User's Manual
1-12
Chapter 1: 製品の概要
Chapter 1
6. Slow Mode スイッチ(SLOW_MODE)
Slow Mode スイッチは、液体窒素 (LN2) などの極冷環境でのベンチマーク時に使用する機
能です。プロセッサーによっては高い周波数で動作することのできる温度範囲が非常に狭
く、高い周波数で安定した動作を得るには緻密な温度管理が必要です。このSlow Mode ス
イッチを有効にすることで、プロセッサーの動作倍率を一時的に最低倍率まで下げて負荷
を低減させることで、プロセッサーの発熱 量を抑え時間を掛けて調整することが可能にな
ります。また、Slow Mode スイッチを無効にすることによってCPUは設定された周波数に引
き上げられます。Slow Mode スイッチを使用することによって、オーバークロック設定を行
なった低温状態のシステムを起動する際に周波数と温度の同期がより簡単に行え、システ
ムクラッシュの確率を大幅に下げることができます。