User Manual
ASUS WS C246M PRO
4-1
Chapter 4
RAID
4
Chapter 4 RAID
4.1 RAID設定
Intel® Rapid Storage Technology Option ROM Utility によるRAID (Redundant Array of
Inexpensive Disks) レベル 0、1、5、10 をサポートしています。
RAIDアレイに組み込まれたSATAストレージデバイスにWindows
®
OSをインストールする場合
は、RAIDドライバーディスクを作成し、OSのインストール時にRAIDドライバーを読み込ませる
必要がある場合があります。
本マニュアルで 使用されているイラストや画面は実際とは異なる場合があります。
4.1.1 RAID定義
RAID0(データストライピング):
S ATA ストレージデバイスに 対しパラレル方 式で データを 読 み/ 書きします。それぞ れの S ATA スト
レージデバイスの役割はシングルドライブと同じですが、転送率はアレイに参加している台数倍
に上り、データへのアクセス速度を向上させます。セットアップには、最低2台のSATAストレージ
デ バ イ ス( 同 じ モ デ ル 、同 容 量 )が 必 要 で す 。
RAID1(データミラーリング):
1台目のドライブから、2台目のドライブに、同じデータイメージをコピーし保存します。ドライブ
が1台破損しても、ディスクアレイマネジメントソフトウェアが、アプリケーションを正常なドライ
ブに 移 動 することによって、完全なコピーとして残ります。システム 全 体 のデータプロテクションと
フォールト・トレランスを向上させます。セットアップには、最 低2台 の 新しいSATAストレージデバ
イス、または、既存のドライブと新しいドライブが必要です。既存のドライブを使う場合、新しい
ドライブは既存のものと同じサイズかそれ以上である必要があります。
RAID5(パリティ付きストライピング):
3台以 上のS ATA ストレ ー ジデバイス間 のデータと パリティ情 報をストライピングします。利 点
は、SATAストレージデバイス のパフォーマンスの向上、フォールト・トレランス、記憶容量の増加
で す。デ ー タの やり取り、相 関 的 な デ ー タベースのアプ リケー ション、企 業 内 のリソース作 成 など、
ビジネスにおけるシステムの構築に最適です。セットアップには最低3台の同じSATAストレージ
デバイスが必要です。
RAID10(ミラーリング+ストライピング):
データストライピングとデータミラーリングをパリティ(冗長データ)なしで結合したもの。RAID
0とRAID1構成のすべての利点が得られます。セットアップには、最低4台のSATAストレージデバイ
スが必要 で す。