Manual
双指向性 (フィギュア 8)
フィギュア 8 パターン (スイッチ位置左 ) のマイクは、マイクの前方もしく
は後部から直接入る音声の録音に最適です。 マイクの両側、もしくは上部及び
下部から入る音声は収音されにくくなります。 そのため、この指向性は向かい
合った二人のナレーター等の音声を収音するレポーターマイクとして適して
います。 また、必要に応じてリバーブもしくはエコー効果を生成する事も可
能です。 そのためには、マイクを音源と壁の中間に設置する必要があります。
音声はマイク前方から最初のメンブレン (膜) に到達します。 壁から反射され
た音声はその後、マイク後方から 2 つめのメンブレンにいくらかの遅れ (ディ
レイ) を伴って到達します。 こうしてリバーブもしくはエコー効果が生成でき
るわけです。 マイクと壁の距離を調節すれば、 ディレイタイムを変更すること
も可能となります。
無指向性
C-3 をこの無指向性パターン (スイッチ位置右 ) で使用した場合、マイクは
各方向から入る音声に対して同様のレベルで反応します。 この指向性パター
ンは、自然なサウンドが求められるレコーディングセッション、もしくはマイ
クの周りに設置された音源を収音するのに最適です。
ローカットフィルターとアッテネーション信号レベル
ローカットフィルターは、 C-3 の前方に設置された左スイッチによって起動さ
せることができます (スイッチ位置左 )。 超低周波ノイズなどの不快な音
がこれによってカットされます。 また、マイクに近接した距離でのボイスレコ
ーディングを行っている場合にローカットフィルターがオンになっていると、
ほぼ直線的な周波数レスポンスが得られます。
C-3 の右前方に設置されたスイッチは -10 dB 信号レベルアッテネーションを起
動させます (スイッチ位置右、 -10 dB)。 この機能は、例えばベースドラムのよう
な音圧の高い音源をレコーディングする際に特に使用されます。
マイクのインストール方法
(1)
(2)
(3)
図 4.1: マイクスタンドの固定
マイクにはホルダーがネジ止めされており、ネジ径 ⁄ インチ AKG 規格もしく