User's Manual
メインバ ス:”メインバス” は概してプログラムの最も重要な出力です。新規プロジェクトを作成す
るとメインバスが1つ作成され、すべてのトラックがデフォルトでメインバスにルーティングされま
す。メインバ スにはタイムラインの 全トラックが 単一 の 信号としてまとめられ るので、各トラックの
レベルを調整した後に、オーディオミックス全 体のレベルを調 整できます。
サ ブ バ ス:”サブバス” には複数のオーディオトラックをカテゴリー別(会話、音楽、エフェクト等)
にまとめられるので、同一カテゴリーのオーディオ素材を単一オーディオ信号としてコントロール
できます。例えば会話のトラックが5つある場合、それらを同じサブミックスバスにルーティングし
て、すべての会話のボリュームをひとつのコントロールで調 整できます。サブミックスはメインバス
に 送 信して全 体 でレンダ リング で きます が 、サ ブミックスごとの 個 別 のレンダ リング も可 能 で す。
ミキサー
ミキサー には 、タイムラインの 各オーディオトラックに対して
1
つずつのチャンネルストリップがあります。
ま た 、デ フ ォ ル ト で 右 側 に メ イ ン バ ス(
M1
)が
1
つあります。メインバスやサブバスを作成すると、右側にそ
れらの チャンネルとコントロールが 追 加されます。これらのグラフィックコントロール を 使 用して、トラッ
クチャンネル の 出 力チャンネル へ の 割り当て、EQやダイナミクスの調整、ボリュームやオートメーション
の記録の設 定、ステレオ/サラウンドオーディオのパン、トラックのミュートやソロなどを実行できます。
オーディオミキサー。タイムラインのトラックごとにチャンネルストリップがあります。
EQでオーディオを引き立てる
オーディオクリップのレベルを調整した後、他の微調整が必要な場合があります。例えば、会話、音楽、
サウンドエフェクトのオーディオスペクトルが同じ周波数帯で競合し、オーディオが混み合って聞き取り
に く い こ と が あ り ま す 。こ の よ う な 場 合 は
EQ
が 便 利 で 、各 ト ラ ッ ク が 占 め る オ ー デ ィ オ ス ペ ク ト ル を 設 定
で き ま す 。ま た EQは、特定の周波数(低いざわめき、騒音、風や空気のノイズなどが含まれる帯域)のレ
ベルを限定的に下げ、オーディオの不 要な成分を排除したり、音 響の全 体 的な品質を向上させるために
も使 用できます。
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DaVinciResolveの使用










