Quick Start Guide
12 VOCODER VC340
クイックスタートガ イド
13
ステップ 3: はじめに
VOCODER VC340 はじめに
クイックスタートガイド 13
ボコーダーホールドペダルフットスイ
ッチを背面パネル 「VOCODER HOLD (ボ
コーダーホールド)」 入力に接続する
と 、「 VOCODER (ボコーダー)」 の有効/無
効を切り替えることができます:
25. 歌いながら演奏し、ボコーダーボ
ーカルが聞こえる時に、フットス
イッチ を 長 押ししま す。
26. フットスイッチ をリリースすると 、
ボーカルがオフになります。
ボコーダーと外部シンセサイザーの
併用
内 部 ボ コ ー ダ ー 回 路 で は な く 、外 部 シ
ンセサイザーからオーディオを入力
し、ボーカルに作用させることができ
ま す 。そ の 際 、「 VOCODER (ボコーダー)」
部の 「UPPER/LOWER (高音部 / 低音部)」
スイッチ の 効 果 は オ フに なりま す。
1. 外部シンセサイザーのラインレベ
ルオーディオ出力を、本機背面パ
ネルの 「EXT SYNTH (外部シンセサ
イザー)」入力に接続します。
2. シンセサイザーを演奏しなが
ら 、「 EXTSYNTH」 部の「INPUT LEVEL
(入力レベル)」フェーダー を調節
し 、隣 接 す る 赤 色 LED が点灯しな
いよう設 定します。
3. 歌ったり喋ったりしながら
「VOCODER」 部の 「MIC LEVEL ( マイクレ
ベル)」 フェーダーを調節し、隣
接する赤色 LED が点灯しないレ
ベル に 設 定しま す。
4. キーボードを演奏しながら歌っ
たり喋ったりすると、外 部シンセ
サイザーのオーディオによるボー
カルの変化を聞き取ることが で
きます。
ピッチシフト
演奏したノートのピッチを自動 / 手動
でシフトしたり、または背面パネルのピ
ッチコントロール コネクターにペダル
を接続して選択したりできます。「AUTO/
OFF/MANUAL (自動 / オフ / 手動)」スイ
ッチ や 付近のコントロール類を 使 用
し 、ピ ッ チ シ フ ト 効 果 を 調 節 し ま す :
AUTOMATIC (自動)
ノートおよび ボーカル のピッチが 自動
的に増 大します。
「PITCH SET (ピッチ設定)」 ノブを使用し
てピッ チ を 調 節 し ま す 。自 動 モ ー ド で
は、ノブの位置を 「H」 にするとピッチ
増大幅が最大になります。そのため、
すでにノブの位置が「H」に な っ て い る
場合は、ピッチシフト効果が生じませ
ん。ノブの位置を 「L」 にすることで、
ピッチシフト効 果 が 最 大に なります。
「TIME (タイム)」 ノブを使用し、ピッチシ
フト効果が開始するまでの時間を設定
します。
OFF/EXT CONTROL (オフ/外部コント
ロール)
こ の 位 置 で は 、オ プ シ ョ ン の 外 部 フ ッ
トスイッチを背面パネルの 「PITCH SHIFT
(ピッチシフト)」 端子に接続して操作
し な い 限 り 、ピ ッ チ シ フ ト 効 果 は 生 じ
ません。
先述の 「AUTOMATIC (自動)」 と同様にセ
ッティングおよびコントロールをしな
がらフットスイッチを踏み込むと、ピッ
チシフトが起こります。フットスイッチ
をリリースすると、ピッチシフト効果を
ストップ しま す。
MANUAL (手動)
「DOWN/NORMAL (ダウン/ノーマル)」 フェ
ーダー を 使 用 し て 、演 奏 し な が ら 簡 単
にピッチシフト操 作が できます。
「PITCH SET (ピッチ設定)」 ノブを使用し
て、フェーダーのピッチレンジを設定し
ます。例えば: ノブの位置が 「H」 – フ
ェー ダー を動 かしてもエフェクトは か
かりません。ノブの位置が「L」 – フェ
ー ダー によって最 大 幅 のピッチ シフト
ができます (「MANUAL (手動)」 モードで
は 「TIME (タイム)」 ノブを回してもサウ
ンドに作用しません)。
ファームウェアアップデート
当 社ウェブ サイト behringer.com をチェ
ックして、VOCODER VC340 シンセサイザ
ーのファームウェアアップデートがあ
る か ど う か を ご 確 認 く だ さ い 。フ ァ ー
ムウェアファイル をお使いのコンピュ
ーターにダ ウンロードおよび 保 存して
から、VOCODER VC340 のアップ デ ートにご
使 用 く だ さ い 。フ ァ ル に は 詳 細 な 解 説
および アップ デ ート手 順 が 付 属して い
ます。
さ あ 、楽 し く お 使 い く だ さ い 。
本マニュアル巻末のパッチシートをコ
ピーし、好みのセッティングを記録し
ましょう。
本 機 のコントロール 類を操 作 すること
で、音楽的創造性が無限に広がりま
す。当社一同、お客様に VOCODER VC340
を楽しくご使 用いただけることを心よ
り願って おります。
初期セットアップ (ストリングス)
次に 「STRINGS (ストリングス)」 部を
例にとって 初 期 セットアップ を解 説し
ます:
1. 「STRINGS」 部の 「UPPER」 と 「LOWER』
の両スイッチをオンにします。
2. 「BALANCE (バランス)」 部の
「STRINGS」 フェー ダーを上 げ ます。
3. キーボードを演奏しながら
「VOLUME (音量)」 および外部機器
の 設 定 を 調 節 し 、安 全 な リ ス ニ ン
グ 音 量 に設 定します。
4. 「ATTACK (アタック)」 フェーダー を
使 用して、鍵 盤 を 押してから最 大
音量になるまでの時間を調節し
ます。
5. 「RELEASE (リリース)」 フェーダーを
使用し、鍵盤を放してから音量が
減 衰 す る 時 間 を 調 節 し ま す 。こ の
フェーダー は 「HUMAN VOICE (ヒュー
マンボイス)」 および 「VOCODER (ボ
コーダー)」にも作用します。
6. 「TONE (トーン)」 フェーダーを調節
し ま す 。ヒ ュ ー マ ン ボ イ ス の 付 加
7. いずれかの 「HUMAN VOICE (ヒュ
ーマンボイス)」 スイッチを押し
ます。
8. 演奏しながら 「BALANCE (バラン
ス)」 部にある 「HUMAN VOICE」 フェ
ーダーを調節します。必要に応
じ 、「 STRINGS (ストリングス)」 フェ
ーダーを再度調節してバランスを
取ったり、または下げる/オフにす
るなどします。
9. 「ENSEMBLE (アンサンブル)」 など、
ほ か のスイッ チ を 使って 音 色 を 試
します。
10. 必要に応じて 「HUMAN VOICE」 部の
「ATTACK (アタック)」 フェーダーを
調 節します。
11. 「STRINGS」 部で述べた内容を参照
し 、「 RELEASE (リリース)」 フェーダ
ーを 調 節します。
12. 必要に応じて、3 つの「VIBRATO
(ビブラート)」 フェーダーを調節
し、ヒューマンボイスにモジュレ
ーションを加えます。これらのフ
ェーダーは「VOCODER」 にも作用し
ます。
ダイレ クトマイクロフォンの 追 加
13. マイクロフォンをオンにし、歌った
り喋ったりしながら、ボコーダー
の付加されていないダイレクトな
声が聞こえるようにします。ダイ
レクトボーカルは、鍵盤を弾かな
くて も 聞 くこと が で きま す。
14. 隣接する赤色 LED がレベル超
過で点灯しないように気をつけ
な が ら 、「 VOCODER (ボコーダー)」
部の 「MIC LEVEL ( マイクレ ベ ル ) 」
フェー ダーを調 節します。
15. 「BALANCE (バランス)」 部の 「DIRECT
MIC (ダイレクトマイク)」 フェー
ダーを調節し、必要に応じて
「STRINGS」 および 「HUMAN VOICE」
フェー ダーも調 節します。
ボコーダーの使用
16. 「VOCODER」 部の 「UPPER (高音部)」
および 「LOWER (低音部)」 スイッチ
をオンにします。
17. マイクロフォンのスイッチをオン
にして、歌ったり喋ったりします。
18. 「DIRECT MIC」 「STRINGS」 および
「HUMAN VOICE」 の各フェーダーを下
げ ます。
19. 「VOCODER」 部の 「MIC LEVEL」 フェー
ダ ー を 、隣 接 す る 赤 色 LED がレベ
ル超 過で点 灯しないように気を
つけ な がら調 節します。
20. キーボードを演奏しながら、
歌い / 喋り、「VOCODER」 からの出
力を聞きます(歌いも喋りもせず
に演奏した場合、また 「MIC LEVEL」
が 下 が っ て い る 場 合 は 、出 力 さ れ
ません)
21. 「ENSEMBLE (アンサンブル)」 を使っ
て音 色の 変 化 を試しま す。
22. スピーカーからのフィードバッ
ク を 避 け る た め 、「 VOCODER」 部の
「TONE (トーン)」 フェーダーを調節
し、また 「MIC LEVEL」 も再度調節
します。
23. 必 要に応じて、3 つの 「VIBRATO
(ビブ ラート)」 フェーダーを調
節 し 、ボ コ ー ダ ー に モ ジ ュ レ ー シ
ョンを付加します。これらのフェ
ーダーは 「HUMAN VOICE」 にも作用
します。
24. ストリングスやヒューマンボイス
を 付 加 し た い 場 合 は 、「 BALANCE」
部の各フェーダーを調節してくだ
さい。
概要
本スタートアップガイド は、VOCODER
VC340 アナ ログ シン セ サイザー の セット
アップ方法について解説し、また機能
についても簡 潔にご 紹 介します。
接続
VOCODER VC340 をお使いのシステムに接
続する際は、本マニュアル冒頭の接続
例をご参照ください。
ソフトウェア セットアップ
VOCODER VC340 は USB クラスコンプライ
アント MIDI 機 器 の た め 、ド ラ イ バ ー の
インストール は不 要で、Windows および
MacOS で 使 用 するため のドライバーも
特に必 要ありません。
ハードウェアセットアップ
1. システム内の接 続をすべて完了
します。
2. 必ず付属の IEC 電源コードを使 用
して、VOCODER VC340 を電源に接続
します。
3. メイン 音 量 ノブ が 下が って おり、
お使いのアンプリファーまたは
パワードスピーカーの電源がオ
フに なってい ることをご 確 認くだ
さい。
4. 背面パネルの電源スイッチをオ
ン に し て か ら 、シ ス テ ム の 他 の 機
器 の 電 源もオンにします。
UPPER/LOWER (高音部/低音部)
キ ーボードスプリットは 2 箇 所 、ト ッ プ パ
ネルに 「HIGH」 「LOW」 と表記されており、オ
クターブ スイッチ の 「HIGH/LOW」 の設定によ
って、スプリット位置が決まりす。「UPPER
(高音部)」 スイッチを 「ON (オン)」 にする
と、スプリットより上の 鍵 盤 が 演 奏 で きま
す 。「 LOWER (低音部)」 スイッチを 「ON」 に
す る と 、ス プ リ ッ ト か ら 下 の 鍵 盤 が 演 奏 で
きます。