User Guide
Chapter 2: ハードウェア
2-18
2.11 UEFI BIOSを更新する
USB BIOS Flashback
USB BIOS Flashback はこれまでのBIOS更新ツールとはまったく違う、とても便利なUEFI BIOSの更
新手段です。UEFI BIOS UtilityやOSを起動することなく、簡単にUEFI BIOSを更新することができ
ます。CPUやメモリーの取り付けは不要で、特定のUSBポートにBIOSイメージファイルを保存した
USBメモリーを接続し、USB BIOS Flashback ボタンを数秒間押すだけで、スタンバイ電源で自動的
にUEFI BIOSの更新を行なうことができます。
手順
1. ASUSオフィシャルサイトからBIOSファイルをダウンロードし、ダウンロードした圧縮ファイ
ルを展開します。
• 安定した動作のために、Q-Code LoggerとUSB BIOS Flashback機能はUSB 2.0規格のFAT32/16
ファイルシステムをもつ、シングルパーティションのUSBメモリーをご使用ください。
• 展開によって出現したBIOSファイルの名前を「P10SMWSI.CAP」に 変 更 し ま す。
2. BIOSファイルを入れたUSBメモリーをUSB BIOS Flashbackに対応するUSBポートに接続し
ます。
3. コンピューターをシャットダウンします。
4. USB BIOS Flashbackボタンが点滅を始めるまで、USB BIOS Flashbackボタンを押し続けま
す。(約3秒)
BIOS SetupでのBIOS更新ユーティリティについては、「4.1 BIOS野管理と更新」をご参照くだ
さい。
USB BIOS Flashback ポート BIOS Flashback ボタン
5. USB BIOS Flashbackが完了するとLEDは消灯します。LEDが完全に消灯したことを確認して
システムを起動し、BIOSセットアップユーティリティの設定を行います。
• UEFI BIOS更新中はUSBメモリーを取り外す、電源プラグを抜く、オンボードスイッチを押す、
ジャンパスイッチの位置を変更するなど一切の行為を行わないようご注意ください。BIOS更
新中に他の行為を行なった場合、UEFI BIOSの更新が中断する可能性があります。
• USB BIOS Flashback LEDが5秒ほど点滅したあとで点灯状態となる場合は、USB BIOS
Flashback 機能が正常に動作していないことを示しています。
考えられる原因:
1. USBストレージが正しく取り付けられていない。
2. サポート外のファイルシステム、またはファイル名が正しくない。
このようなエラーが発生した場合は、電源装置のスイッチをオフにするなどしてシステム
の電源を完全にオフにした後に再度実行してください。
• UEFI BIOSのアップデートにはリスクが伴います。UEFI BIOSのアップデートに失敗すると、UEFI
BIOSが破損、損傷しシステムを起動することができなくなる恐れがあります。UEFI BIOSのアッ
プデートに伴う不具合、動作不良、破損等に関しましては保証の対象外となります。