User manual

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USER'S GUIDE 2031
■参考
●月の満ち欠けと月齢
月は約29.53日の周期で満ち欠けを繰り返します。これ
は月の公転により、地球と太陽に対する月の位置(月の
離角
※
)が少しずつずれることで、地球から見た「月のカ
ゲの見え方」がかわるためです。
なお、月の満ち欠けや月相のことを天文用語では「月の
盈虚(えいきょ)」と言います。
月齢は、新月(朔:さく)からの経過時間を日数で表し
たものです。
※月の離角とは、地球から見て太陽の見える方向からの角
度です。

















本機では、月齢の周期性を利用し、月齢が0 の日を基準
として簡易的な計算を行なっています。
実際の月齢の周期は平均29.53日ですが、月によっては
±1 日程度の変動があります。また、本機では月齢を整
数で表示しているため、誤差が±2 日となることがあり
ます。
新月(朔:さく) 0 ゜ 0 日
上弦 90 ゜ 約7日
満月(望:ぼう) 108 ゜ 約14 日
下弦 270 ゜ 約22 日
月の満ち欠け 月の離角 月齢
●タイド(潮汐)とは
地球上の海面は、約6時間ごとに高くなったり、低くなっ
たりする昇降運動を繰り返しています。
これは、潮汐(ちょうせき)と呼ばれ、主に月の引力に
作用されて起こる現象です。




         
●本機のタイドグラフは
本機は、月の正中時間と月潮間隔から、潮の満ち干きの
様子をグラフ表示(=タイドグラフ)します。地域(港)
により月潮間隔が異なるため、あらかじめその時間(=
月潮間隔)を本機に設定しておく必要があります。地域
ごとの月潮間隔は27 ページ「月潮間隔一覧表」を参照
してください。
※なお、日本海側および半月(小潮)のときは、潮汐現象
がはっきり現れないため、誤差が大きくなります。
●月潮間隔について
理論上では、月が正中したとき(下図左)に高潮(満潮)
になり、その約6 時間後に低潮(干潮)になるといわれ
ています。ただし、実際の地球上では、海水の粘性や摩
擦、海底の地形などの影響によって正中時より遅れて高
潮になります(下図右)。この時間差を「月潮間隔」と呼
びます。
月が正中後、高潮になるまでの時間差を「高潮間
隔」、低潮になるまでの時間差を「低潮間隔」と呼び、
この2 つを総称して「月潮間隔」といいます。「月潮
間隔」は同じ日本国内でも地域(港)により異なり
ます。なお、それぞれの地域で長期間にわたって調
査した「高潮間隔」の平均値を「平均高潮間隔」と
いいます。











●日本の経度































●月潮間隔一覧表
∼日本の港における平均高潮間隔∼
この表の使い方
本機を使用する場所(港)を探し、その場所に一番近い
地域の月潮間隔を読み取り、その時間を本機に入力す
ると、その場所でのタイドグラフを表示できます。

北海道北岸
北海道西岸
北海道南岸
本州北岸
本州東岸
東京湾
本州南岸
紋別
*
稚内
*
留萌
*
小樽
*
函館
室蘭
苫小牧
浦河
釧路
青森
大湊
八戸
釜石
塩釜/港橋
小名浜
鹿島
千葉灯標
東京/芝浦
横浜/新山下
横須賀
南伊豆(小稲)
清水
衣浦/武豊
名古屋
四日市
尾鷲
串本
田辺



3:04
3:59
4:23
4:10
3:46
3:37
3:39
3:41
3:39
3:32
3:44
3:37
3:53
4:04
4:15
4:23
5:15
5:18
5:18
5:15
5:36
5:47
6:04
6:09
6:05
5:54
6:02
5:58
12:11
2:20
2:27
2:50
3:02
3:16
9:36
9:22
8:42
8:17
7:55
8:50
8:42
7:05
6:01
6:06
6:49
6:50








南方諸島
四国南岸
瀬戸内海
豊後水道
八丈島/神湊
父島/二見
高知
和歌山
小松島
大阪
神戸
姫路/飾磨
*
宇野
高松
水島
尾道
新居浜
広島
呉
松山
大分/鶴崎
苅田
徳山
宇部
下関/壇の浦
門司/旧門司
八幡
宇和島
    
5:28
6:27
5:59
6:29
6:13
7:25
7:28
11:08
11:10
11:15
11:18
11:03
11:01
9:36
9:38
9:07
8:22
8:53
8:41
8:49
8:58
8:57
9:52
7:15
本州北西岸
九州北岸
九州西岸
九州南岸
九州東岸
南西諸島
浜田
境
舞鶴/第1区
富山
新潟/西区
秋田
博多/東浜新ふ頭
唐津
対馬/厳原
佐世保
長崎/松ヶ枝
三池
三角
鹿児島
油津
細島
奄美大島/名瀬
那覇
※
上記の表は、高潮と低潮が1日2回ずつおきるときの月潮間隔を記載しています。
ただし、*印のついた地域は、高潮と低潮の間隔にばらつきがあるため、季節によ
り高潮と低潮が1日1回ずつしか起きないことがあります。このような時期では、
本機のタイドグラフと実際の潮汐現象とが大きく異なりますのでご注意ください。
出典:
海上保安庁「書誌第781号 平成10年 潮汐表 第1巻 日本及びその付近」
水路図誌利用「海上保安庁図誌利用 第100043号」