User Guide
1-10
Chapter 1: 製品の概要
Chapter 1
3. MemOK!ボタン
本製品と互換性のないメモリーを取り付けると、システムが起動せず、Q-LED(DIAG_
DRAM LED)が点灯します。起動時の自己診断テスト (POST) 中にMemOK! ボタンを押すと
MemOK! 機能が実行され、互換性を調整し起動する確率を上げることができます。
• Q-LED(DIAG_DRAM LED)の位置は、「1.1.8 オンボードLED」をご参照ください。
• Q-LED(DIAG_DRAM LED)はメモリーが故障している場合や正しく取り付けられていない
場合にも点灯します。MemOK! 機能を利用する前にシステムの電源をオフにし、メモリー
が正しく取り付けられているか確認してください。
• MemOK! ボタンはWindows®OS 上およびS5ステート(電源オフ)では機能しません。
• 調整作業中は、システムはフェイルセーフメモリー設定をロードしテストを実行します。1つ
のフェイルセーフ設定のテストには約30秒かかります。テストに失敗した場合、システムは
再起動し次のフェイルセーフ設定のテストを実行します。Q-LED(DIAG_DRAM LED)の点
滅が速くなった場合は、異なるテストが実行されていることを示します。
• メモリー調整を行うため、各タイミング設定のテスト実行時にシステムは自動的に再起動
します。なお、調整作業が終了しても取り付けたメモリーで起動しない場合は、Q-LED
(DIAG_DRAM LED)が点灯し続けます。
• 調整作業中にコンピューターの電源をオフにする、またはメモリー交換するなどした場合、
システム再起動後にメモリー調整作業を続行します。調整作業を終了するには、コンピュ
ーターの電源をオフにし、電源コードを5秒から10秒取り外してください。
• メモリーのオーバークロックによりシステムが正常に起動しなくなった場合は、POST中に
MemOK! ボタンを押してメモリーを調整し、UEFI BIOS Utilityでデフォルト設定をロードし
てください。
• MemOK! 機能をご利用の際は、事前にUEFI BIOSを最新バージョンに更新することをお勧め
します。最新のBIOSイメージファイルは、ASUSオフィシャルサイト(http://www.asus.com)か
らダウンロードすることができます。