USER'S GUIDE 1871 ■本機の特長 2つのセンサー(圧力/温度)が内蔵 されていますので、気圧・高度・温度 を計測することができます。 また、計測した高度(温度)は、最大 50本まで記憶でき、登山やハイキン グでの高度(温度変化)記録などに便 利です。 その他に、時刻アラームと時報、 ワールドタイム、ストップウオッチ機 能が付いています。 本機の計測機能は専門的な計測器としての用途を目的に製造されたものでは ありません。ご使用にあたっては本機の特性をよく理解の上、あくまでも目 安として使用してください。 ※本機は家庭用機器の計量法に基づく計測器ではありません。 電池の消耗について ∼本機には、電池消耗をお知らせする機能がついています。 ●本機は電池が消耗しても計測した内容が保持 されるメモリー(EEPROM)を採用してお りますが、以下の場合には、記憶内容が消え たり、変化することがありますのでご注意く ださい。 ● 本体を分解したとき ● 故障・修理のとき ● 強度の静電気や衝撃を与えたとき ● 極端な外的環境下(特に低温下)で使用し たとき ● 電池交換の方法を間違えたとき ●電池が消
USER'S GUIDE 1871 1 操作のしくみと表示の見方 ●操作がわからなくなったときには… Dボタンを約2秒間押し続けます →どの表示のときでも、直接時刻モードに戻ります。 Dボタンを押すごとに確認音が鳴り、以下の順で表示が切り替わります。 時刻モード 高度・温度計測モード 〈カレンダー表示〉 曜日 〈気圧・温度表示〉 気圧傾向表示 Cボタン Aボタン 年 Dボタン 月・日 B 約1秒後 D 気圧 温度 ★表示切り替え B ボタンを押すご とに表示内容が切 り替わります。 Bボタン(表示切替) 温度 時・分・秒 高度・温度を計測し、メモリーできます。 データ残り本数 ワールドタイムモード アラームモード 1/100秒 セット時刻 ← ホーム タイム との差 D ☞32ページ参照 ■時計を傾けて発光させる∼オートライト機能∼ 表示照明用 ELバックライトについて 本機の表示部にはELパネル(エレクトロルミネッセン スパネル)が内蔵されており、暗いときに表示を明るく して見ることができます。また、時計を傾けると文字板 が発光するオートライト機能
USER'S GUIDE 1871 2 気圧計測 気圧傾向表示は、2時間おきに計測された気圧を連続し て過去26時間分(14回計測)をグラフ表示するものです。 主に気圧の変化を読み、天気の傾向を知る「晴雨計」と してお使いください。 ■気圧計測は何に使う? ■気圧計測のしかた その1 ハイキングで ハイキングや山登りなどで出 発する前の日の夜から朝まで の気圧を測り、お天気の傾向 を知る目安にする。 時刻モードでカレンダー表示から気圧・温度表示に切り替 えると、そのときの気圧を計測し、表示します。切り替え 後3分間は5秒ごとに、3分を過ぎると2時間おきに計測 し、表示します。 <気圧傾向表示> 最新気圧(点滅) ●気圧表示の見方 ●高度差の生じる移動および急激な天気、温度変化など によって気圧が大幅に変化すると、過去の気圧データ がグラフ表示からはず れて見えなくなること がありますが、その後 に計測された値が見え なくなった値に近いも ←見えない部分 のになると再び表示さ れます。 ●温度・湿度の環境によって若干気圧傾向の表示が変わ ることがあります。あくまでも気圧傾向の目安として 見て
USER'S GUIDE 1871 3 高度計測 ■高度計測のしかた…高度・温度計測モードで自動的に計測・表示します。 時刻モードのときに、Dボタンを1回押して高度・温度計測モードにします。 本機は、内蔵の圧力センサーで検出した変化量を国際民間航空機関(ICAO)が定めている国際標準大気(ISA)と 照合し、高度に換算して表示する相対高度計です。また、あらかじめセットした高度に達すると5秒間電子音が鳴 る高度アラーム機能もあります。 時刻モードから高度・温度計測モードに切り替えると、約5秒後に自動的にそのときの高度を計測します。はじめの3分 間は約5秒ごとに計測し、その後は2分ごとに高度の計測および表示を行ないます。 ●高度表示の見方 ■高度計測は何に使う? <高度・温度計測モード> 高度グラフ表示 (2分ごと10m単位で表示) その3 ビルの高さを測る その1 ハイキングや山登りで 高層ビル付近の地上で“0m” に合わせてからビルに登ると、 その高さがわかります。 山のふもとの出発点から 高度計測を開始すると、 頂上まで何メートル登っ たかがわかります。 高度アラームONマーク
USER'S GUIDE 1871 <メモリーのしかた> ●高度(温度)メモリーのしかた <残りメモリー数の確認> 残りメモリー本数は、D ボタンで高度・温度計測モー ドに切り替えると1∼2 秒間表示されます。 残りメモリー本数 ■メモリーしたデータを見る…時刻モードのとき、Dボタンを2回押して高度・温度リコールモードにします。 Bボタンを1∼2秒間 押します ●データサーチのしかた 高度・温度リコールモードのときに、 Bボタンを押します →確認音が鳴り、そのとき の高度(温度)が月日時刻 とともに記憶されます。 \ D b B マニュアル メモリー “■AUTO”のとき→オートメモリーとなります ★FULL表示となるときは 50本分すべてデータが記 憶されています。 このときメモリー操作は できませんので、不要な データを消してからご使 用ください。(22ページ 「メモリーしたデータを 消す」参照) →Bボタンを押すごとに記憶された順番にデータが1つずつ進みます。 ※Aボタンを押すと逆方向にデータが進みます。また、B・Aボタンとも、押し続けると早く進みます。 * ★残りメモリー本
USER'S GUIDE 1871 ■目標高度到達度表示について ■高度のミニ知識 目標高度到達度表示は、現在、目標高度(高度アラームでセットした高度)の何割まで きているか(何割の高さにいるのか)をグラフで表示するものです。 目標高度到達度表示 ●この目標高度到達度表示は、高度アラームがON(AL A L ■)のときのみ行ないます。 ●目標高度セット(高度アラーム)については、23ページ「高度アラームの使い方」を 参照してください。 ●目標高度到達の基準となるスタート地点は、“■MANUAL”のときは「0m」、“■ AUTO”のときは「オートメモリーを開始した地点」となります。(“■MUNUAL”、 “■AUTO”については、19ページ「高度(温度)メモリー」参照) ●目標高度を過ぎると“ ” (または“ ” )が点灯します。 例1)左側の3つが点灯しているとき →現在、目標高度に対して3割まで登っている スタート 現在 目標 0m 54m 高度アラーム ONマーク 例2)右側の5つが点灯しているとき →現在、目標高度に対して5割までおりている ■MANUALのとき ■AUTOのとき
USER'S GUIDE 1871 4 温度計測 時刻モードのときに、Dボタンを1回押して高度・温度計測モードにします。 温度計測機能は、内蔵の温度センサーが時計内部の温度を検出し、表示する機能です。 ■温度計測のしかた…気圧・温度計測モードまたは高度・温度計測モードで自動的に計測・表示します。 時刻モードから高度・温度計測モードに切り替えると、約5秒後に自動的にそのときの温度を計測します。はじめの3分 間は約5秒ごとに計測し、その後は5分ごとに温度の計測および表示を行ないます。 ●温度表示の見方 〈高度・温度計測モード〉 温度 現在時刻 高度 表示範囲:−20.0∼60.0℃ 計測範囲:−20.0∼60.0℃ 表示単位:0.1℃ 計測単位:0.1℃ ●なお、計測値が計測/表示範囲を超えた場合、オーバー 表示(--.
USER'S GUIDE 1871 6 ワールドタイムの使い方 時刻モードのときに、Dボタンを3回押してワールド タイムモードにします。 ワールドタイムは世界27都市(29タイムゾーン)の時刻を簡単に知ることができます。 ■都市のサーチ ■サマータイムの設定 ワールドタイムモードに切り替えると、前回この モードで最後に見た都市の標準時を表示します。 ワールドタイムモードのとき、 ワールドタイムモードのとき、 A またはB ボタン を押します 都市コード (戻る) A →各都市の標準時を 表示します。 ※それぞれ押し続け ると早く進みます。 B (進む) ホームタイム との時差 ワールドタイムモードで表示される時刻は、 時刻モードで表示される時刻を合わせるだけ で、自動的に(ホームタイム設定都市との) 時差に合わせて表示します。 もし、ワールドタイムの時刻が合っていない ときは、35ページの「時刻・カレンダーの合 わせ方」をご覧になり、時刻モードの時刻を 合わせてください。 7 Cボタンを約1秒間 押し続けます C a →“DST”が点灯し、 サマータイムに切 り替わります。 ※
USER'S GUIDE 1871 8 ストップウオッチの使い方 時刻モードのときに、Dボタンを5回押して ストップウオッチモードにします。 ストップウオッチは1/100秒単位で23時間59分59秒99(24時間計)まで計測でき、以後、自動的に0に戻って計測を 続けます。 ■計測のしかた ・Bボタンを押すごとに計測がスタート/ストップしま す。 ・計測がストップしているときにAボタンを押すと0時 間00分00秒00(リセット表示)になります。 Aスプリット/リセット Bスタート/ストップ ・計測中にA ボタンを押すと、 表示は止まりますが、内部で は計測を続けるスプリットタ イム(途中経過時間)計測と なります。 9 ●通常の計測 スタート ストップ リセット 積算計測…ロスタイムのある場合は、ストップ後リセット せずにBボタンを押して再スタートすれば、表 示タイムに引き続き計測をはじめます。 ●スプリットタイム計測 スタート スプリット計測 スプリット解除 ストップ リセット ●1・2着同時計測 スタート 1着ゴール 2着ゴール 2着タイム表示 リセット (1着タイム表示) 時刻