System information
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Chapter 5: ソフトウェア
5.4 RAID
本製品は、 ULI M1575 サウスブリッジ RAID コントローラ が付属しており、Serial ATA
HDD で、以下のRAID 設定が可能です。
RAID 0 (データストライピング):2台の同じHDDを最適化し、パラレル方式でデータを
交互に読み書きします。2台のハードディスクの役割は、シングルドライブと同じですが、
転送率はシングルディスクの2倍を実現し、データアクセスと保存を向上させます。 セッ
トアップには、新しい2台の同じHDDが必要です。
RAID 1 (データミラーリング): 1台目のドライブから、2台目のドライブに、同じデータイ
メージをコピーし保存します。 ドライブが1台破損しても、 ディスクアレイマネジメントソ
フトウェアが、アプリケーションを正常なドライブに移動することによって、完全なコピー
として残ります。システム全体のデータプロテクションとフォールト・トレランスを向上させ
ます。セットアップには、2台の新しいHDD、または、既存のドライブと新しいドライブが
必要です。既存のドライブを使う場合、新しいドライブは既存のものと同じサイズかそれ
以上である必要があります。
RAID 0+1:データストライピングとデータミラリングをパリティなし(冗長データ)で
結合したもので、計算して書き込む必要があります。RAID 0とRAID 1構成のすべての
利点が得られます。セットアップには、最低4台のHDDが必要です。
RAID 5:3台以上のHDD間のデータと パリティ情報をストライプします。RAID 5 の利点
は HDD のパフォーマンスの向上、エラーへの許容性、容量が高くなることです。RAID 5
はデータのやり取り、相関的なデータベースのアプリケーション、企業内のリソース作成
など、ビジネスにおけるシステムの構築に最適です。最低同じHDDが3台必要です。
JBOD (スパニング) :Just a Bunch of Disks の略で、 RAID として設定されていない
HDD を使います。複数台の HDD を、仮想的に1台の HDD かのように使用します。スパ
ニングは複数の HDD を使用することで得られる、フォールトトレランスや他の RAID 機
能の利点はありません。