User Guide
FAQ:よく寄せられる質問
B-5
AX5T
Test To Comply
With FCC Standards
FOR HOME OR OFFICE USE
Q: PBSRAM(Pipelined Burst SRAM:パイプライン・バーストSRAM)
とはどんなものですか?
A: PentiumのCPUでは,バースト(Burst)とは,SRAM によってデコードされた
先頭アドレス値1個だけで,連続する4個のQWord (Quad-word, 4x16 = 64 ビット)
を読み込むことを言います。PBSRAMはこの際に,予め決められた順番に従っ
て自動的に,残りの3個のQwordをCPUに送ります。SRAMでのアドレス・デ
コードには通常2-3クロックを要しますから,従来通りの非同期SRAMを使った
場合,CPU による 4個のQWord データの read には少なくとも3+2+2+2で合計9
クロックを必要とします。しかしながらここにPBSRAMを用いると,残りの3
個のQword用のアドレス・デコードが不要となるのですから,データ読み込み
時間は3+1+1+1で6クロック時間となり,非同期SRAMを用いるよりも速くなる
のです。
Q: では,EDO (Extended Data Output) メモリーとは?
A: EDOに用いられるEDO DRAMテクノロジーとは,実際にはFPM(Fast Page
Mode)メモリーと極めて似通ったものです。ただ伝統的なFPMがメモリーの出
力データを,プリチャージ・フェーズに先立ってトライステートのハイ・イン
ピーダンス状態にするのと違って,EDO DRAMではその出力データを次のメモ
リー・サイクルまで有効(valid)な状態に保ち,この結果パイプラインに似た
効果が得られて1クロック・ステート分を減らして高速にすることが出来ま
す。
Q: SDRAM (Synchronous DRAM:同期式DRAM)とは何ですか?
A: SDRAMとは新世代のDRAMテクノロジーで,DRAMがCPUのホスト・バスと
同期しており同じクロックを使えるようにするものです。(EDOやFPMは非同
期 asynchronousで動作し,クロック信号を用いません)。このアイデアは先のQ &
Aにある「バースト」と同じ発想によります。そこでは第2,3,4番目のQword
に対してそれぞれ1クロックを使うのみであり,例えば,EDOの5+2+2+2=11ク
ロックに対してこちらは5+1+1+1=8クロックとなります。SDRAMは64ビット,
168ピンのDIMM (Dual-in-line Memory Module)の形で作られており,3.3Vで動作
します。古いDIMMの中にはFPM/EDOで構成されていて動作電圧も5V だけと