User Guide
Chapter 3: マザーボードについて
3-4
3.2 ジャンパー
1. Clear CMOS ジャンパ (3ピン CLRTC1)
このジャンパは、CMOSのリアルタイムクロック(RTC)RAMを消去するためのものです。
CMOS RTC RAMを消去することにより、システム時計、システムパスワード、および設定パ
ラメータを工 場出荷時の状態に戻すことができます。システムパスワードなどのシステム
情報を含むCMOS RAM データの維持は、マザーボード上のボタン型電池により行われてい
ます。
• 上記の手順を踏んでもCMOS RTC RAMのデータが消去できない場合は、マザーボードの
ボタン電池を取り外してから、再度ジャンパによる消去を行なってください。なお、消去が
終了した後は、必ずボタン電池とジャンパキャップを元の位置に戻してください。
• オーバークロックによりシステムがハングアップした場合は、C.P.R.(CPU Parameter
Recall)機能をご利用いただけます。システムを停止して再起動すると、UEFI BIOSは自動的
にパラメータ設定をデフォルト設定値にリセットします。
手順:
1. コンピューターの電源をオフにし電源ケーブルをコンセントから抜きます。
2. ジャンパキャップをピン 1-2(初期設定)からピン 2-3 に移動させショートさせます。5~10
秒ほど待ってから、再びピン 1-2にキャップを戻します。
3. 電源ケーブルを差し込み、コンピューターの電源をオンにします。
4. POST画面に「Press F1 to Run SETUP」と表示されたら<F1>を押してBIOSセットアップユ
ーティリティを起動し設定を行います。
CMOS RTC RAMのデータを消去している場合を除き、CLRTCジャンパのキャップは取り外さな
い で く だ さ い 。シ ス テ ム の 起 動 エ ラ ー の 原 因 と な り ま す 。