User manual

Operation Guide 3021
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本機の高度計測機能は、内蔵の圧力センサーで検出した変化量を国際民間航空機関(ICAO)が定めている国際標準大気
(ISA)と照合し、高度に換算して表示するものです(相対高度計)
<ご注意>
高度を計測する場合は、時計を素肌に直接つけるなどして、なるべく時計自体の温度を一定にし、温度変化の影響を
受けないようにして行なってください。
※大気の温度変化および標高差による温度変化の影響を受けると多少の誤差がでることがあります。
高度計測は何に使う?
その 1…ハイキングや山登りで
山のふもとの出発地点から高度
計測を開始すると、頂上まで何
メートル登ったかがわかります。
その 2…自宅の海抜高度がわかる
自宅から海岸まで移動し、この
間の高度を計測すると、自宅の
海抜高度がわかります。
その 3…ビルの高さを測る
高層ビル付近の地上で“0m”
合わせてからビルに登ると、そ
の高さがわかります。
ビルの中では加圧調整や気温
調整により誤差が生じたり計
測できないことがあります。
高度計測
高度計測のしかた
時刻モード、気圧・温度計測モードのときに D ボタンを押して高度計測モードに切り替えると、そのときの高度を計測
して表示します。
高度計測について
高度計測モードに切り替えると自動計測します。計測間隔
「ショート計測」と「ロング計測」のいずれかを選ぶこ
とができます。「高度計測間隔の設定」参照)
ショート計測:5 秒ごとに自動計測します。
ロング計測 :最初の 3 分間は 5 秒ごとに計測し、その
後は 2 分おきに自動計測します。
<高度計測>
表示範囲:− 10,000m ∼ 10,000m
表示単位:5m
計測範囲:− 700m ∼ 10,000m
計測単位:5m
※計測は表示範囲内の 10,700m 間で行ないます。
本機の高度値は相対高度値ですので、基準高度の設定値
により、実際は海面より高くてもマイナス表示されるこ
とがあります。
計測値が計測範囲・表示範囲を越えた場合は、オーバー
表示(−−−−−)となります。
高度計測モードでボタン操作を行なわずに一定時間*
が経過すると、自動的に時刻モードに戻ります
* 一定時間… ショート計測の場合は約1時間、ロング
計測の場合は約 10 時間
表示の見方
高度傾向グ
高度
現在時刻
高度差
グラフック
目標高度との差
[DIFF difference(差)
現在時刻
高度
モード切替え直後は高度表示に4∼5秒かかる場合が
あります。
<高度傾向グラフ>
高度計測モードで計測した高度
をグラフ表示します。
グラフの単位は 10m です。
表示切替えについて
A ボタンを押すごとに、「高度・高度傾向グラフ」表示と
「高度・目標高度差」表示とが切り替わります。
現在高度(点滅)
高度計測間隔の設定
1.
高度計測モードのとき、
AA
AA
A ボタンを約 2 秒間押
します
OFF”(または高度)が点
滅します。
なお、高度が表示されるま
で、約 4 ∼ 5 秒かかりま
すので操作せずにお待ち
ください。
2.
計測間隔の設定に切り替える
CC
CC
C ボタンを 2 回押しま
SHORTまたはLONG”
が点滅します。
3.
計測間隔を選ぶ
DD
DD
D ボタンを押します
D ボタンを押すごとに、
“SHORT”“LONG”
切り替わります。
SHORT:ショート計測
LONG :ロング計測
4.
計測間隔の設定後、
AA
AA
A ボタンを押します
高度計測モードの表示に
戻ります。
※高度計測間隔の設定で表示を点滅させたままにしておく
と、2 ∼ 3 分後自動的に点滅が止まり、高度計測モード
の表示に戻ります。
高度差グラフィックの見方
高度差グラフィックは、高度計測モードで連続して計測さ
れた値の差をグラフィック表示しますので、登りや下りの
変化を見ることができます。
高度差グラフィックは 5m 単位で± 25m 範囲を表示し
ます。
例1高度差が− 10m の場合
25m
±0m
25m
高度差
グラフック
(−10m)
例2高度差が+ 15m の場合
高度差
グラフック
(+15m)
〈± 25m を越えた場合は〉
グラフィックは点灯しません。