製品、大きな橋、鉄柱などの鉄で できた物体、電車の架線、電車や船な どの乗り物 .
● 同一場所なのに、方位表示が計測するたびに変わる 原因 :高圧線のそばなど、磁気の状態が不安定である。 対処 :計測場所を変えて、再計測してください。 ● 室内で正確な計測ができない 原因 :テレビ・パソコンなど、近くに磁気の方向を乱す 物体がある。 対処 :計測場所を変えるか、室外に出てから再計測して ください。特に鉄筋コンクリート造りでは、正確 な計測はできません。 38
気圧・温度計測 ■ 気圧・温度計測のしかた 時刻モード、方位計測モード、高度計測モードのときに B ボタンを押して気圧・温度計測モードに切り替えると、 気圧と気圧傾向グラフ、気圧差グラフィック、温度を表示 します。 ● 表示の見方 ● 気圧・温度計測について 気圧・温度計測モードに切り替えると、最長約 3 分間は 約 5 秒ごとに計測します。以後、B ボタンを押すごとに 再計測を行ないます。 ※ 外気温を計測するときは、時計を腕からはずして、体温、 汗(水滴) 、直射日光などの影響を受けないようにして ください。 <気圧計測> 温度 気圧傾向グラフ 気圧 気圧差グラフィック 計測範囲:260hPa ∼ 1,100hPa 計測単位:1hPa ※ 計測値が計測範囲を超えた場合は、 “−−−−”表示と なります。 <温度計測> ※ モード切替え直後は気圧表示に 4 ∼ 5 秒かかる場合が あります。 計測範囲:− 10.0℃∼ 60.0℃ 計測単位:0.
● 温度を計測するときは 温度を計測するときは、本機を腕からはずすなど、体温の 影響を受けないようにして行なってください。 ※ 実際の気温と時計の温度が同じになるまで約 20 ∼ 30 分程度かかります。 温度を計測するときは、 体温の影響を受けないよう にします。 ■ 気圧傾向グラフの見方 気圧傾向グラフは 2 時間おきに自動計測された気圧を連 続して過去 24 時間分(12 回計測)をグラフ表示するも のです。 ※ グラフは、1hPa単位で表示します(縦1ドットが1hPa を表わします)。 主に、気圧の変化を読み、天気の傾向を知る「晴雨計」と してお使いください。 例)直射日光に当たらないよ うにバッグにさげるなど 高度差の生じる移動および急激な天気、温度変化な どによって気圧が大幅に変化すると、過去の気圧デー タがグラフ表示領域からはずれて見えなくなることが あります。なお、その後に計測された値が見えなくなっ た値に近いものになると、再び表示されます。 ● 気圧傾向グラフについて 2 時間おきに自動計測された気圧値をグラフで表示しま す。 表示領域外 気圧・温度計測モードでボタン操作を行なわず
<気圧傾向はこのように見ます> 気圧傾向を見るときには、下記の表示例を参考にして気圧 変化(天気の傾向)の目安にしてください。 なお、測定場所の高度などの環境条件が変わると、気圧が 変化して気圧傾向グラフに影響を及ぼしますのでご注意く ださい。 ➟上昇傾向にあるとき ■ 気圧差グラフィックの見方 気圧差グラフィックは、気圧・温度計測モードで計測され た値と、2 時間おきに自動計測された最新の計測値との差 をグラフィック表示しますので、最新の気圧傾向を確認す ることができます。 ※ 気圧差グラフィックは 1hPa 単位で± 10hPa 範囲を グラフィック表示します。 例:気圧差が− 5hPa の場合 気圧が上がり傾向(天気が良くなる)という目安になります。 ➟下降傾向にあるとき 気圧が下り傾向(天気が悪くなる)という目安になります。 ● 温度・湿度の環境によって若干、気圧傾向の表示が変 わることがあります。あくまでも気圧傾向の目安とし て見てください。 ● 気圧計測時にセンサーが故障しているとき、または二 次電池が消耗しているときや機能スリープ中には計測 は行なわれず、その時間帯の気圧傾向は表示されま
2. ■ 気圧調整のしかた 本機は、工場出荷時に大気圧に近い値を表示するように調 整してありますので、通常は気圧の調整を行なう必要はあ りません。正確な気圧計があって、その気圧に対して本機 の表示が大きくずれている場合にのみ以下の操作にしたが い気圧を調整してください。この気圧調整を誤って行なう と、気圧を正しく計測できなくなるのでご注意ください。 1. D ボタンを押します ➟気圧が点滅します。 3.
2. ■ 温度調整のしかた 本機の温度計は、工場出荷時に調整してありますので、通 常は温度の調整を行なう必要はありません。正確な温度計 があって、その温度に対して本機の表示が大きくずれてい る場合にのみ以下の操作にしたがい温度を調整してくださ い。この温度調整を誤って行なうと、温度を正しく計測で きなくなるのでご注意ください。 1. 気圧・温度計測モードのとき、 E ボタンを約 2 秒間押し 続けます ➟E ボタンを押すと“SET 温度 Hold”と画面に表示が出ま すので、“SET Hold”が消 えるまで E ボタンを押し 続けてください。 ※ なお、気圧が表示されるま 気圧 で約 4 ∼ 5 秒かかります ので操作せずにお待ちくだ さい。 ※ 調整状態で 2 ∼ 3 分間何も操作を行なわないと、自 動的に調整状態が解除されます。 温度値のセットは、 A または C ボタンを押し ます ➟A ボ タ ン を 押 す ご と に 0.1℃ずつ進み、C ボタン を押すごとに 0.
■ 気圧ミニ知識 ● 気圧傾向グラフの便利な使い方 その 1 その理由は ・・・ 高気圧あるいは低気圧が接近してくると下記のよ うな天候の変化が生じるからです。 <高気圧のとき> <低気圧のとき> ハイキングや山登りなどで出発する前日の夜から朝までの 気圧を測り、天気の傾向を知る目安にできます。 下降気流となるので雲は消 え、天気が良くなる。 上昇気流となるので雲がで き、雨が降ってくる。 その 2 上空 上空 気圧の傾向が表示されるので、夕立が起 こりやすいかなどの天気の傾向を知る目 安にできます。 下 降 気 流 高気圧 雲 上 昇 気 流 地面 (北半球) 低気圧 地面 (北半球) ● 気圧の変化を読むことにより、天気の予想 ができます。 気圧は大気が動くにつれて変化しますので、気圧の変化を 見れば天気が良くなるか、それとも悪くなるかをある程度 予想できます。 <気圧が高くなりつつあるとき> 天気は回復傾向 <気圧が低くなりつつあるとき> 天気は下り坂傾向 44 ● 大気圧について テレビ、新聞などで発表される気圧値は、実際に山頂や平 地や海上で計測した気圧値を海抜
高度計測 <現在地の高度を調べる(46 ページ)> • 頂上や休憩地点などで高度計測を行なうと、その現在 地の高度がわかります。 本機の高度計測機能は、内蔵の圧力センサーで検出した変 化量を国際民間航空機関(ICAO)が定めている国際標準 大気(ISA)と照合し、高度に換算して表示するものです(相 対高度計)。 <ご注意> 高度を計測する場合はなるべく時計自体の温度を一定 にし、温度変化の影響を受けないようにして行なって ください。 ※ 温度変化の影響を受けると多少の誤差がでることが あります。 < 2 点間の高度差を調べる(48 ページ)> • 基準地点から現在地点までの高度差を表示します。 あらかじめ基準地点となる場所で 0m にリセットして おくと、その基準地点から、どれだけ登ったのか(下っ たのか)がわかります。 ※ 標高差を調べる時などにも便利です。 45
<高度計測> ■ 高度計測のしかた 時刻モード、方位計測モード、気圧・温度計測モードのと きに A ボタンを押して高度計測モードに切り替えると、 そのときの高度を計測して表示します。A ボタンを押す ごとに、高度を計測して表示することができます。 高度傾向グラフ 高度 高度差 表示範囲:− 10,000m ∼ 10,000m 表示単位:5m 計測範囲:− 700m ∼ 10,000m 計測単位:5m ※ 計測は表示範囲内の 10,700m 間で行ないます。 ※ 本機の高度値は相対高度値ですので、基準高度の設定 値により、実際は海面より高くてもマイナス表示され ることがあります。 ※ 計測値が計測範囲・表示範囲を越えた場合は、オーバー 表示(“−−−−”)となります。 ● 高度計測間隔について 時刻モードの時刻 ※ モード切替え直後は“ALTI”表示となり、高度表示に 4 ∼ 5 秒かかる場合があります。 <高度傾向グラフ> 高度計測モードで計測した高度を グラフ表示します。 ※ グラフの単位は、「縦:10m」 、 「横:高度計測間隔(5 秒また は 2 分)」です。 46 現在高度(点滅)
■ 高度計測間隔の設定 1. 高度計測モードのとき、 E ボタンを約 2 秒間押し 続けます 2. 計測間隔の設定に切り替える D ボタンを押します ➟“2'00”または“0'05”が 点滅します。 ➟E ボタンを押すと“SET Hold”と画面に表示が出ま すので、“SET Hold”が消 えるまで E ボタンを押し 続けてください。 ※ なお、高度が表示されるまで、約 4 ∼ 5 秒かかりま すので操作せずにお待ちください。 ※ 設定状態で 2 ∼ 3 分間何も操作を行なわないと、自 動的に設定状態が解除されます。 3. 計測間隔を選ぶ A ボタンを押します ➟A ボ タ ン を 押 す ご と に、 “2'00”と“0'05”が切り替 わります。 ※ 2'00:約 2 分おきに 約 24 時間計測する 0'05:約 5 秒おきに 約 1 時間計測する 4.
■ 高度差計測のしかた ■ 高度メモリー 基準地点から現在地点までの高度差を表示します。 • 基準地点よりも高い場所に移動した場合: 「+」符号が付いた数値で表示 • 基準地点よりも低い場所に移動した場合: 「−」符号が付いた数値で表示 メモリー計測を行なって記録されるデータは、2 種類あり ます。 <高度計測> 表示範囲:− 3,000m ∼+ 3,000m ※ 計測値が計測範囲・表示範囲を越えた場合は、オーバー 表示(“−−−−”)となります。 ● 高度差を計測するには 高度差計測の基準とする地点(現在地など)で、 E ボタンを押します 高度計測を行ない、上段に高度差(0m)を表示します。 高度差 48 ● 自動記録データ 一定間隔で自動計測したときの最高高度・最低高度・積算 上昇高度・積算下降高度をその計測した月日・時刻ととも に記録します。 ※ メモリーデータは、メモリー計測を行なうたびに自動 消去され、新たなデータがメモリーされます。 ※ 最高高度、最低高度、積算上昇高度、積算下降高度の 各データには、以下の計測値がメモリーされます。 計測間隔を 2 分に設定している場合: 最初の 3
最高高度 ストップ地点 ● 自動記録データのメモリーエリア 4 つの値(最高高度・最低高度・積算上昇高度・積算下降 高度)は、次の図のように 2 つの独立したメモリーエリ アに同時に記録されます。 スタート地点 メモリーエリア 最低高度 最 高 最 低 積 算 上 積 算 下 高 高 昇 高 降 高 度 : メモリー計測中の最高高度 度 : メモリー計測中の最低高度 度 : 上昇した高度の合計(A + C) 度 : 下降した高度の合計(B + D) 1 最高高度(MAX-1) 最低高度(MIN-1) 積算上昇高度(ASC-1) 積算下降高度(DSC-1) メモリーエリア 2 最高高度(MAX-2) 最低高度(MIN-2) 積算上昇高度(ASC-2) 積算下降高度(DSC-2) • 計測データは、メモリーエリア 1 とメモリーエリア 2 に同時に記録されますが、各メモリーは個別にクリアー することができます。 例えば、メモリーエリア 1 は登山するたびに毎回クリ アーし、メモリーエリア 2 はクリアーせずに使い続け る、といった応用ができます。 • 各 メ モ リ ー エ リ ア の
● 手動記録のしかた ■ メモリーしたデータを見る 高度計測モードのとき、 A ボタンを約 2 秒間押し続け ます ➟A ボ タ ン を 押 す と“REC Hold”と画面に表示が出ます ので、“Hold”が消えるまで A ボタンを押し続けてくださ い。 ➟そのときの高度と月日・時刻 をメモリーします。 RECマーク 高度計測モードでメモリーしたデータ(自動記録/手動記 録)はリコールモードで見ることができます。 ※ リコールモードに切り替えるには、時刻モードのとき に D ボタンを 2 回押します。 ● 手動記録データ表示と自動記録データ表示 の切替え リコールモードで B ボタンを押すごとに、手動記録デー タ表示と自動記録データ表示が切り替わります。 〈手動記録データ表示〉 〈自動記録データ (メモリーエリア1)表示〉 〈自動記録データ (メモリーエリア2)表示〉 50
● 手動記録データ表示 ● 自動記録データ表示 A または C ボタンを押すごとに、メモリーされた順に 表示されます。 ※ A または C ボタンは押し続けると早送りができます。 ※ 各表示の最下段には、 「月日」と「時刻」が 1 秒ごとに 交互に表示されます。 A または C ボタンを押すごとに、以下の順に表示されます。 ※「最高高度値」および「最低高度値」表示の最下段には、 その値を記録した「月日」と「時刻」が1秒毎に交互 に表示されます。 ※「積算上昇高度値」および「積算下降高度値」表示の 最下段には、積算記録を開始した「月日」と「年」が 1秒毎に交互に表示されます。 ※ 何もデータが入っていない場合、 “- - -”と表示されます。 メモリーデータ番号 〈最高高度値〉 〈最低高度値〉 〈積算下降高度値〉 〈積算上昇高度値〉 高度 1秒ごと 時刻 月日 1万の位の数値を表示します。 上のイラストで表示されている 値は、 「99995m」 となります。 1万の位の数値を表示します。 上のイラストで表示されている 値は、 「99995m」 となります。 51
★ 手動記録/自動記録データのクリアー 「手動記録データ」、 「自動記録データ(メモリーエリア 1)」、 「自動記録データ(メモリーエリア 2)」を各データごとに クリアーすることができます。 1. リコールモードのとき、 B ボタンを使って、クリアーしたいデータ(「手 動記録データ」 、「自動記録データ(メモリーエリ ア 1)」、あるいは「自動記録データ(メモリーエ リア 2)」) を表示します 2.
2. ■ 基準高度のセット 正確な高度計または高度基準の標識のあるところで基準高 度をセットするときは、以下の手順で行なってください。 本機で表示する高度は、気圧の変化や、大気の温度変 化および標高差による温度変化のために多少の誤差が 出ることがあります。そのため、登山のときなどは、 高度基準の標識と本機の示す高度とを照らし合わせ、 以下の操作にしたがいこまめに高度をセットすること をおすすめします。 1.
■ 登山中やトレッキング中の使用例 ■ 高度ミニ知識 ● 高度差計測 ● 高度と気圧・気温の関係 基準地点から現在地点までの高度差を表示します。あらか じめ目標地点までの高度差を調べておくと、あと何メート ル登れば良いか(下れば良いか)の目安になります。 一般的に海面より高度が高くなるほど気圧は低くなり、気 温は下がります。したがって、気圧がわかれば高度をある 程度知ることができます。 1. 地図上で、等高線などを参 考にして、現在地と目標地 点の高度差を調べます。 目標地点 本機では国際民間航空機関(ICAO)が定めている国際標 準大気(ISA)の高度と気圧の関係を使って高度を推定す る方法を採用しており、相対高度を表示します。 高度 2. 現在地 高度計測モードのとき、 E ボタンを押します 高度差 (基準地点なので、 ここでは0m) ➟高度計測を行ない、上 段に高度差を表示しま す。 気圧 4,000m 温度 616hPa 100m毎に約8hPa −11℃ 3,500m 3,000m 701hPa 100m毎に約9hPa −4.
● 使用例:海抜高度に近い値を得るには ● 高度の表現方法(相対高度と海抜高度) 海抜高度に近い値を表示するように使用するときは、海岸 や山の標識などの海抜高度のわかるところで、計測の直前 に高度を同じ値にセットしてください。 ※ 日によって気圧の変化があるため、なるべく直前にセット してください。 高度を表わす方法には、以下の 2 通りがあります。 例)海抜高度 400m の標識に合わせる (1) A 地点にて海抜高度 400m の標識と同じ値に 高度をセットします。 (2) A 地点から B 地点へ行き、高度を計測します。 (3) もし、B 地点にも海抜高度標識があれば、もう 一度海抜高度をセットします。 ※ 気圧変化などにより B 地点 での海抜高度と誤差がある 場合は、必ずセットし直し てください。 1 海抜高度…海面からの絶対的な高さ 2 相対高度…ある場所とある場所との高さの差(高度差) ※ 本機では、相対高度を計測します。 <海抜高度と相対高度> <相対高度(高度差) > ビルの高さ130m <海抜高度> 屋上の海抜330m B地点 A地点 400 海 ★海抜高度に近い値とし
● 高度計測上のご注意 ● 本機は、気圧の変化を高度に換算しますので、同じ場 所で高さを計測しても、気圧が変化すれば高度表示が 変わります。 例:地上を 0m にセットしても,気圧が変わると高度 表示が変わる。 12 月 28 日(晴,高気圧 1,030hPa)に地上で 0m にセットした場合,12 月 31 日(雨,低気 圧 990hPa)に気圧が下がり,高度表示をみる と地上が 335m 表示となる。 <12/28 → 12/31の高度表示> 12/28<山の高さ>12/31 ※地上からの建物の高さ および山の高さ (相対高度) 959hPa 500m 海抜 高度 921hPa 835m 600m 12/28<建物の高さ>12/31 994hPa 200m 建物の高さ 200m <海面の気圧> 12/28 12/31 1,030hPa 990hPa 955hPa 535m 山頂の高さ 500m 300m 12/28<地上の高さ>12/31 1,018hPa 0m 978hPa 335m 100m (地上)海抜高度100mの場合 0m (海面) 56 ● 天候の急激な変化により
計測異常検出機能 センサーの故障および接触不良により正常な計測が行なえ なくなった場合には、自動的に計測を停止し、下記の表示 を行ないます。 ■“ERR”表示となるときは 気圧・高度・温度・方位を計測中に“ERR”が表示された 場合は、再計測を行なってみてください。それでも“ERR” が表示されるようでしたら故障が考えられますので、カシ オテクノお客様修理相談センター(89 ページ参照)にて チェックを受けてください。 <気圧・温度計測時> <高度計測時> <方位計測時> 57
日の出/日の入りモードの使い方 本機の日の出/日の入り時刻表示をご使用の前に、あらか じめ使用する場所のデータ(使用都市・緯度・経度)をセッ トしてください。 • 使用場所のセットは、一度行なえば再びセットす る必要はありません。ただし、引っ越しや旅行な どで大きく移動したときは、その場所に合わせて セットしなおしてください。 • 本機は工場出荷時に「使用都市=東京(TYO)、 緯度=北緯 36 度、経度=東経 140 度」にセッ トされております。 ■ 使用場所のセット ● 使用都市のセット 使用都市のセットは時刻モードで行ないます。 1.
2. 使用都市をセットする A または C ボタンを押し ます ➟A ボ タ ン を 押 す ご と に 1 つ ず つ 進 み、C ボ タ ン を押すごとに戻ります。 ※ A・C ボタンとも押し続 けると早送りができます。 ※ 都市コードについては、67 ページの「都市コード 一覧」をご覧ください。 3. ● 緯度・経度のセット 緯度・経度のセットは時刻モードで行ないます。 1. セット状態にする E ボタンを約 2 秒間押し 続けます 都市コード ➟E ボタンを押すと“SET Hold”と画面に表示が出ま すので、“SET Hold”が消 えて都市コードが点滅する まで E ボタンを押し続け てください。 セットを終わる E ボタンを 2 回押します ➟点滅が止まり、時刻モードに戻ります。 ※ 点滅表示のまま 2 ∼ 3 分間すると、自動的に点滅が 止まります。 2.
3. 5. 緯度・経度を選択する D ボタンを押します 経度 ➟D ボタンを押すごとに緯 度と経度の点滅が切り替わ ります。 4.
■ 日の出/日の入り時刻の見方 ● 今日の日の出/日の入り時刻を見るには 時刻モードのときに、 ● 好きな日の日の出/日の入り時刻を見るには 日の出/日の入りモードのときに、 A または C ボタンを押します ➟A ボタンを押すごとに 1 日ずつ進み、C ボタンを押 D ボタンを 1 回押します ➟日の出/日の入りモードに切り替わり、日の出時刻と 日の入り時刻を 5 分単位で表示します。 すごとに 1 日ずつ戻ります。 ※ A・C ボタンとも押し続けると早送りができます。 ※ 日 に ち は 2000 年 1 月 1 日 か ら 2099 年 12 月 31 日まで選べます。 年 月・日 <デイライトグラフ> ※ このグラフィック表示は、日の出/日の入り時刻を表 わします。 ※ 現在時刻のグラフィックは、今日の日の出/日の入り 時刻を表示しているときだけ表示されます。 現在時刻のグラフィック (点滅) 年月日 日の出時刻の グラフィック 日の入り時刻の グラフィック ※ 日の出/日の入りモードのまま 2 ∼ 3 分間経過すると、 自動的に時刻モードに戻ります。 24時間の目盛り 日の出時刻
● 日本の緯度・経度 <参考> ● 日の出/日の入りについて ● 本機でいう「日の出/日の入 り」とは、海抜 0m における 水平面での時刻をさします。 そのため、海抜高度や地形に より多少の誤差ができます。 日の出 一般に高度が高くなるほど日 の出は早くなり、日の入りは 遅くなります。 130° 132° 134° 136° 138° 140° 142° 144° 146° (東経) (北緯) 46° 44° 水平面 日の入り ● 日の出/日の入り時刻の計算 日の出/日の入り時刻は日付による視赤経、恒星時と視赤 緯(季節により変わる太陽高度) 、場所による UTC との 時差と緯度/経度によって決まります。本機では、これら のデータを簡略化した推算式により概算していますので、 地域によっては多少の誤差が出ることがあります。 ● 日の出/日の入り時刻の予測誤差 低∼中緯度のとき=約 5 分以内 高緯度のとき=約 5 ∼ 15 分程度 62 128° 130° 42° 28° 沖縄県 40° 26° 札幌 鹿児島県 函館 那覇 38° 博多 広島 36° 佐世保 東京 34° 32°
● 時差と緯度・経度 都 市 名 標準時差 経 度 緯 度 都 市 名 標準時差 経 度 緯 度 パゴパゴ − 11 171 W 14 S リオデジャネイロ − 3 43 W 23 S ホノルル − 10 158 W 21 N サンパウロ − 3 47 W 24 S パペーテ − 10 150 W 18 S ブラジリア − 3 48 W 16 S アンカレジ − 9 150 W 61 N ブエノスアイレス − 3 58 W 35 S ロサンゼルス − 8 118 W 34 N フェルナンドデノロニャ − 2 32 W 4 S サンフランシスコ − 8 122 W 38 N プライア − 1 24 W 15 N ラスベガス − 8 115 W 36 N ロンドン 0 0 E 51 N バンクーバー − 8 123 W 49 N ダブリン 0 6 W 53 N シアトル − 8 122 W 48 N ダカール 0 17 W 15 N デンバ
都 市 名 標準時差 経 度 緯 度 都 市 名 標準時差 経 度 緯 度 クウェート + 3 48 E 29 N アデレード + 9.5 139 E 35 S ジェッダ + 3 39 E 21 N シドニー + 10 151 E 34 S アディスアベバ + 3 39 E 9 N メルボルン + 10 145 E 38 S ナイロビ + 3 37 E 1 S グアム + 10 145 E 13 N テヘラン + 3.5 51 E 36 N ヌーメア + 11 166 E 22 S ドバイ + 4 55 E 25 N ポートビラ + 11 168 E 18 S アブダビ + 4 54 E 24 N ウェリントン + 12 175 E 41 S カブール + 4.5 69 E 35 N クライストチャーチ + 12 173 E 43 S カラチ + 5 67 E 25 N ナウル + 12 167 E 1 S デリー + 5.
ワールドタイムの使い方 ワールドタイムモードでは、世界 48 都市(31 タイムゾー ン)の時刻を知ることができます。 ※ ワールドタイムモードに切り替えると、前回このモー ドで最後に見た都市の時刻を表示します。 ※ ワールドタイムの「秒」は基本時刻の「秒」に連動し ています。 ※ ホームタイム(基本時刻)を 24 時間制にしていると きは、ワールドタイムも 24 時間制で表示されます。 10 ページの「操作のしくみと表示の見方」にしたがい D ボタンを押し、ワールドタイムモードにします。 ■ 都市のサーチ ワールドタイムモードのとき、 A または C ボタンを押します ➟A ボタンを押すごとに都市コードが進み、C ボタン を押すごとに戻ります。 ※ A・C ボタンとも、押し続けると早送りします。 ■ ご注意 ■ ワールドタイムが合っていないときは、時刻モードの時刻 およびホームタイム都市設定を確認し、違っているときは 正しくセットしてください。 * セットについては 73 ページ参照。 65
★ グラフィック表示について 点灯グラフィックは、ワールドタイムの時刻を 24 時間制 で示しています。点滅グラフィックは、時刻モードの時刻 を 24 時間制で示しています。 ワールドタイムの時刻グラフィック 都市コード 24時間の目盛り ■ サマータイム(DST)について サマータイムとは DST(Daylight Saving Time)とも 言い、通常の時刻(スタンダードタイム)から 1 時間進 める夏時間制度のことです。 • サマータイムを採用していない国や地域があります。 • サマータイムを採用していても、その期間は国や地域 により異なります。 ■ サマータイムの設定 準備: ワールドタイムモードのとき、A または C ボタ ンを押して、設定したい都市を選びます。 ワールドタイム 時刻モードの時刻 時刻モードの 時刻グラフィック (点滅) E ボタンを約 2 秒間押し 続けます ➟E ボ タ ン を 押 す と“DST DSTマーク Hold”と画面に表示が出ま すので、“DST Hold”が消 えるまで E ボタンを押し続 けてください。 ➟E ボタンを約 2 秒間押し続けるごとに
■ 都市コード一覧表 コード UTC LIS LON MAD PAR ROM BER STO ATH CAI JRS MOW JED THR DXB KBL KHI DEL KTM DAC RGN BKK SIN HKG BJS 時差 都市名 コード 時差 都市名 0 〈協定世界時〉 TPE + 8 台北 0 リスボン SEL + 9 ソウル 0 ロンドン TYO + 9 東京 +1 マドリード ADL + 9.5 アデレード +1 パリ GUM + 10 グアム +1 ローマ SYD + 10 シドニー +1 ベルリン NOU + 11 ヌーメア + 1 ストックホルム WLG + 12 ウェリントン +2 アテネ PPG − 11 パゴパゴ +2 カイロ HNL − 10 ホノルル +2 エルサレム ANC − 9 アンカレジ +3 モスクワ YVR − 8 バンクーバー +3 ジェッダ LAX − 8 ロサンゼルス + 3.5 テヘラン YEA − 7 エドモントン +4 ドバイ DEN − 7 デンバー + 4.
ストップウオッチの使い方 10 ページの「操作のしくみと表示の見方」にしたがい D ボタンを押し、ストップウオッチモードにします。 ストップウオッチは 1/100 秒単位で 23 時間 59 分 59 秒 99(24 時間計)まで計測できます。計測範囲を超え ると、自動的に 0 に戻って計測し続けます。 ● 通常計測 ■ 計測のしかた 積算計測… ロスタイムのあるときは、ストップ後リセッ トせずに A ボタンを押して再スタートすれ ば、表示タイムに引き続き計測を始めます。 ストップウオッチモードのとき、 A ボタンを押します ➟A ボタンを押すごとに、計測がスタート/ストップします。 1/100秒 時 A A C スタート ストップ リセット ● スプリットタイム(途中経過時間)の計測 A C C A C スタート スプリット 計測 スプリット 解除 ストップ リセット (スプリット/リセット) <スプリット計測中> 分 (スタート/ストップ) 時刻モードの時刻 秒 ● 計測中に C ボタンを押すと、表示は止まりますが、内部で は計測を続けるスプリット計
タイマーの使い方 タイマーは 1 分単位で 24 時間までセットできます。セッ トした時間を経過(タイムアップ)すると 5 秒間の電子 音が鳴ります。 ■ タイマーのセット 1. セット状態にする 時 ➟E ボ タ ン を 押 す と “SET Hold” と 画 面 に 表 示 が 出 ま す の で、 “SET Hold”が消えて 「時」が点滅するまで E ボタンを押し続けて ください。 ※ セット状態で 2 ∼ 3 分 間何も操作を行なわな いと、自動的にセット 状態が解除されます。 2. 「時」をセットする A または C ボタンを 押します ➟A ボタンを押すごとに タイマーモード(リセット状態)のとき、 E ボタンを約 2 秒間 押し続けます 10 ページの「操作のしくみと表示の見方」にしたがい D ボタンを押し、タイマーモードにします。 点滅箇所の数字が進み、 C ボタンを押すごとに 戻ります。 ※ それぞれ押し続けると 早送りします。 ※「24 時間」をセットする場合は、 「0H00'00」とセッ トしてください。 3.
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アラーム・時報の使い方 10 ページの「操作のしくみと表示の見方」にしたがい D ボタンを押し、アラームモードにします。 A 時分を設定できるアラームが 5 本あり、設定した時刻に なると 10 秒間電子音が鳴ります。また、毎正時(00 分) に時報を鳴らすこともできます。 アラーム 1 (AL1) A ■ アラーム時刻のセット 1. アラームを選ぶ アラーム番号 C C アラーム 5 (AL5) C A アラーム 4 (AL4) A セット状態にする E ボタンを約 2 秒間押 し続けます ➟A または C ボタンを 押すごとに以下の順で 表示が切り替わります ので、設定したいアラー ムを選びます。 ※ アラームモードに切り 替えた直後は、前回こ のモードで最後に表示 していたアラームを表 示します。 C A 2.
3. 「時」をセットする ■ アラーム・時報の ON / OFF 設定 準備: アラームモードのとき、A または C ボタンを押 して、鳴らしたいアラームを選びます。また、時報 を鳴らしたいときは時報表示を選びます。 A または C ボタンを 押します ➟A ボタンを押すごとに 点滅箇所の数字が進み、 C ボタンを押すごとに 戻ります。 ※ それぞれ押し続けると早送りします。 ※「時」のセットのとき午前/午後(P)または 24 時 間制にご注意ください。 ※ 基本時刻を 24 時間制にしているときは、アラーム 時刻も 24 時間制で表示されます。 B ボタンを押します ➟B ボタンを押すごとにアラームまたは時報の ON / OFF が切り替わります。 ※ それぞれのマークが点灯しているときが ON となり、 アラーム・時報が鳴ります。 アラームマーク 時報マーク 4. 「分」をセットする D ボタンを押します ➟「分」が点滅します。 「分」も「時」と同様に A または C ボタンで セットします。 <アラーム1表示> ■ 鳴っている電子音を止めるには ಽ 5.
ホームタイムデータ(時刻・カレンダーなど)の合わせ方 ホームタイムデータのセットとは、お使いになる地域(都 市)や時刻・カレンダー等を合わせることです。 ※ ホームタイムデータのセットや修正は時刻モードで行 ないます。 ※ 操作音の ON / OFF 設定、ライト点灯時間設定、パワー セービング機能の ON / OFF 設定も以下の操作で行な います。 ■ セットのしかた 1. セット状態にする ➟E ボ タ ン を 押 す と ホームタイム都市を選ぶ A または C ボタンを 押します TYO=東京 ➟A ボタンを押すごとに 都市コードが進み、C ボタンを押すごとに戻 り ま す。 本 機 を お 使 い に な る 地 域( 都 市 ) を 選びます。 * 67 ページ「都市コード一覧」参照。 ※ A・C ボタンとも、押し続けると早送りします。 時刻モードのとき、 E ボタンを約 2 秒間押 し続けます 2.
4. サマータイムを切り替える 5.
6. c.「時」「分」 「年」「月」「日」セットのとき 点滅箇所のセット A ボタンを押すごとに点滅箇所 の数字が進み、C ボタンを押す ごとに戻ります。 ※ A・C ボ タ ン と も、 押 し 続 けると早送りができます。 A または C ボタンを押します a.「12/24 時間制切替え」のとき A ボ タ ン を 押 す ご と に 12 時 間 制表示“12H”と 24 時間制表示 “24H”が切り替わります。 12/24時間制 年 月・日 時 秒 分 d.「操作音の ON / OFF」のとき 20 ページ「操作音の ON / OFF 切替え」をご覧ください。 b.「秒」セットのとき e.「ライト点灯時間」のとき A ボタンを押すと「00 秒」から スタートします。 ※ 秒 が 00 ∼ 29 の と き は 切 り 捨 て ら れ、30 ∼ 59 の と き は 1 分繰り上がって「00 秒」にな ります(時報は「時報サービス 117 番」が便利です)。 17 ページ「ライト点灯時間の切替え」をご覧ください。 f.
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製品仕様 水 晶 発 振 周 波 数 : 32,768Hz 精 基 度 : 平均月差± 15 秒以内 本 機 能 : 時・分・秒、 午前/午後(P)/ 24 時間制表示 曜日・月・日/年・月・日/気圧傾向・ 月・日、フルオートカレンダー(2000 ∼ 2099 年) 方 位 計 測 機 能 : 方位の角度計測範囲= 0°∼ 359° 方位補正機能(2 点、北方位)、 20 秒間の連続計測機能、ベアリン グメモリー機能、磁気偏角補正機能、 4 方位グラフィック(東西南北) 気 圧 計 測 機 能 : 計測範囲= 260hPa ∼ 1,100hPa 表示範囲= 260hPa ∼ 1,100hPa 計測単位= 1hPa 常時気圧計測(2 時間毎)、即時計測、 気圧調整機能、気圧傾向グラフ、 気圧差グラフィック 温 度 計 測 機 能 : 計測範囲=− 10.0℃∼ 60.0℃ 表示範囲=− 10.0℃∼ 60.0℃ 計測単位= 0.
●圧力センサー 条件(高度) 温度一定の とき 温度変化に よる影響 0m ∼ 6,000m 6,000m ∼ 10,000m 0m ∼ 6,000m 6,000m ∼ 10,000m 高度計 ±(高度差× 2%+ 15m) ±(高度差× 2%+ 25m) 10℃につき ± 50m 10℃につき ± 70m 気圧計 ±(気圧差× 2%+ 2hPa) 10℃につき ± 5hPa ※ 精度保証温度範囲=− 10℃∼ 40℃ ※ 強い衝撃を与えたり、極端な温度環境下に放置したり すると、精度に対して悪影響を与えることがあります。 ストップウオッチ機能 : 計測単位= 1/100 秒 計測範囲= 23 時間 59 分 59 秒 99 (24 時間計) 計測機能=通常計測、積算計測、 スプリット計測、 1・2 着同時計測 ア ラ ー ム 機 能 : 時刻アラーム アラーム数= 5 本 セット単位=時・分 電子音= 10 秒間 時報 毎正時に 2 回電子音で報知 そ の 他 : 自動復帰機能、12/24 時間制表示 切 替 え、EL( エ レ ク ト ロ ル ミ ネ ッ センス)バックライト、ライト点灯
持 続 時 間 : 約 6 ヵ月 ラ イ ト 1.
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ご使用上の注意 ■ 防水性 ● 防 水 時 計 は 時 計 の 表 面 ま た は 裏 蓋 に「WATER RESIST」 「WATER RESISTANT」と表示されているもので、次のように 分類されます。 表示 日常 生活用 防水 使用例 時計の表面または 「BAR」 裏蓋に表記 表記無し 洗顔、雨 ○ 水仕事、水泳 × ウインドサーフィン × スキンダイビング × (素潜り) 日常生活用強化防水 5 気圧 10 気圧 20 気圧 防水 防水 防水 5BAR 10BAR 20BAR ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○ ○ • 専門的な潜水=スキューバダイビング(空気ボンベ使用)でのご 使用はお避けください。 ● 時計の表面または裏蓋に WATER RESIST または WATER RESISTANT と表示されていないものは防汗構造になっており ませんので、多量の汗を発する場合、もしくは湿気の多い場所で のご使用や直接水に触れるようなご使用はお避けください。 ● 防水構造の機種でも水中や、水分のついたまま、りゅうずやボタ ンの操作をしないでください。 ● 防水構造の機種で
● + 60℃以上の所に長時間放置すると液晶パネルに支障をきた すことがありますのでご注意ください。液晶表示は、0℃以下や + 40℃以上では、表示が見えにくくなることがあります。 ■ ショック ● 通常の使用状態でのショックや軽い運動(キャッチボール、テニ スなど)には十分耐えますが、落としたり、強くぶつけたりする と、故障の原因になります。 ただし、耐衝撃構造の時計の場合(G-SHOCK/Baby-G/G-ms) は腕につけたままでチェーンソーなどの強い振動や、激しいス ポーツ(モトクロスなど)でのショックを受けても時計には影響 ありません。 ■ 磁気 ● 通常、磁気の影響はありませんが、極度に強い磁気(医療機器な ど)は誤動作や電子部品を破損する恐れがありますのでお避けく ださい。 ● 時計動作に影響を与えることはありませんが、製品自体が磁気を 帯びますと精度に影響を与えますのでお避けください。 なお、極度に強い磁気(医療機器など)は、誤動作や電子部品を 破損する恐れがありますのでお避けください。 ■ 静電気 ● 静電気により誤った時刻を表示したりします。また、極度に強い 静電気は、電子部品を破損
■ 天然皮革・合成皮革バンドについて ■ 液晶表示について ● 長時間、他の製品と密着させたり、濡れたまま他の製品と一緒に しておくと、他の製品に色が移行したり、他の製品の色が天然皮 革や合成皮革に移行したりすることがありますので、濡れている ときはすぐに水分をふきとり、他の製品に密着させたままにしな いでください。 ● 長時間、直射日光(紫外線)に当てたり、汚れが付着したまま長 時間放置すると色あせする場合があります。 ご注意:天然皮革・合成皮革は、摩擦・汚れにより色を移したり、 色落ちすることがあります。 ● 液晶表示は、見る方向によって表示が見えにくくなることがあり ます。 ■ 金属製品について ● 金属を使用した製品・バンドは、ステンレスやメッキ品でも汚れ たままご使用になりますと、 さび (錆) が発生することがあります。 汗をかいたときや水に濡らしたときは、柔らかい吸湿性の良い布 などで良く拭き取った後に、通気性の良い場所に保管し、良く乾 燥させてください。 ● バンドは、時々、柔らかい歯ブラシなどにより、中性洗剤を水で 薄めた液や石鹸水でバンドを洗って、良く手入れをしてください。 このと
お手入れについて ■ お手入れのしかた ● ケース・バンドは汚れからさびが発生し、衣服の袖口を汚したり、 皮膚がかぶれたり時計の性能が劣化することがあります。ケース・ バンドは常に清潔にしてご使用ください。特に、海水に浸した後 放置しておくとさび易くなります。 ● 樹脂バンドの表面にシミ状の模様が発生することがありますが、 人体および衣服への影響はありません。また布等で簡単にふきと ることができます。 ● 皮革バンドは乾いた布で軽く拭くなどして常に清潔にしてご使用 ください。樹脂バンドも皮バンド同様、日々の使用により劣化し、 切れたり折れたりする場合があります。 ● バンドにヒビなどの異常がある場合は、必ず新しいバンドと交換 してください。そのときは、お買い上げの販売店または最寄りの カシオテクノリペアセンターにバンド交換をお申し付けくださ い。保証期間内であっても有償にて申し受けます。 ● 時計も衣服同様、直接身につけるものです。本体ケースやバンド の汚れ、汗・水分などは吸湿性のよい柔らかい布でふきとり、常 に清潔にご使用ください。 ■ お手入れを怠ると 〈さび(錆)〉 ● 時計で使用している金属はさびに
本製品で使用している電池について 金属バンドの駒詰めについて ● 専用の二次電池を使用しておりますので、お客様は電池を取り外 さないでください。専用の二次電池以外の電池を入れると時計の 破損の原因になります。 ● 二次電池は、ソーラーセルが受ける光により充電されますので、 定期的な電池交換の必要はありません。ただし、長年の充電と放 電を繰り返すことにより性能が劣化して、充電しても使用時間が 短くなることがあります。その場合は、お買い上げの販売店また はカシオテクノお客様修理相談センターにご相談ください。 金属バンドの駒詰めには専用の工具が必要となります。 お取り扱いによる、部品の変形や破損、またはケガ等を予防するた めにも、お買い上げの販売店にご相談ください。 なお、カシオテクノ・サービスステーションにおいても保証期間内 は無償、保証期間経過後は有償にて承っております。 詳しくは、最寄りのカシオテクノ・サービスステーションまたはカ シオテクノお客様修理相談センターへお問い合わせください。 86