MA0905-B P 方位・温度計測機能 3156 JA 取扱説明書 3156 このたびは、弊社製品をお買い上げくださいまして、誠にありがとうございます。 末長くご愛用いただくために、この説明書をよくお読みいただき、正しくお取り 扱いくださいますようお願い申し上げます。 本機を安全に正しくお使いいただくための注意事項「安全上のご注意」を本書に 記載しています。本機をご使用になる前に、必ずお読みください。 なお、この説明書は大切に保管し、必要に応じてご覧ください。 本機の計測機能は、専門的な計測器としての用途を目的に製造されたもので はありません。ご使用にあたっては本機の特性をよくご理解の上、あくまで も目安としてご使用ください。 ※本機は家庭用機器の計量法に基づく計測器ではありません。 ※本機の方位計を本格的な登山等でご使用になるときは、必ず予備のコンパ スを携帯するようにしてください。
安全上のご注意 絵表示に 本書および製品への表示では、製品を安全に正しくお使いいただき、あ なたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するため、色々な ついて 絵表示をしています。その表示と意味は次のようになっています。 危険 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷 を負う危険が差し迫って生じることが想定される内容を示してい ます。 警告 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷 を負う危険が想定される内容を示しています。 注意 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う危険 が想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容を 示しています。 絵表示の例 記号は「気をつけるべきこと」 (注意)を意味しています。 (左の例は感電注意) 記号は「してはいけないこと」 (禁止)を意味しています。 (左の例は分解禁止) 記号は「しなければならないこと」 (強制)を意味しています。 (左の例は電源プラグをコンセントから抜く)
警告 本機をスキューバダイビング(アクアラング)に使用しないでく ださい。 ※ 本機はダイバーズウオッチではありません。誤って使用する と、事故の原因となります。 電池の取り扱いについて 本機で使用しているボタン電池を取り外した場合は、誤ってボタン電池を飲むこと がないようにしてください。特に小さなお子様にご注意ください。 電池は小さなお子様の手の届かない所へ置いてください。万一、お子様が飲み込ん だ場合は、ただちに医師と相談してください。 注意 お手入れについて ケース・バンドは汚れからサビが発生し、衣服の袖口を汚すことがあります。ケー ス・バンドは常に清潔にしてご使用ください。特に、海水に浸した後放置しておく とサビ易くなります。 1
注意 かぶれについて 時計の本体およびバンドは、直接肌に接触していますので、使用状態によってはか ぶれを起こす恐れがあります。 1 金属・皮革に対するアレルギー 2 時計の本体およびバンドの汚れ・サビ・汗等 3 体調不良等 • バンドをきつくしめると、汗をかきやすくなり、空気の通りが悪くなりますので かぶれ易くなります。バンドは余裕をもたせてご使用ください。 •「抗菌防臭バンド」は汗などによる細菌の繁殖を抑え、においの発生を防ぐもの で、皮膚のかぶれを防ぐものではありません。 • 万一、異常が生じた場合は、ご使用を中止し、医師にご相談ください。 分解しないでください 本機を分解しないでください。ケガをしたり、本機が故障する原因とな ることがあります。 2
注意 ご使用にあたって 時計表示の確認は、思わぬ転倒やケガの予防のため、十分に安全が確認された場所 で行なってください。特に、道路でのマラソンやジョギング、自転車やバイク・自 動車等の運転中は事故の原因になることがありますので、十分にご注意ください。 また、第三者への接触による事故防止にも十分にご注意ください。 時計着脱の際に、中留で爪を傷つける恐れがありますのでご注意ください。特に、 長く伸ばした爪では、中留の操作はおやめください。 思わぬケガやアレルギーによるかぶれを防ぐため、就寝時は時計をはずすなど十分 にご注意ください。 幼児を抱いたり、接したりする場合は、幼児のケガやアレルギーによるかぶれを防 ぐため、時計をはずすなど十分にご注意ください。 3
目次 安全上のご注意 表紙裏面 液晶表示について 5 操作のしくみと表示の見方 6 表示照明用 EL バックライトについて 8 ライトを点灯させる ……………………………… 8 操作音について 8 方位計測 9 方位計測のしかた ……………………………… 計測時/保管時のご注意 ∼正しい計測のために∼ ……………………… 「磁北」を基準とした方位補正のしかた ……… 方位計測の基準を「真北」に変更する (磁気偏角補正)………………………………… 登山中やトレッキング中の使用例 …………… おかしいと思ったときは ……………………… 温度計測 10 11 13 15 17 21 22 温度計測のしかた ……………………………… 22 温度調整のしかた ……………………………… 23 4 計測異常検出機能 24 “ERR”表示あるいは“BATT”表示となるときは … 24 ワールドタイムの使い方 都市のサーチ …………………………………… サマータイム(DST)について ……………… サマータイムのON/OFF設定 ……………… 都市コード一覧 ………………………………
液晶表示について ホームタイムデータ (時刻・カレンダー) の 合わせ方 34 セットのしかた ………………………………… 34 本書はAタイプの液晶表示で説明しております。 Bタイプ(反転液晶)をお使いの場合は、Aタイプで各イ ンジケーター(マーク)がオンのときに点灯するところが 白くなると置き換えてご覧ください。 <Aタイプ> 製品仕様 ………………………………………… ご使用上の注意 ………………………………… お手入れについて ……………………………… 電池交換について ……………………………… <Bタイプ> 37 42 45 46 ON ON 5
操作のしくみと表示の見方 ●D ボタンを押すと方位・温度計測モードに切り替わり、自動的に計測が開始されます(C ボタンを押すと時刻モードに 戻ります) 。 方位・温度計測モード 時刻モード 方位と温度の計測ができます。 月・日 曜日 ボタン ボタン 午後マーク (午前は消灯) 時・分 ボタン ボタン 秒 P-9、P-22 6
●Cボタンを押すごとに確認音が鳴り、ワールドタイムモード、ストップウオッチモード、タイマーモード、アラームモー ドに切り替わります。 ●アラームモード、方位・温度計測モードで 2 ∼ 3 分間ボタン操作を行なわないと、自動的に時刻モードに戻ります。 ワールドタイムモード ストップウオッチモード 世界48都市29タイムゾーンの時刻を知ることが できます。 1/100秒単位で59分59秒99(60分計)まで 計測できます。 P-25 P-27 アラームモード タイマーモード アラーム時刻のセットや時報のON/OFFができ ます。 1分単位で24時間までセットすることができ、 1秒単位で減算計測を行ないます。 P-31 P-28 7
表示照明用ELバックライトについて 本機の表示部には EL パネル(エレクトロルミネッセンス パネル)が内蔵されており、暗いときに表示を明るくして 見ることができます。 ■ ライトを点灯させる セット中(表示点滅)以外の どのモードのときでも、 B ボタンを押します 〈ライト点灯についてのご注意〉 ● 直射日光下では点灯が見えにくくなります。 ● 点灯中にアラームなどが鳴り出すと点灯を中断し ます。 ● 点灯中に時計本体より音が聞こえることがあります が、これはELパネルが点灯する際の振動音であり、 異常ではありません。 ● ライトは、方位・温度計測モードのセット状態、方 位補正状態(13 ページ参照)では点灯しません。 8 操作音について モード切替え時などに鳴る操作音のON/OFFを切り替え ることができます。 ● 操作音の ON / OFF 設定 セット中(表示点滅)以外、どのモードのときでも C ボタンを約 3 秒間押し続けます ➟確認音が鳴り、操作音のON/ OFFが切り替わります。 ※操作音を OFF にしていると きは、MUTEマークが点灯し ます。 ※操作音がOFFでも、アラ
方位計測 本機は、内蔵の磁気センサーで検出した磁気を方位に変換して表示します(磁気コンパス)。目標物の方位や、現在位置を 調べたりすることができます。 ※方位計測が正しくないと思われるときは、13 ページを参照して、「方位補正」を行なってください。 ●磁気コンパスについて ★「磁気コンパス」とは 地球は、北極と南極に極を持つ 大きな磁石のようなもので、地 球の持つ磁気を“地磁気”と呼 びます。 本機は内蔵の電子式磁気セン サーによりこの“地磁気”を検 知し、方位を計測する「磁気コ ンパス」です。 地球 このズレを“偏差”と呼び、その角度を“偏角”と呼びます。 “磁北”の極はカナダの北側に、 “磁南”の極はオーストラ リアの南側に位置するため、それぞれの“磁極”に近いほ ど“偏角”が著しく大きくなるため、高緯度地方で使用す る際は、ご注意ください。 なお、日本付近では約 5 度(鹿児島近辺)∼約 9 度(北海 道近辺)西に偏っています。 ※本機では、磁北と真北との角度の差(磁気偏角)の値をも とに「磁気偏角補正」 (15 ページ参照)を行なって、 「真北」を基準とした方位を計測することもできます。 磁北
■ 方位計測のしかた 時刻モードのとき、 本機を水平に持ち (または腕にはめ) 、 計測 したい方向に12時位置を向けてから Dボタンを押します 約2秒間 計測したい方向 西 北 南 東 方位 方位の角度 <方位の角度の見方> 上記の例では、計測したい方向(本機の 12 時位置)が「北 西(NW)315 度」であることを表わしています。 方位は、16 方位で表示されます。 また、各方位には 22 ∼ 23 度の幅があります。 (例)北西(NW) :304度∼326度 南南西(SSW):192度∼213度 10 約 2 秒後、方位・温度計測モードとなり、10 秒間向 いている方位の角度、および北の方向をグラフィック 表示します。 方位計測は 1 回の操作で 1 秒ごとに 10 秒間連続して 計測します。 方位計測終了後は、「方位」および「方位の角度」に −−−が表示されます。 方位計測後、D ボタンを押すと再計測を行ないます。 ★方位計測中にアラームなどの電子音が鳴ったときやBボ タンを押してライトを点灯させたときは、計測を中止し、 電子音報音後またはライト点灯後に計測を再開します。 ★地磁気
■ 計測時/保管時のご注意 ∼正しい計測のために∼ ● 計測するときは ● 使用場所について 本機が水平になるように持つか、 または腕に付けてください。 ※本機が水平面に対して傾いているときは、計測誤差が大 きくなります。 計測を行なう場所により、計測誤差が大きくなる恐れがあ ります。以下の場所での計測にはご注意ください。 ●地磁気に強く影響を及ぼす物の近く ➟ これらのものから離して計測を行なってください。 永久磁石 (磁気ネックレスなど) 金属 (鉄製の机、ロッカーなど) 高圧線、架線 家庭電化製品 (テレビ、パソコン、スピーカーなど) 11
●乗り物の中、または室内(特に鉄筋コンクリート造り) ➟ この場合は、正確な計測はできません。 ● 保管場所について 本機を磁石などの強い磁気を帯びたものに近づけないでく ださい。 永久磁石 (磁気ネックレス、バッグの止め金など) 12 自動車 船・飛行機 電車 室内(鉄筋が磁化している場合) 家庭電化製品 (テレビ、スピーカーなど)
■「磁北」を基準とした方位補正のしかた 本機で計測した方位が正しくないと思われるときは、方位補正を行なってください。 ※方位補正状態(表示点滅中)のときに何もボタン操作をしないと 2 ∼ 3 分後自動的に点滅が止まり、方位計測表示に戻 ります。 ●方位補正のしかた 1. 方位・温度計測モードにする 2.
3. 方位を補正する 4.
■ 方位計測の基準を「真北」に変更する(磁気偏角補正) 磁北と真北との角度の差(磁気偏角)の値をもとに補正を行なうと、「真北」を基準に方位を計測することができます。 ●「磁気偏角」の調べ方 • 地形図や登山地図のような等高線が描かれた地図に記載されています。 • 国土地理院のホームページ上で調べることができます。 ●本機で設定する「磁気偏角」について • 本機では、ご使用になる地域の「磁気偏角の値」と「磁北が東偏か、西偏か」を設定します。 例えば、お調べになった資料に「磁針方位は西偏約 7°」と記載されている場合は、 「W7°」を設定してください。 • 本機に入力する 「偏角値」 は、1° (度) 単位です。磁気偏角の値をお調べになった資料によっては、0.1° (度) 単位、10' (分)単位などで表記されている場合があります。そのときは、以下の例を参考に、1° (度) 単位に換算してください。 〔例1〕 7.0°∼ 7.4° : 7° 7.5° : 7°または 8° 7.6°∼ 7.
3. 磁気偏角補正状態にする ●磁気偏角補正のしかた C ボタンを押します 1. 方位・温度計測モードにする 磁気偏角の方向と値 ➟「磁気偏角補正状態」とな 時刻モードのとき、 り、磁気偏角の方向と値が 点滅します。 D ボタンを押します ➟方位・温度計測モードとな ります。 4.「磁気偏角の方向と値」をセットする D ボタンまたは B ボタンを押します 2. 方位補正状態に入る 方位・温度計測モードのとき、 ➟D ボタンを押すごとに数字が進み、B ボタンを押す A ボタンを約 2 秒間押 し続けます ➟「方位補正状態」となり、方 位インジケーターが12時 位置で点滅します。 ※ 補正状態で2∼3分間何も 操作を行なわないと、自動 的に補正状態が解除され ます。 方位の角度 ごとに戻ります。 ※ それぞれ押し続けると早送りします。 ※ 磁気偏角の方向と値は、90°E(東偏90°)∼0°OFF (補正しない)∼ 90°W(西偏 90°)でセットできま す。 ➟D ボタンと B ボタンを同時に押すと「0°OFF(補 正しない) 」になります。 5.
●整置(正置)について 登山やトレッキングでは、自分が今どこにいるかを把握す ることが必要です。そのためには地図と実際との方向を合 わせることが大切です。これが「整置」です。整置をする ことで、地図と実際との対応が容易になります。具体的に は、地図上の北方向と本機の北方向を合わせる作業のこと です。 2. 本機に北が表示されたら、地図だけを回して、本機の 北と地図の北が一致する方向に揃えます。 ※ 本機に表示される北を「磁北」に設定している場合 は、地図上の「磁北」にあわせます。本機に表示さ れる北を「真北」に設定している場合は、地図上の 「真北(通常真上)」にあわせます。 時計の北 N ■ 登山中やトレッキング中の使用例 ★ 現在地を把握する に持つか、または腕にはめ て水平な状態にして、Dボ タンを押します。約 2 秒後 に方位が表示されます。 N 1. 時刻モードで、本機を水平 地図上の北 北 3. これで地図と周囲の風景の方向が一致します。 4.
★ 進行方向を把握する 1. 地図上の現在位置を確認します。 4. 地図の持ち方は変えずに、本機の北と地図の北が一致 するように体を回します。 2. 地図上の進みたい方向が体 の正面を向くように地図を 回します。 3. 時刻モードで、本機を水平 に持つか、または腕にはめ て水平な状態にして、Dボ タンを押します。約 2 秒後 に方位が表示されます。 18 5.
●2 カ所の目印から現在地を割り出す(クロスベアリング) 1. 周囲に見える山頂や人工物など「地図と対応可能な目 印」 を2カ所見つけます。 なお、 2カ所の目印は、 90° ぐら いの角度を形成する位置にあるものを選んでください。 A B 3. 時刻モードで、本機を水平に持つか、または腕にはめ て水平な状態にして、D ボタンを押します。約 2 秒後 に方位が表示されます。 4. 例えば、計測結果が292°の場合、Aが北から292°とな る方向の線上のどこかに現在地があることになります。 地図にその線を書き込みます。 5. 次に、Bの方向に、本機の 12 時位置を向けます。 B 2. まず、Aの方向に、本機の 12 時位置を向けます。 12時位置 A 12時位置 6. 手順 3.
7. 例えば、計測結果が 45°の場合Bが北から 45°とな る方向の線上のどこかに現在地があることになります。 地図にその線を書き込みます。 8. 地図上の「Aから引いた線」と「Bから引いた線」の交 点が、現在地となります。 45° E W S 292° ※ 2 カ所以上の目印から、同様の手順で、現在地を割 り出すことができます。目印が多いほど、より正確 な現在地を割り出すことができます。 20 1. 名前を調べたい山の方向 目標物 に、本機の 12 時位置を向 けます。 2. 時刻モードで、本機を水平 N B 北 A ● 周囲の山の名前を調べる(山座同定) に持つか、または腕にはめ て水平な状態にして、Dボ タンを押します。約 2 秒後 北 に方位が表示されます。 3.
4.
温度計測 ■ 温度計測のしかた 時刻モードのときに D ボタンを押して方位・温度計測モードに切り替えると、温度を表示します。 ★D ボタンを押すと温度計測と同時に方位計測も行なわれます。方位計測については、9 ページにある「方位計測」をご 覧ください。 <温度計測> ●表示の見方 計測範囲:− 10.0℃∼ 60.0℃ 計測単位:0.1℃ ※計測値が計測範囲を超えた場合は、 “−−−”表示となり ます。 温度 ●温度計測について 方位・温度計測モードに切り替えると、温度計測は 1 回の 操作で 2 秒ごとに 10 秒間連続して計測します。計測終了 後は、「温度」に−− .
■ 温度調整のしかた 本機の温度計は、工場出荷時に調整してありますので、通常は温度の調整を行なう必要はありません。正確な温度計があっ て、その温度に対して本機の表示が大きくずれている場合にのみ以下の操作にしたがい温度を調整してください。この温 度調整を誤って行なうと、温度を正しく計測できなくなるのでご注意ください。 1. 方位・温度計測モードのとき、 A ボタンを約 2 秒間押 し続けます ➟ 方位補正状態となります。 ※ 調整状態で2∼3分間何も 操作を行なわないと、自動 的に調整状態が解除され ます。 2. 温度調整状態にする C ボタンを 2 回押します ➟ 温度が点滅します。 (約2秒間) 3. 温度値のセットは、 (戻る) D または B ボタンを押 します ➟D ボタンを押すごとに 0.1℃ずつ進み、Bボタン を押すごとに 0.1℃ずつ 戻ります。 ※ それぞれ押し続けると早 送りします。 ※ D・B ボタンを同時に押 すと、 “OFF”表示となり、 工場出荷時に調整してあ る基準温度に戻ります。 (進む) 温度値 4.
計測異常検出機能 センサーの故障および接触不良により正常な計測が行なえなくなった場合には、自動的に計測を停止し、 “ERR” (エラー) 表示を行ないます。また、急に電源や電圧が下がった場合や、寒い場所に移動した場合には、自動的に計測を停止し、 “BATT”(バッテリー)表示を行ないます。 ■“ERR”表示あるいは“BATT”表示となるときは 温度・方位を計測中に“ERR”あるいは“BATT”が表示された場合は、再計測を行なってみてください。それでも“ERR” あるいは“BATT”が表示されるようでしたら故障が考えられますのでカシオテクノ修理相談窓口(49 ページ参照)に てチェックを受けてください。 <ERR表示> <BATT表示> ※温度・方位を計測中に“ERR”あるいは“BATT”表示になったときは、約 10 秒経つと“−−− ”表示になります。 ※方位の補正中に“ERR”あるいは“BATT”表示になったときは、約 1 秒経つと方位の補正状態に戻ります。 ※温度の調整中に“ERR”あるいは“BATT”表示になったときは、約 1 秒経つと“−−− ”の点滅表示になります。こ の状態では温度の調整はで
ワールドタイムの使い方 ワールドタイムモードでは、世界 48 都市(29 タイムゾー ン)の時刻を知ることができます。 6 ページの「操作のしくみと表示の見方」にしたがい C ボタンを押し、ワールドタイムモードにします。 ■ 都市のサーチ ワールドタイムモードのとき、 ※ワールドタイムモードに切り替えると、前回このモード で最後に見た都市の時刻を表示します。 ※ワールドタイムの「秒」は基本時刻の「秒」に連動してい ます。 ※ホームタイム(基本時刻)を24時間制にしているときは、 ワールドタイムも 24 時間制で表示されます。 D ボタンを押します ➟D ボタンを押すごとに都市コードが進みます。 ※ D ボタンを押し続けると早送りします。 時刻モードの時刻 都市コード ■ ご注意 ■ ワールドタイムが合っていないときは、時刻モードの時刻 およびホームタイム都市設定を確認し、違っているときは 正しくセットしてください。 * セットについては 34 ページ参照。 (進む) ワールドタイム 25
■ サマータイム(DST)について サマータイムとは DST(Daylight Saving Time)とも 言い、通常の時刻から1時間進める夏時間制度のことです。 サマータイムの採用時期は国や地域により異なりますし、 採用していないところもありますのでご注意ください。 ■ サマータイムのON/OFF設定 D ボタンを押して、 準備:ワールドタイムモードのとき、D 設定したい都市を選びます。 DSTマーク A ボタンを約 2 秒間押し続 けます (約2秒間) ➟A ボタンを約 2 秒間押し続 けるごとにサマータイムの ON / OFF が切り替わりま す。 ※サマータイムが O N のとき は、DST マークが点灯して、 通常の時刻より 1 時間進み ます。 ※各都市ごとにサマータイムを設定することができます。 ※ホームタイムで設定している都市をサマータイムONに したときは、ホームタイム(基本時刻)もサマータイム ON になります。 26 ■ 都市コード一覧 コード LIS LON MAD PAR ROM BER STO ATH CAI JRS MOW JED THR DXB KBL KHI DE
ストップウオッチの使い方 6 ページの「操作のしくみと表示の見方」にしたがい C ボタンを押し、ストップウオッチモードにします。 ストップウオッチは 1/100 秒単位で 59 分 59 秒 99(60 分計)まで計測できます。計測範囲を超えると、自動的に 0 に戻って計測し続けます。 ■ 計測のしかた ● 通常計測 ストップウオッチモードのとき、 スタート D ボタンを押します ➟Dボタンを押すごとに、計測がスタート/ストップします。 スプリット/ リセット 分 リセット 時刻モードの時刻 ● スプリットタイム(途中経過時間)の計測 秒 1/100秒 ストップ 積算計測… ロスタイムのあるときは、ストップ後リセット せずに A ボタンを押して再スタートすれば、 表示タイムに引き続き計測を始めます。 スタート スプリット計測 スプリット解除 ストップ リセット 2着タイム表示 リセット <スプリット計測中> スタート/ ストップ ● 計測中に A ボタンを押すと、表示は止まりますが、 内部では計測を続けるスプリット計測となります (SPL 表示)。 ※スプリット
タイマーの使い方 タイマーは 1 分単位で 24 時間までセットできます。セッ トした時間を経過(タイムアップ)すると、10 秒間電子 音が鳴ります。 また、タイムアップ後も自動的に計測を繰り返すオートリ ピートタイマーとしても使えます。 ※工場出荷時および電池交換後は、タイマー時間が24時間 (0:00)で設定されています。 ■ タイマー方法について 本機のタイマーは以下の 2 種類があり、使い方に合わせて お好きな方を選ぶことができます。 ★ リピートタイマー(繰り返し計測) タイムアップすると、計測が止まります。約 10 秒後 にタイマー時間表示に戻ります。 ★ オートリピートタイマー(自動繰り返し計測) タイムアップしても、計測ストップするまで自動的に タイマー時間に戻り、繰り返し計測を行ないます。 ※オートリピートタイマーを選ぶと、“ ”マークが 点灯します。 28 6 ページの「操作のしくみと表示の見方」にしたがい C ボタンを押し、タイマーモードにします。 ■ タイマー時間のセット 1.
3.「分」をセットする 5. セットを終わる (戻る) C ボタンを押します ➟「分」が点滅します。 A ボタンを押します ➟点滅が止まり、セット完了です。 「分」も「時」と同様に D または B ボタンでセット します。 ※ 点滅表示のまま 2∼ 3 分間すると、自動的に点滅が止 まります。 (進む) 分 4.
■ タイマーの使い方(減算計測のしかた) ■ タイムアップになると セットした時間を経過すると、10 秒間電子音が鳴り、タ イムアップを知らせます。 タイマーモードのとき、 D ボタンを押します ➟Dボタンを押すごとに計測がスタート/ストップします。 ■ 鳴っている電子音を止めるには ※計測は 1 秒単位で行ないます。 ※計測値に連動してグラフ表示が点灯/消灯します。 いずれかのボタンを押すと、音が止まります。 (リセット) 時 分 秒 ( スタート/ ストップ ) ★計測ストップ後、Aボタンを押すと、計測前の表示 に戻ります(リセット)。 ★ロスタイムがあるときは、D ボタンでストップ後、 もう一度 D ボタンを押すと表示タイムに引き続き 計測を始めます。 30
アラーム・時報の使い方 ■ アラームについて ●通常アラーム(AL1 ∼ AL4) 設定した時刻になると 10 秒間の電子音が鳴ります。 6 ページの「操作のしくみと表示の見方」にしたがい C ボタンを押し、アラームモードにします。 ■ アラーム時刻のセット 1.
2. セット状態にする A ボタンを約 2 秒間押 し続けます 4.「分」をセットする 時 ➟「分」が点滅します。 ➟「時」が点滅します。 ※ アラームマークが点灯し て、自動的にアラームが ON になります。 ※ セット状態で2∼3分間何 も操作を行なわないと、自 動的にセット状態が解除 されます。 「分」も「時」と同様に D または B ボタンでセット します。 5. セットを終わる アラームマーク A ボタンを押します ➟ 点滅が止まり、セット完了です。 3.
■ アラーム・時報のON/OFF設定 ■ 鳴っている電子音を止めるには 準備:アラームモードのとき、D D ボタンを押して、鳴らし たいアラームを選びます。また、時報を鳴らしたい ときは時報表示を選びます。 いずれかのボタンを押すと音が止まります。 ■ モニターアラーム アラームモードのとき、D ボタンを押し続けると、押し続 けている間、アラーム音が鳴ります。 A ボタンを押します ➟ Aボタンを押すごとにアラームまたは時報のON/OFF が切り替わります。 ※それぞれのマークが点灯しているときが ON となり、ア ラーム・時報が鳴ります。 <アラーム1表示> アラームマーク <時報表示> 時報マーク 33
ホームタイムデータ (時刻・カレンダー) の合わせ方 ホームタイムデータのセットとは、お使いになる地域(都市)や時刻・カレンダー等を合わせることです。 ※ホームタイムデータのセットや修正は時刻モードで行ないます。 ■ セットのしかた 1. セット状態にする 2. ホームタイム都市を選ぶ 時刻モードのとき、 A ボタンを約 2 秒間押 し続けます ➟都市コードが点滅します。 ※ セット状態で2∼3分間何 も操作を行なわないと、自 動的にセット状態が解除 されます。 都市コード (約2秒間) D または B ボタンを押 します TYO=東京 ➟D ボタンを押すごとに都 市コードが進み、B ボタ ンを押すごとに戻ります。 本機をお使いになる地域 (都市)を選びます。 * 26 ページ「都市コード一覧」 参照。 ※ D・B ボタンとも、押し 続けると早送りします。 3.
4. サマータイムを切り替える D ボタンを押します 5.
6. 点滅箇所のセット c.「時」「分」「年」「月」「日」セットのとき D または B ボタンを押します ➟D または B ボタンで点滅箇所をセットします。 D ボタンを押すごとに点滅箇 所の数字が進み、Bボタンを押 すごとに戻ります。 ※D・Bボタンとも、押し続け ると早送りができます。 月・日 年 (戻る) 時 分 a.「12/24 時間制切替え」のとき Dボタンを押すごとに12時間 制表示“12H”と 24 時間制表 示“24H”が切り替わります。 (進む) 12/24時間制 秒 C ボタンを押して点滅箇所を移動させ、D またはB B ボタンを押してセットする操作を繰り返して、時刻・ カレンダーを合わせます。 ※「時」のセットのとき午前/午後(P) 、または 24 時間制 にご注意ください。 ※「年」は2000年∼2099年の範囲内でセットできます。 正しくセットすると、自動的に曜日が算出されます。 ※カレンダーはうるう年および大の月、小の月を自動判別 するフルオートカレンダーです。 b.
製品仕様 水晶発振周波数:32,768Hz 精 基 度:平均月差± 20 秒以内 本 機 能:時・分・秒、 午前/午後(P)/24時間制表示 曜 日 / 月・日 、フ ル オ ー ト カ レ ン ダ ー (2000∼2099年) 方 位 計 測 機 能:方位の角度計測範囲=0°∼359° 方位補正機能、10秒間の連続計測機能、 磁気偏角補正機能、 方位グラフィック(北方向) 温 度 計 測 機 能:計測範囲=− 10.0℃∼ 60.0℃ 表示範囲=− 10.0℃∼ 60.0℃ 計測単位= 0.
主 要 回 路 素 子:音叉型高性能水晶振動子 ワンチップ CMOS-LSI 半導体温度センサー、方位センサー 使 用 電 池:CR2025(電池別途販売) 持 続 時 間:約 3 年 ライト1.
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ご使用上の注意 ■防水性 ● 防水時計は時計の表面または裏蓋に「W A T E R R E S I S T 」 「WATER RESISTANT」と表示されているもので、次のように 分類されます。 日常生活用強化防水 日常生活用 防水 5気圧防水 10気圧防水 20気圧防水 表 時計の表面または裏蓋に表記 「BAR」 5BAR 10BAR 20BAR 表記無し 示 洗顔、雨 使 用 水仕事、水泳 例 ウインドサーフィン スキンダイビング(素潜り) ※ 専門的な潜水=スキューバダイビング(空気ボンベ使用)でのご 使用はお避けください。 ● 時計の表面または裏蓋に WATER RESIST または WATER RESISTANTと表示されていないものは防汗構造になっておりま せんので、多量の汗を発する場合、もしくは湿気の多い場所での ご使用や直接水に触れるようなご使用はお避けください。 ● 防水構造の機種でも水中や、水分のついたまま、りゅうずやボタ ンの操作をしないでください。 ● 防水構造の機種でも、時計をつけたままの入浴、洗剤等(石鹸・ シャンプーなど)のご使用をお避けください。防水性能を低下さ せる原因とな
■ショック ■保管 ● 通常の使用状態でのショックや軽い運動(キャッチボール、テニ スなど)には十分耐えますが、落としたり、強くぶつけたりする と、故障の原因になります。 ただし、耐衝撃構造の時計の場合(G-SHOCK/Baby-G/G-ms) は腕につけたままでチェーンソーなどの強い振動や、激しいス ポーツ(モトクロスなど)でのショックを受けても時計には影響 ありません。 ● 長期間ご利用にならないときは汚れ、汗、水分などをふきとり、高 温、多湿の場所を避けて保管してください。 ■磁気 ● 通常、磁気の影響はありませんが、極度に強い磁気(医療機器な ど)は誤動作や電子部品を破損する恐れがありますのでお避けく ださい。 ● 時計動作に影響を与えることはありませんが、製品自体が磁気を 帯びますと精度に影響を与えますのでお避けください。 なお、極度に強い磁気(医療機器など)は、誤動作や電子部品を 破損する恐れがありますのでお避けください。 ■静電気 ● 静電気により誤った時刻を表示したりします。また、極度に強い 静電気は、電子部品を破損する恐れがあります。 ● 静電気により、一時的に液晶の点灯していない
■天然皮革・合成皮革バンドについて ■液晶表示について ● 長時間、他の製品と密着させたり、濡れたまま他の製品と一緒に しておくと、他の製品に色が移行したり、他の製品の色が天然皮 革や合成皮革に移行したりすることがありますので、濡れている ときはすぐに水分をふきとり、他の製品に密着させたままにしな いでください。 ● 長時間、直射日光(紫外線)に当てたり、汚れが付着したまま長 時間放置すると色あせする場合があります。 ご注意:天然皮革・合成皮革は、摩擦・汚れにより色を移したり、 色落ちすることがあります。 ● 液晶表示は、見る方向によって表示が見えにくくなることがあり ます。 ■金属製品について ● 金属を使用した製品・バンドは、ステンレスやメッキ品でも汚れ たままご使用になりますと、さび(錆)が発生することがありま す。汗をかいたときや水に濡らしたときは、柔らかい吸湿性の良 い布などで良く拭き取った後に、通気性の良い場所に保管し、良 く乾燥させてください。 ● バンドは、時々、柔らかい歯ブラシなどにより、中性洗剤を水で 薄めた液や石鹸水でバンドを洗って、 良く手入れをしてください。 このとき、時計の
お手入れについて ■お手入れのしかた ■お手入れを怠ると ● ケース・バンドは汚れからさびが発生し、衣服の袖口を汚したり、 皮膚がかぶれたり時計の性能が劣化することがあります。ケー ス・バンドは常に清潔にしてご使用ください。特に、海水に浸し た後放置しておくとさび易くなります。 ● 樹脂バンドの表面にシミ状の模様が発生することがありますが、 人体および衣服への影響はありません。また布等で簡単にふきと ることができます。 ● 皮革バンドは乾いた布で軽く拭くなどして常に清潔にしてご使用 ください。樹脂バンドも皮バンド同様、日々の使用により劣化し、 切れたり折れたりする場合があります。 ● バンドにヒビなどの異常がある場合は、必ず新しいバンドと交換 してください。そのときは、お買い上げ店または最寄りのカシオ テクノ修理相談窓口にバンド交換をお申し付けください。保証期 間内であっても有償にて申し受けます。 ● 時計も衣服同様、直接身につけるものです。本体ケースやバンド の汚れ、汗・水分などは吸湿性のよい柔らかい布でふきとり、常 に清潔にご使用ください。 〈さび(錆)〉 ● 時計で使用している金属はさびにくい性質
電池交換について ● 電池交換は必ずお買い上げ店または最寄りのカシオテクノ修理相 談窓口にお申し付けください。 ● 電池は必ず当社指定の専用電池と交換してください。指定以外の 電池を使用しますと故障の原因となる場合があります。 ● 電池交換の際、防水検査を行ないます(防水検査は別途有償とな ります)。 ■最初の電池 ● お買い上げの時計に組み込まれている電池(モニター用電池)は、 工場出荷時点に時計の機能や性能をチェックするために組み込ま れたものです。 ● お客様がお買い上げになるまでの期間に電池は消耗しますので、 モニター用電池は取扱説明書などに記載されている電池寿命に満 たない場合があります。また、電池交換は保証期間内でも有料と なります。 ■電池の消耗 ● 電池が消耗しますと「時刻の狂いが目立ったり」 「表示が見にくく なったり」 「消えたり」します。 ● 消耗した電池を使っていると故障の原因になりますので、お早め に交換してください。 46