Manual
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SONIC ULTRAMIZER SU9920 取扱説明書
機器を回路から取り外す場合は回路プラグを抜きます。機器の電
源を入れる場合には、簡単に回路プラグにアクセスできることを
確 認 し ま す 。機 器 を ラ ッ ク に 取 り 付 け る 場 合 は 、プ ラ グ や 背 面 に
ある全極回路スイッチで簡単に電流回路から取り外しできること
確 認します。
◊ POWER
2.2
(7)
(9)
(8)
図 2.2: 背 面 の 操 作 エレメント
(7) IEC : 回路接続に
は IEC 規格準拠の常温機器端子を使います。この端子は必
要な 安 全 基 準 を 満 たしています。回 路 ケーブルが 付属してい
ます。ヒューズを交換する際には、必ず同じタイプのヒューズ
と取り替えま す。
(8) OUTPUTS 1: 左右対称 XLR ジャックコネクターと 6.3 mm
ジャックコネクター。これでアンプ、その他の信号プロセッサ、
録 音 機 器 を 接 続 し ま す 。出 力 が 2 つ必要な場合は、ジャック
コネクターと XLR コネクターは平行に使用できます。
(9) INPUTS 1: 左右対称 XLR ジャックコネクターと 6.3 mm
ジャックコネクター。これで、ラインレベルのある信号ソース
(ミキサーなど) を接続します。故障を防ぐために、ジャックコ
ネクターまたは XLR コネクターのどちらかだけを 使 います。
シリアル 番 号: シリアル 番号は機 器 の背 面 右側にあります。
シリアル 番 号 は オンライン 登 録 に 必 要です。
3.
SU9920 は サイコアコースティックエンハンサーグル ープの 製 品
で す。エ キ サ イター も 同 じ グ ル ープ の 製 品で す。この グ ル ープ の 装
置はオーディオ信号の信号品質を改善します。
エ キ サイターと 違 う点 は 、SONIC ULTRAMIZER は信号に新しい高音を
加えるのではなく、出力マテリアルにある高音を処理して信号品
質 を 改 善 することで す。この 処 理 によって、エ キサイター によって
高音を強くする場合よりも、さらに自然なサウンドになります。
SONIC ULTRAMIZER のコンセプトは、イコライザーやクロスオーバー
などで信号を変更すると、オリジナル信号の音質が悪くなること
に基づきます。これによって、低音と高音の時間的なシーケンスに
遅れが生じます。低音と高音の相関関係はスピーカーを通して信
号 の サ ウ ン ド を 再 生 す る 際 に 大 変 重 要 で す 。低 音 と 高 音 の 元 の バ
ランスおよび 時 間のバランスを理 想 的に再生すれ ば 、オリジナル
信号が再生され、それによって、音質の劣化のないサウンドが再生
され ます。
SU9920 では、低音と高音の元のバランスを再生し、さらに、高域と
低域を別々に上昇できます。これによって、出力信号の透明度が
大幅に改善され、周波数スペクトル全体を通してすべての信号を
正 確 に 再生 できます。
3.1
SU9920 は、コンプレッサやグラフィックイコライザーと同様に信
号経路に組み込みます。つまり、マスター出力またはミキサーのイ
ン サ ー ト パ ス に 直 列 接 続 し ま す。エ フ ェ クト 機 器 な ど で は AUX パ
スに平行接続しないでください。エフェクト機器などでは AUX パ
スに平行接続すると、オリジナル信号が処理済みエフェクト信号
とミックスされて音質が著しく悪くなります。下の使用例にあるよ
うに SONIC ULTRAMIZER を 信 号 チェーン で 取り付 けるの が 最 も良い
方法です (例ではキーボード -> SU9920 -> アンプの順)。
3.1.1
SU9920 は、クラブ、ディスコ、ライブコンサート、ステージなどの音
響装置として最適です。機器は、信号品質を大幅に改善するとと
もに、小型 PA 装置や音量の小さい PA 装置の不足も補正します。
機器を、ミキサーのマスター出力とアンプ入力の間に取り付ける
のが最適です。さらに、グラフィックイコライザーを使用する場
合は、SU9920 の 後ろに接 続します。
こ の 場 合 は ス テ レ オ 処 理 な の で 、チ ャ ン ネ ル 1 とチャンネル 2
は同じ設定にします。同じ設 定にしないとオリジナルのステレオサ
ウンドの 音 質 が 悪くなりま す。