Operation Guide 3141 MA0807-C ●時計に光が当たるようにしましょう 十分に光を当ててご使用ください • 電池容量を示すバッテリーインジケーターがレベル 3 に なると機能に制限がかかりますので、レベル1、レベル2 を保つように光を当ててください。 本機は、光で発電した電気を充電しながら使うようになっております。 安定してお使いいただくためには、本機のソーラーセルに光が当たるようにしてお使いください。 • 腕に付けているときはなるべく袖が表示面(ソーラーセ ル)にかからないように使用してください。 光 ● 光が当たっているときと当たらないとき 〈光が当たっているとき〉 ● ライト(表示用照明)をたくさん使うと <バッテリーインジケーター> ライトを多用すると充電池の容量は早く減ります。 光 レベル1 レベル2 ソーラーセル (光で充電) レベル3 放 電 充電池 レベル4 電気エネルギー すべての機能が 使えます 機能に制限が かかります 一部でも袖に隠れていると、 充電効率が著しく低下します。 充電池 充 電 充電池 • 腕から外したとき
Operation Guide 3141 操作のしくみと表示の見方 ●B・D ボタンを押すと各計測モードに切り替わり、自動的に計測が開始されます(C ボタンを押すと時刻モードに戻り ます)。 ●高度計測モードで、計測間隔を 2 分に設定しているときは 9 ∼ 10 時間、計測間隔を 5 秒に設定しているときは 59 ∼ 60 分間ボタン操作を行なわないと、自動的に時刻モードに戻ります。 気圧・温度計測モード 時刻モード 気圧と温度の計測ができます。 気圧傾向グラフを表示します。 曜日 日 ボタン ●Cボタンを押すごとに確認音が鳴り、リコールモード、ワールドタイムモード、ストップウオッチモード、タイマーモー ド、アラームモード、電波モードに切り替わります。 ●リコールモード、アラームモード、電波モード、気圧・温度計測モードで 2 ∼ 3 分間ボタン操作を行なわないと、自動 的に時刻モードに戻ります。 リコールモード ワールドタイムモード メモリーした高度の記録を呼び出して見ることが できます。 世界30都市29タイムゾーンの時刻を知ることが できます。 ボタン 午後マーク (午前は消灯)
Operation Guide 3141 電源について 本機はソーラーセルで発電し、二次電池に充電しながら使 うようになっております。 光が当たりにくい場所での保管および使用、長袖で本機が 隠れたままの使用が長時間続きますと、二次電池が消耗し て表示しなくなることがあります。 安定してご使用いただくために、なるべく光が当たるよう にしてお使いください。 二次電池が消耗して時計機能が停止すると (レベル5) 、 メモリーされているデータや設定は消去されます。 ● リカバーマークが点滅している場合 ライトやアラームなどを短時間に連続して使用し、電池に 大きな負担がかかった場合、リカバーマークが点滅して、 一時的に以下の操作ができなくなります。 • • • • EL バックライトの点灯 アラーム・時報などの報音 タイマーのタイムアップ報音 センサー計測 この場合は、時間がたてば電池 電圧が復帰し、使用できるよう になります。 リカバーマーク ● 充電の目安 本機は一度フル充電すると、充電しなくても基本動作*に加 え、下記の使用例で使用した場合に約6ヵ月動き続けます。 ● バッテリーインジケーターの見方
Operation Guide 3141 ●ライトを点灯させる 表示照明用 EL バックライトについて 本機の表示部には EL パネル(エレクトロルミネッセンス パネル)が内蔵されており、暗いときに表示を明るくして 見ることができます。また、暗い場所で時計を傾けると自 動的にライトが点灯するオートライト機能もあります。 本機を振ると「カラカラ」と音がすることがあります。 これはオートライト機能のためのスイッチ(金属球) が内部で動くための音で、故障ではありません。 ■ ボタンを押して点灯させる 1 ■ 時計を傾けて点灯させる 準備:時刻モード(セット中以外)で、L L ボタンを約 3 秒 間押し続けて、オートライト ON( 点灯)に します。 オートライトONマーク L ボタンを押します (約3秒間) ➟L ボタンを押すとライトが ●操作音の ON/OFF 設定 セット中(表示点滅)および電波受信中以外、どのモー ドのときでも C ボタンを約 3 秒間押し続けます ➟確認音が鳴り、操作音のON/ OFFが切り替わります。 ※操作音を OFF にしていると きは、MUTEマークが点灯し ます
Operation Guide 3141 ■ 電波の受信範囲の目安 電波時計について ■ 電波時計とは 正確な時刻情報をのせた長波標準電波を受信することによ り、正しい時刻を表示する時計です。 送信所 セシウム 原子時計 長波標準電波 本機 電波時計は正確な標準時を受信していますが、時計内 部の時刻演算処理等により、時刻表示に1秒未満のズ レが生じます。 ■ 標準電波 ●日本の標準電波(JJY) は独立行政法人情報通信研究機構 (NICT) が運用しており、 福島県田村郡の 「おおたかどや山 標準電波送信所 (40kHz) 」 および佐賀県と福岡県の境にあ る 「はがね山標準電波送信所 (60kHz) 」 から送信されてい ます。 本機は、ホームタイム都市を下記の都市に設定すると、その都市に対応した標準電波を受信します。 ●アメリカの標準電波(WWVB)はNational Institute of Standards and Technology(NIST) が運用しており、 コロ ラド州にあるフォートコリンズから送信されています。 ●イギリスの標準電波(MSF) はNational Physi
Operation Guide 3141 ★ 自動受信を行なう前に •「操作のしくみと表示の見方」にしたがい、時刻モードま たはワールドタイムモードにします。 •「自動受信」の表中の「自動受信開始時刻」前に、 「電波受 信を行なうときの場所について」にしたがって本機を置 きます。 ★ 受信が成功すると 成功した時点で受信を終了し、時刻を修正して、自動受信 を開始する前のモードの表示に戻ります。 ※受信状態のレベル表示( 「受信中の状況表示(レベル表示) について」参照)が、すべて点灯します。 ★ 受信を中止するときは ■ 手動受信 • 必要なときに、ボタンを押して受信を行ないます。 受信に適した場所や環境( 「電波受信を行なうときの場所 について」参照)で行なってください。 また、受信中は時計を動かさないでください。 ★ 手動受信を行なう前に •「操作のしくみと表示の見方」にしたがい、電波モードに します。 ★ 手動受信を行なう D ボタンを約2秒間押し続 けます D ボタンを押します ※手動受信中は D ボタン以外の操作はできません。 ★ 受信が成功すると(GET 表示) 時刻修正は行なわず
Operation Guide 3141 ■ 受信に関するご注意 ■ こんなときには ●自動受信は時刻モードとワールドタイムモードでのみ行 なわれます。 1.電波が受信できないのですが? ●以下のときは、電波受信を行ないません。 ・ タイマー計測中のとき。 ・ バッテリーレベルがレベル3または4のとき。 ・ リカバー状態のとき。 ・ 高度メモリー中(手動受信は可) 。 ・ パワーセービング中(機能スリープ時)。 電波時計が利用している標準電波は、保守作業や雷対策 等で一時的に送信が中断されることがあります。 ● 電波が受信できない地域にいませんか。 電波受信ができる地域は、 「電波の受信範囲の目安」をご 覧ください。 ● 電波受信環境が悪い場所にいませんか。 電波受信できる地域であっても電波が遮断されたり、発 生するノイズにより受信しにくくなります。受信はこの ような場所を避けて行なってください( 「電波受信を行な うときの場所について」参照)。 ● ホームタイム都市が間違って設定されていませんか。 ホームタイム都市の設定が「電波の受信範囲の目安」に 記載されている都市以外の場合は、電波受信を行ない
Operation Guide 3141 ■ 気圧傾向グラフ表示の見方 気圧・温度計測 ■ 気圧・温度計測のしかた 時刻モード、高度計測モードのときに B ボタンを押して気圧・温度計測モードに切り替えると、気圧と気圧傾向グラフ 表示、気圧差グラフィック、温度を表示します。 <気圧計測> ●表示の見方 計測範囲:260hPa ∼ 1,100hPa 計測単位:1hPa ※計測値が計測範囲を超えた場合は、 “−−−−”表示とな ります。 気圧傾向グラフ表示 気圧 気圧差 グラフィック 温度 ※ モード切替え直後は気圧表示に4∼5秒かかる場合が あります。 ●気圧・温度計測について 気圧・温度計測モードに切り替えると、最長約 3 分間は約 5 秒ごとに計測します。 以後、B ボタンを押すごとに再計測を行ないます。 ※外気温を計測するときは、時計を腕からはずして、体温、 汗(水滴)、直射日光などの影響を受けないようにしてく ださい。 ※実際の外気温と時計自体の温度が同じになるまでに、20 ∼ 30 分程度かかります。 ■ 気圧差グラフィックの見方 気圧差グラフィックは、気圧・温度計測モードで計測され
Operation Guide 3141 ■ 温度調整のしかた ■ 気圧ミニ知識 本機の温度計は、工場出荷時に調整してありますので、通常は温度の調整を行なう必要はありません。正確な温度計があっ て、その温度に対して本機の表示が大きくずれている場合にのみ以下の操作にしたがい温度を調整してください。この温 度調整を誤って行なうと、温度を正しく計測できなくなるのでご注意ください。 ●気圧傾向グラフ表示の便利な使い方 2. 温度値のセットは、 1. 気圧・温度計測モードのとき、 A ボタンを約 2 秒間押 (約2秒間) し続けます ➟“OFF”(または温度)が点滅 します。 ※ なお、気圧が表示されるま で約4∼5秒かかりますの で操作せずにお待ちくだ さい。 ※ 調整状態で2∼3分間何も 操作を行なわないと、自動 的に調整状態が解除され ます。 気圧 温度 D または B ボタンを押 します (戻る) ➟ D ボタンを押すごとに 0.1℃ずつ進み、Bボタン を押すごとに 0.
Operation Guide 3141 ■ 高度計測のしかた ■ 高度差計測のしかた 時刻モード、気圧・温度計測モードのときに D ボタンを押して高度計測モードに切り替えると、そのときの高度を計測 して表示します。 基準地点から現在地点までの高度差を表示します。 • 基準地点よりも高い場所に移動した場合:「+」符号が付いた数値で表示 • 基準地点よりも低い場所に移動した場合:「−」符号が付いた数値で表示 表示例:タイプ1 <高度計測> 高度傾向グラフ表示 高度 時刻モードの時刻 ※ モード切替え直後は高度表示に4∼5秒かかる場合が あります。 表示範囲:− 10,000m ∼ 10,000m 表示単位:5m 計測範囲:− 700m ∼ 10,000m 計測単位:5m ※計測は表示範囲内の 10,700m 間で行ないます。 ※本機の高度値は相対高度値ですので、基準高度の設定値 により、実際は海面より高くてもマイナス表示されるこ とがあります。 ※計測値が計測範囲・表示範囲を越えた場合は、オーバー 表示(−−−−)となります。 <高度計測> 表示範囲:− 3,000m ∼+ 3,000m ※
Operation Guide 3141 ■ 高度メモリー 一定間隔で自動計測したときの月日・時刻と高度を 40 本、そのときの最高高度・最低高度・積算上昇高度・積算下降高 度が記録できます。 ※ メモリーは、スタート時およびストップ時と、スタート以降は 15 分ごと(時刻モードの 00 分、15 分、30 分、45 分)に行なわれます。 ※ メモリーしたデータは、メモリー計測を行なうたびに自動消去され、新たなデータに書き換えられます。 ※ メモリー計測は 40 本をメモリーした後、自動的に停止します。 ※ メモリー計測は他のモードに切り替えても計測とメモリーを続けます。このときは、 “REC ”マークが点滅します。 ※ 最高高度、最低高度、積算上昇高度、積算下降高度の各データには、以下の計測値がメモリーされます。 計測間隔を 2 分に設定している場合:最初の 3 分間は 5 秒ごと、それ以降は 2 分ごとの計測値 計測間隔を 5 秒に設定している場合:5 秒ごとの計測値 ※ 積算上昇高度、積算下降高度は、計測値に± 15m 以上の高度差が生じたときにメモリーします。 最高高度 ●メモリー計測のしかた
Operation Guide 3141 ■ 温度を優先的に計測するには 温度を優先的に計測するときは、本機を腕からはずすなど、 体温の影響を受けないようにして行なってください。 ※ただし、このとき表示される高度値は、温度変化の影響 を受けるため、腕につけたまま計測した高度値と比べて 若干の誤差を生じることがあります。 ※実際の気温と時計の温度が同じになるまで約20∼30分 程度かかります。 ● どちらかを優先して計測するときは ■ 登山中やトレッキング中の使用例 3. 高度計測モードのとき、 A ボタンを押します ● 高度差計測のしかた 基準地点から現在地点までの高度差を表示します。あらか じめ目標地点までの高度差を調べておくと、あと何メート ル登れば良いか(下れば良いか)の目安になります。 ■ 高度ミニ知識 高度差 (基準地点なので、 ここでは0m) ➟ 高度計測を行ない、上段に 高度差を表示します。 1.
Operation Guide 3141 計測異常検出機能 ストップウオッチの使い方 「操作のしくみと表示の見方」にしたがいC C ボタンを 押し、ストップウオッチモードにします。 センサーの故障および接触不良により正常な計測が行なえなくなった場合には、自動的に計測を停止し、下記の表示を行 ないます。 ストップウオッチは 1/100 秒単位で 23 時間 59 分 59 秒 99(24 時間計)まで計測できます。計測範囲を超えると、 自動的に 0 に戻って計測し続けます。 ■“ERR”表示となるときは ■ 計測のしかた 気圧・高度・温度を計測中に“ERR”が表示された場合は、再計測を行なってみてください。それでも“ERR”が表示さ れるようでしたら故障が考えられますのでカシオテクノ修理相談窓口にてチェックを受けてください。 ストップウオッチモードのとき、 〈気圧計測時〉 ●通常計測 スタート D ボタンを押します ➟Dボタンを押すごとに、計測がスタート/ストップします。 〈高度計測時〉 1/100秒 スプリット/ リセット 時 分 ストップ リセット 積算計測… ロスタイ
Operation Guide 3141 「操作のしくみと表示の見方」にしたがい C ボタンを 押し、タイマーモードにします。 タイマーの使い方 タイマーは 1 分単位で 24 時間までセットできます。セッ トした時間を経過(タイムアップ)すると 5 秒間の電子音 が鳴ります。 ■ タイマーのセット タイマーモード(リセット状態)のとき、 A ボタンを約 2 秒間押 (約2秒間) し続けます 時 ➟「時」が点滅します。 ※ セット状態で2∼3分間何 も操作を行なわないと、自 動的にセット状態が解除 されます。 時刻モードの時刻 ● 計測ストップ時にB ボタンを押すと、計測前の表 示に戻ります(リセット)。 A ボタンを押します ● ロスタイムがあるときは、 D ボタンでストップ後、 ➟点滅が止まり、セット完了です。 2.「時」をセットする (戻る) D または B ボタンを押 します もう一度D ボタンを押すと表示タイムに引き続き 計測を始めます。 ■ タイマーの使い方(減算計測のしかた) タイマーモードのとき、 ➟D ボタンを押すごとに点 1. セット状態にする 4.
Operation Guide 3141 ホームタイムデータ (時刻・カレンダー) の合わせ方 ホームタイムデータのセットとは、お使いになる地域(都市)や時刻・カレンダー等を合わせることです。 ※ホームタイムデータのセットや修正は時刻モードで行ないます。 ※パワーセービング機能の ON / OFF 設定も以下の操作で行ないます。 ■ セットのしかた 1. セット状態にする A ボタンを約 2 秒間押 (約2秒間) し続けます 都市コード ➟都市コードが点滅します。 TYO=東京 (戻る) D または B ボタンを押 します ➟D ボタンを押すごとに都 (進む) *「都市コード一覧」参照。 ※ D・B ボタンとも、押し続けると早送りします。 5.