User Manual
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深みのあるレスポンスに再構成され、モダンなハイゲイン・アンプらしい低域の「チャ
グ 」の 音 を 出 す こ と が で き ま す 。
フットスイッチが接続されている場合、このスイッチはバイパスされますが、その場合
でもLEDはチャンネル・ステータスを示します。
6. Volume II
チャンネルIIの全体的な音量を調整します。時計回りに回すと音量が大きくなります。
これは、2つのチャンネル間のバランスを設定するのに役立ちます。
7. Bass
ト ー ン の 低 周 波 数 の 量 を 調 整 し ま す 。高 い 設 定 に す る と 、太 く 、暖 か く 、深 み の あ る 音
に な り ま す 。低 い 設 定 に す る と 音 が 薄 く な り ま す が 、濁 っ た 感 じ を 減 ら す こ と が で き ま
す。これは2つの「ポテンショメータ」であり、各部分が各チャンネルで別々に異なる動
作をします。これについては以 下で詳しく説明します。
8. Middle
トーンの中間周波数の量を調整します。中間周波数は、トーンが持つ「ボディ」の量を
設定する際に特に重要です。Bassコントロールと同様に、これは2つの「ポテンショメ
ータ」であり、各部分は各チャンネルで別々に異なる動作をします。これについては以
下で詳しく説明します。
9. Treble
トーンの高周波数の量を調整します。低い設定にすると、音は暖かく、暗い特性になり
ます。大きくすると音が明るくなり、やがてアグレッシブで鋭くなります。繰り返しにな
りますが、これは2つの「ポテンショメータ」であり、各部分が各チャンネルで別々に異
なる動 作をします。これについては以下で詳しく説明します。
各チャンネルと各モデルにおけるEQ「トーンスタック」の違い:
Blackstarでは、常に特定のトーンの最良のバージョンを得るため、回路(電子的にも
音響的にも)の分析に何時間も(何日も!)費やしています。EQコントロールのセットが
1つあるとはいえ、すべてのチャンネルに対して一緒くたにするアプローチでは不十分
だと感じました。そのため、Bass、Middle、Trebleの各コントロールを2個ずつ使用し、
それ以外のEQ要素を電気的に独立させました。これにより、それらの制御周波数とレ
ベル範囲について妥協する必要がなくなりました。代わりに、EQがチャンネル・タイプ
ごとに異なるように調整し、個々のチャンネルごとに最も適したものを使用しました。
チャンネルIは、すべてのモデルにおいて60年代半ばのアメリカのクリーン・トーンに求
められているのと同じEQトポロジーを使用しており、明るい高音域、控えめな中低音
域が 特 徴です。
「EL34」モデルでは、「クラシック」タイプのプリアンプを備えており、チャンネルIIは、
「チャイミー 」なクリーン・トーンやクランチ・トーンに適した、高 度 にインタラクティブ
な低音域と高音域の配列を用いています。
MIDDLEコントロールは、アクティブな中音域カット・ブーストとして設計しました。中央
にするとトーンはまったく変わりませんが、上げ下げすると、クラシックなBassとTreble
回路の動作に影響を与えることなく、中音域を形作ることができ、非常に有用です。
「6L6」モデルは、「モダン」タイプのプリアンプを搭載しており、チャンネルIIトーンス
タックは、本格 的なロック・トーン用のブリティッシュ・スタイルのリード・アンプと同 様
の構成で、そのレスポンスはなじみ深いものになっています。
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フロントパネル
1. 入力
ここにギターを接続します。常に高品質のシールドされたギター・ケーブルを使用して
ください 。
ジャックに何も挿入されていない場合、アンプは自動的に安全で低消費電力のサイレ
ン ト・モ ー ド に 切 り 替 わ り ま す 。
2. Volume I
チャンネルIの音量を調節します。時計回りに回すと音量が上がります。極端な時計回
りの設 定では 、プリアンプは軽いオーバードライブのサウンドになります。「 明るさ」は
自然に変化するように設計されています。ボリュームが低い設定では、高域が通過し、
トーンはより「明るく」なります。ボリュームを上げると、他の帯域成分が増加するた
め、感覚的な明るさが効果的に減少します。
3. チャンネル II Select
このスイッチは、2つのプリアンプ・チャンネルを選択し、同時に真空管パワーアンプの
レスポンスを調整します。 LEDがオフのときは、チャンネルIに設定されている比較的
クリーンな「60年代半ばのアメリカン」プリアンプで、パワーアンプからのタイトで線
形のレスポンスになります。 チャンネル IIに切り替えると、LEDがオンになり、チャンネ
ル I Iがアクティブ になります。
「EL34」モデルのチャンネルIIは、60年代初頭のブリティッシュ真空管プリアンプ・ゲ
イン構造を用いており、パワーアンプはルーズで深みのある設定になっています。
「6L6」モデルのチャンネルIIは、「モダンな」カスケード真空管プリアンプ・ゲイン構
造を用いています。 パワーアンプのレスポンスは、Voice設定によって異なります(下
記参照)。
フットスイッチが接続されている場合、このスイッチはバイパスされますが、その場合
でもLEDはチャンネル・ステータスを示します。
4.Gain II
チャンネルIIのゲインとオーバードライブまたはディストーションのかかり具合を調整
します。ゲイン設 定を低くするとクリーンになり、プレイヤーのダイナミクスとギター の
音量設定によく反応します。ゲインIIの設定を高くすると、真空管がより強くはたらき、
徐々にオーバードライブとディストーションが 強くなります。
5. VOICE / BOOST スイッチ
このスイッチで、チャンネルIIの2つのVoiceを選択します。
「EL34」モデルでは、入力ステージでのクリーンな10dBブーストに切り替わり、真空
管プリアンプはオーバードライブになりますが、基本的な音色は聴感上維持されます。
これらのモデルでは、パワー・ステージは両方の設定で「オープン・ループ」のままであ
るため、ルーズで深みがあります。
「6L6」モデルでは、真空管オーバードライブ・セクションへのゲイ ンが増加し、ゲイ
ンIIコントロールで利用可能なサチュレーションがさらに押し上げられます。これは、
流れるような「レガート」フレーズやスウィープ奏 法 、およびアグレッシブなオルタネイ
ト・ピ ッ キ ン グ に 適 し て い ま す 。
これらのモデルでは、パワー・ステージはVoiceオフでタイトになり、Voiceオンでより
Japanese
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