User Guide

AWARD BIOSの設定
3-22
Power Management à Suspend Mode Option
Suspend Mode Option
Power On Suspend
Suspend to Hard Drive
この項ではサスペンド(ぐっすり)モードの内容を指
定します。Power On Suspend は、これまでのグリーン
PCの考え方の待機モードで、CPUクロックは停止して
おり、他のデバイスはすべて電源が落ちていますが、
モデム、キーボードやマウス、などでは何らかの活動
があるのを検出するのに必要なパワーだけはオンにな
っています。検知されるとシステムはフルパワーの状
態に復帰します。この活動検出は実際には割込み信号
IRQの監視によって行います。
Suspend to Hard Drive では、システムの状態status
メモリーやスクリーン上の画像イメージなどをハード
ディスクにセーブした上で、電源は完全に落としま
す。次回にパワーが戻った際には、ほんの数秒の内に
先ほどの電源断直前の状態に戻すものです。ディスク
上のスペース確保のためにはユーティリティ: ZVHDD
が必要です。詳しくは3.16節の "Suspend to Hard Drive"
を参照してください。
Power Management à Throttle Duty Cycle
Throttle Duty Cycle
12.5 %
25.0 %
37.5 %
50.0 %
62.5 %
75.0 %
87.5 %
クロック・スロットリングとは「うたたね/すや
(Doze/Standby)モード」において、ある決められた時間
当たりのCPU のクロック数(周波数でなく、カウント)
を、この項で指定された率にまで減らすことを言
す。従ってクロック間の時間は変わらず例えCPU
クロッ66MHzの場合は、クロック間隔はこのモー
になっても30nsのままで同じです。チップセットは一定
周期でSTPCLK (stop clock)信号を発生させ、CPUがクロ
ック発振器からのクロックを受け付けないように
す。CPUがフルパワーの状態では1秒間に66Mカウント
のクロックを受け取るわけです。 この項で50%にセッ
トされると1秒に33Mクロックとなります。これによっ
て実効的CPUの電源消費量と共にスードも落とさ
れる仕組みです。