User Guide
ASUS WS C422 PRO/SE
4-1
Chapter 4
4
RAID
Chapter 4 RAID
4.1 RAID設定
本製品は、Intel® Rapid Storage Technology enterprise によるRAID (Redundant Array of
Inexpensive Disks) レベル 0、1、5、10 をサポートしています。
RAIDアレイに組み込まれたSATAストレージデバイスにWindows
®
OSをインストールする場合
は、RAIDドライバーディスクを作成し、OSのインストール時にRAIDドライバーを読み込ませる
必要がある場合があります。
4.1.1 RAID定義
RAID 0 (データストライピング):
S ATA ストレ ージデバイスに 対しパラレル方 式 でデ ー タを 読 み/ 書きします。それぞれ のS ATA スト
レージデバイスの役割はシングルドライブと同じですが、転送率はアレイに参加している台数倍
に上り、データへのアクセス速度を向上させます。セットアップには、最低2台のSATAストレージ
デバイス (同じモデル、同容量) が必要です。
RAID 1 (データミラーリング):
1台目のドライブから、2台目のドライブに、同じデータイメージをコピーし保存します。ドライブ
が1台破損しても、ディスクアレイマネジメントソフトウェアが、アプリケーションを正常なドライ
ブに移動することによって、完全なコピーとして残ります。システム全体のデータプロテクションと
フォールト・トレランスを向上させます。セットアップには、最低2台の新しいSATAストレージデバ
イス、または、既存のドライブと新しいドライブが必要です。既存のドライブを使う場合、新しいド
ライブは既存のものと同じサイズかそれ以上である必要があります。
RAID 5 (パリティ付きストライピング):
3台以上のSATAストレージデバイス間のデータと パリティ情報をストライピングします。利点
は、SATAストレージデバイス のパフォーマンスの向上、フォールト・トレランス、記憶容量の増加
です。データのやり取り、相関的なデータベースのアプリケーション、企業内のリソース作成など、
ビジネスにおけるシステムの構築に最適です。セットアップには最低3台の同じSATAストレージ
デバイスが必要です。
RAID 10 (ミラーリング + ストライピング):
データストライピングとデータミラーリングをパリティ (冗長データ) なしで結合したもの。RAID 0
とRAID1構成のすべての利点が得られます。セットアップには、最低4台のSATAストレージデバイ
スが必要 です。