第3章 Award BIOSの設定 本章ではシステム・パラメータの設定の仕方について説明します。お手元のBIOS はAWARDのフラッシュ・ユーティリティを使って最新のバージョンにアップデ ートすることも出来ます。 重要:BIOSのプログラムはマザーボードの設計の 中でも最もひんぱんに変更される部分なので,この 章で述べるBIOS情報(特に「チップセットのセッ トアップ・パラメータ」)は,お持ちのマザーボー ドに実際にインストールされていたBIOSとは少し 違っている場合があります。 3.
AWARD BIOSの設定 ROM PCI/ISA BIOS (XXXXXXXX) CMOS SETUP UTILITY AWARD SOFTWARE, INC.
AWARD BIOS の設定 3.2 Standard CMOS Setup (標準CMOS設定) "Standard CMOS Setup"(標準的なCMOSセットアップ)では,日付,時刻,ハー ドディスクのタイプと言った基本的なシステム・パラメータを設定します。矢印 キーを使って項目をハイライトさせ,次にその値を選択するのには または キーを用います。 ROM PCI/ISA BIOS (XXXXXXXX) STANDARD CMOS SETUP AWARD SOFTWARE, INC. Date (mm:dd:yy) Time (hh:mm:ss) HARD DISK Primary Master : Primary Slave : Secondary Master: Secondary Slave : TYPE Auto Auto Auto Auto : : Wed. Mar 00:00:00 SIZE 0 0 0 0 Drive A : Drive B : 1.44M, 3.
AWARD BIOSの設定 Standard CMOS à Primary Master à Type (ハードディスクの Standard CMOS à Primary Slave à Type タイプ設定) Standard CMOS à Secondary Master à Type Standard CMOS à Secondary Slave à Type Type Auto User None 1 2 ...
AWARD BIOS の設定 Standard CMOS à Drive A Standard CMOS à Drive B Drive A None 360KB 5.25" 1.2MB 5.25" 720KB 3.5" 1.44MB 3.5" 2.88MB 3.
AWARD BIOSの設定 3.3 BIOS Features Setup (BIOSフィーチャーの設定) メインのメニューで2番目の"BIOS Features Setup"を選ぶと,この画面に変わりま す。 ROM PCI/ISA BIOS (XXXXXXXX) BIOS FEATURES SETUP AWARD SOFTWARE, INC.
AWARD BIOS の設定 BIOS Features à External Cache External Cache Enabled Disabled (外部キャッシュ) (現在はPBSRAMになっている)二次キャッシュを有効にす るには,このパラメータをEnabledにします。Disabledにする とシステムは遅くなります。問題があって調査診断の目的の 場合以外は,Enabled にしておくことをお勧めします。 BIOS Features à Power-On Self-Test Quick Power-on Self-test Enabled Disabled このパラメータをEnabledにすると,通常時にチェッ クしている項目を省くことにより,POSTに要する時間 が短縮されます。 BIOS Features à Boot Sequence Boot Sequence A,C,SCSI C,A,SCSI C,CDROM,A CDROM,C,A D,A,SCSI E,A,SCSI F,A,SCSI SCSI,A,C SCSI,C,A C only (ブート時のサーチ順序) このパラメ
AWARD BIOSの設定 BIOS Features à Boot-up NumLock Status (ブート時NumLock) Boot-up NumLock Status On Off このパラメータをOnにすると,テンキー部の機能は数 字キーモードになります。Offにすると数字キーとして ではなく,カーソル制御の機能に変わります。 BIOS Features à Boot-up System Speed (システム・スピード) Boot-up System Speed High Low ブートアップ直後のシステムのスピードを,高速 (High)または低速(Low)に設定します。 BIOS Features à Typematic Rate Setting Typematic Rate Setting Enabled Disabled キーボードのリピート機能をオンにしたりオフにし たり出来ます。Enabledになっていると,キーボード 上のキーを押したままにしていると同じキーを何度 もタイプするのと同様の動きになります。 BIOS Features à Typematic Rate Ty
AWARD BIOS の設定 BIOS Features à Security Option Security Option Setup System (セキュリティ・オプション) この画面でSystemのオプションを選ぶと,システムのブ ートやBIOSのセットアップ操作に対してアクセス制限 を行います。ブートアップの都度,画面にはパスワード を入れるよう求めるプロンプトが現れます。 Setupのオプションでは,BIOSのセットアップ操作に対 してのみアクセス制限を行います。 このセキュリティ機能をオフにするには,メイン画面の パスワード設定メニューを選び,パスワードとしては何 も入力せずにただキーを押します。 BIOS Features à PCI/VGA Palette Snoop PCI/VGA Palette Snoop Enabled Disabled この項をEnabledにすると,パレット・レジスターに変 更が加えられた時にPCI VGAカードが反応せず(従っ てコンフリクトも生じず),通信の信号に対しては応 答すること無しにデータを受け入れるようセットし ます。 これは例
AWARD BIOSの設定 BIOS Features à C800-CBFF Shadow BIOS Features à CC00-CFFF Shadow BIOS Features à D000-D3FF Shadow BIOS Features à D400-D7FF Shadow BIOS Features à D800-DBFF Shadow BIOS Features à DC00-DFFF Shadow C8000-CBFFF Shadow Enabled Disabled (シャドウ領域) ここに上げた6項目は,ROM内のコードを他の拡 張カードに シャドウさせるものです。このパラ メータをセットするには,前もってROMコード の特定アドレスを知っている必要があります。 その情報を持っていない場合には,ここのROM シャドウ設定をすべて, Enabledとしてくださ い。 注: セグメントF000とE000は,BIOSコードがこ こを占めているので,常にシャドウ領域となり ます。 3-10
AWARD BIOS の設定 3.4 Chipset Features Setup (チップセット機能の設定) "Chipset Features Setup"(チップセット機能の設定)には,チップセットに依存す る機能の設定項目が集められており,システム性能に密接に関連しております。 ROM PCI/ISA BIOS (XXXXXXXX) CHIPSET FEATURES SETUP AWARD SOFTWARE, INC.
AWARD BIOSの設定 Chipset Features à Auto Configuration Auto Configuration Enabled Disabled Enabledにすると,CPUのタイプとクロック・スピード に応じて, DRAMおよびキャッシュに関連するタイミ ングは,既定値にセットされます。独自の DRAMタイ ミングに設定したい場合にはDisableを選びます。 Chipset Features à DRAM Timing DRAM Timing 60 ns 70 ns (自動設定) (DRAM タイミング) DRAMのタイミング関連パラメータには,60ns系と70ns 系の2セットが用意されており,この区別を指定すると 後はBIOSが自動的にセットします。 警告: デフォルトのメモリー・タイミングは最適な性能 を得るために60nsになっています。インテルのチップ セット TX の仕様上の制限から,70nsのSIMMはCPUの 外部クロック周波数が60MHzの場合に限って使うこと が出来ます。70nsのSIMMを 66MHzのCPU外部クロッ クの下でお使いになると,
AWARD BIOS の設定 Chipset Features à DRAM Read Burst (EDO/FP) (リード・バースト) DRAM Read Burst (EDO/FP) x444/x444 x333/x444 x222/x333 Read Burstとは,DRAM上のあらかじめ決めら れた4アドレスから連続する4メモリーサイク ルで読み出すものです。60nsのEDOまたはFPM (Fast Page Mode) DRAMについてのデフォルト 値はx222/x333となっています。この意味は,2 番目,3番目,4番目のメモリーサイクルが ,EDO に対しては2 CPUクロック,FPMに対しては3 クロックであると言うことで,先頭のxの値は 最初のメモリーサイクルのタイミングを示 し,先の"DRAM Leadoff Timing"の設定値に依 存します。 Chipset Features à DRAM Write Burst Timing (ライト・バースト) DRAM Write Burst Timing x444 x333 x222 Write Burstとは, DRAM上のあらかじ
AWARD BIOSの設定 Chipset Features à Refresh RAS# Assertion Refresh RAS# Assertion 5 Clks 4 Clks この項では、リフレッシュ・サイクルにおい て、何クロックの間RASを(valid状態に)ホ ールドしておくかを制御します。 Chipset Features à DRAM Page Idle Timer DRAM Page Idle Timer 2 Clks 4 Clks 6 Clks 8 Clks この項目では、CPUがアイドル状態となった 後、何クロック経過したらDRAMページを閉 じるのかを規定します。 Chipset Features à DRAM Enhance Paging DRAM Enhance Paging Enabled Disabled この項をオン(Enabled)にすると、別に定め る方法(enhanced method)に従って、TXチッ プセットはDRAMページを出来るだけ長い時 間開いて置こうとします。 Chipset Features à SDRAM(CAS Lat/RAS-to-
AWARD BIOS の設定 Chipset Features à SDRAM Speculative Read (見込みRead) SDRAM Speculative Read Enabled Disabled この項をEnableにすると、コントローラ・チップが メモリーの最終的なアドレス値をデコードし終え る前に見込みのSDRAM readリクエストを出すこと によって、SDRAM read リードオフのタイミングが 1クロック早められます。システム中に2個以上の DIMM がインストールされている場合には、この パラメータはDisabledにしておかねばなりませ ん。 Chipset Features à System BIOS Cacheable System BIOS Cacheable Enabled Disabled この項をEnabledにすると,システム BIOSのコード がキャッシュされ,システムのパフォーマンスが更 に向上する可能性が生まれます。 Chipset Features à Video BIOS Cacheable Video BIOS Cacheable Enabl
AWARD BIOSの設定 Chipset Features à 16 Bit I/O Recovery Time 16 Bit I/O Recovery Time 1 2 3 4 NA 16-bit I/Oの回復時間に関して上と同様です。16-bit I/Oコマンドの実行時に必要な回復時間をISAバス のクロック数で指定します。16-bit I/Oカードに不 安定動作の認められる時,この項を使って調整す ることが出来ます。BIOSのデフォルト値は1 ISA クロックです。 NAにするとチップセットは 自動 的に3.
AWARD BIOS の設定 Chipset Features à Mem. Drive Str. (MA/RAS) Mem. Drive Str.
AWARD BIOSの設定 (節電機能の設定) 3.5 Power Management Setup 節電管理の設定画面では,本マザーボードの持っているグリーン・パワー機能を 制御することが出来ます。次の画面を見てください。 ROM PCI/ISA BIOS (XXXXXXXX) POWER MANAGEMENT SETUP AWARD SOFTWARE, INC.
AWARD BIOS の設定 モード ドーズ スタンバイ サスペンド うとうと すやすや ぐっすり 最少節電 1時間 1 時間 1 時間 15分 最大節電 1分 1分 1分 1分 HDDの電源断 Power Management à PM Controlled by APM ( APM任せ) PM Controlled by APM Yes No 先のメニューで"Max Saving"(最大節電)を選んだ場 合には,こちらの項目をオンにして,節電の制御を APM (Advanced Power Management)に任せることで節 電機能をさらに強化することが出来ます。例えば, CPUの内部クロックを止めることまでします。 Power Management à Video Off Method Video Off Method Blank Screen V/H SYNC+Blank DPMS モニターをオフにする方法を決めます。Blank Screen を選ぶとビデオ・バッファーに画面をブランクとする ための情報を書き込みます。 V/H SYNC+Blankでは,
AWARD BIOSの設定 Power Management à Doze Mode Doze Mode Disabled 1 Min 2 Min 4 Min 8 Min 12 Min 20 Min 30 Min 40 Min 1 Hour (うとうとモード) システムが Doze(うたた寝・いねむり・うとうと)モ ードに入るまでの経過時間を指定します。このモード ではCPUのクロックは遅くなっており,その低下率は "Throttle Duty Cycle"(スロットル・デューティ・サイ クル)で規定されています。何らかの活動が検出され るとシステムは全速稼動(エンジン全開)状態に戻り ます。このシステムの活動状態(イベント)検出は, 割込み信号IRQのモニターによって行います。 Power Management à Standby Mode (すやすやモード) Standby Mode Disabled 1 Min 2 Min 4 Min 8 Min 12 Min 20 Min 30 Min 40 Min 1 Hour システムが Standby(すやすや)モードに入るまでの経 過時間を指定します。
AWARD BIOS の設定 Power Management à HDD Power Down (ハードディスク停止) HDD Power Down Disabled 1 Min .....
AWARD BIOSの設定 Power Management à Suspend Mode Option Suspend Mode Option Power On Suspend Suspend to Hard Drive この項ではサスペンド(ぐっすり)モードの内容を指 定します。Power On Suspend は、これまでのグリーン PCの考え方の待機モードで、CPUクロックは停止して おり、他のデバイスはすべて電源が落ちていますが、 モデム、キーボードやマウス、などでは何らかの活動 があるのを検出するのに必要なパワーだけはオンにな っています。検知されるとシステムはフルパワーの状 態に復帰します。この活動検出は実際には割込み信号 IRQの監視によって行います。 Suspend to Hard Drive では、システムの状態(status)、 メモリーやスクリーン上の画像イメージなどをハード ディスクにセーブした上で、電源は完全に落としま す。次回にパワーが戻った際には、ほんの数秒の内に 先ほどの電源断直前の状態に戻すものです。ディスク 上のスペース確保のためにはユーティリティ: ZVHDD が必要
AWARD BIOS の設定 Power Management à VGA Active Monitor VGA Activity Monitor Enabled Disabled ここでは電源断状態に移行のために、VGA での活動 状況検出を行うかどうかを設定します。 Power Management à Power Bottom Override Power Bottom Override Disabled Enabled これはACPIの仕様であり,ハードウェアがサポートす る機能です。Enabledにセットされると,前面パネル上 のソフトパワースイッチは電源オン/サスペンド/電源 オフの切り替えに使えます。電源オン中に4秒以内でこ のスイッチが押されるとシステムはサスペンド(ぐっ すりモード)状態となり,4秒以上押されると電源をオ フにします。デフォルトではDisabledとなっており,ソ フトパワースイッチは電源オン/オフの切り替えだけに なっており,4秒押す必要も無ければサスペンド状態も ありません。 Power Management à RTC WakeUp Timer RTC Wake
AWARD BIOSの設定 Power Management à Wake Up Time (hh:mm:ss) Time (hh:mm:ss) Alarm 07:00:00 .. : .. : ..
AWARD BIOS の設定 3.6 PNP/PCI Configuration Setup ( PNP/PCIの設定) PNP/PCIの設定画面では,システムにインストールされているISAやPCIの装置に 関する設定を行います。メインの画面で"PNP/PCI Configuration Setup"を選ぶと, 次のメニュー画面が現れます。(PNPはPlug&Playです)。 ROM PCI/ISA BIOS (XXXXXXXX) PNP/PCI CONFIGURATION SETUP AWARD SOFTWARE, INC.
AWARD BIOSの設定 PNP/PCI Configuration à Resources Controlled By (資源制御) Resources Controlled by Auto Manual この項をManualにすると,ISAやPCIの装置に対する IRQとDMAの割り付けを,ユーザーが個別に設定で きます。自動設定に任せるにはAutoにします。 PNP/PCI Configuration à Reset Configuration Data (設定解除) Reset Configuration Data Enabled Disabled 上のメニューで,非自動設定を選んでIRQなどのシ ステム設定を個別に行った後,もしも指定の衝突な どの不具合の起こった場合には,この項をEnabled にするとシステムは自動的に,ユーザーによる設定 内容をリセットして,また改めてIRQの設定が出来 るようにします。 PNP/PCI Configuration à IRQ3 (COM2) (PNP対応/非対応) PNP/PCI Configuration à IRQ4 (COM1) PNP/PCI
AWARD BIOS の設定 PNP/PCI Configuration à DMA 0 PNP/PCI Configuration à DMA 1 PNP/PCI Configuration à DMA 3 PNP/PCI Configuration à DMA 5 PNP/PCI Configuration à DMA 6 PNP/PCI Configuration à DMA 7 DMA 0 Legacy ISA PCI/ISA PnP お手元のISAカードがPnP対応でなく,それを用いるには特別な DMAチャネルの設定を要する場合には,その選んだDMAチャネ ルについてはこのメニューでLegacy ISAにセットします。これに よりPnP BIOSは,指定の DMAチャネルをこのlegacy ISAカード用 に確保します。デフォルトはPCI/ISA PnPです。ちなみにPCIカー ドはDMAチャネルを必要としません。 PNP/PCI Configuration à PCI IDE IRQ Map To PCI IDE IRQ Map To ISA PCI-Slot1 PCI-Slot2 PCI-S
AWARD BIOSの設定 PCIスロット Location 1 (ピンA6) Location 2 (ピンB7) Location 3 (ピンA7) Location 4 (ピンB8) スロット1 INTA INTB INTC INTD スロット2 INTB INTC INTD INTA スロット3 INTC INTD INTA INTB スロット4 INTD INTA INTB INTC スロット5 (もしあれば) INTD INTA INTB INTC PNP/PCI Configuration à Used MEM Base Addr Used MEM base addr N/A C800 CC00 D000 D400 D800 DC00 ここでは,次の"Used MEM Length"と組にして,PnP 互換でないISAカードに対するメモリー・スペース を,その確保するメモリー空間のベース・アドレス(= 開始アドレス)で指定します。メモリー・サイズは次 項で指定します。 PNP/PCI Configuration à Used MEM
AWARD BIOS の設定 3.7 Load Setup Defaults (デフォルト設定値のロード) "Load Setup Defaults"オプションでは,最適なシステム性能を得るために用意され た最適設定値のセットを読み込みます。ここで言う「最適設定」とは次の「ターボ 設定」よりは比較的安全性を見込んだものです。 あなたのシステムが充分なメモ (例えば両面の8MB リーを積んでおり,多くのアドオン・カードを具えている場合, SIMM4個とSCSI ,それにネットワーク・カードでPCIとISAのスロットを占有し たファイル・サーバーでは),この最適設定を用いることをお勧めします。 このマザーボードにおいては,最適とは一番遅い設定ではありません。もしもシ ステムが不安定でそれを確認する必要のある場合には,最低速ではあるが最も無 難な設定とするためには,"BIOS Features Setup"と"Chipset Features Setup"で扱われ ているパラメータを個々にセットしてみると良いでしょう。 3.
AWARD BIOSの設定 3.9 Integrated Peripherals 周辺装置の設定 メイン・メニューから"Integrated Peripherals"を選ぶと,次の画面になります。こ こでは入出力の機能を設定します。 ROM PCI/ISA BIOS (XXXXXXXX) INTEGRATED PERIPHERALS AWARD SOFTWARE, INC.
AWARD BIOS の設定 Integrated Peripherals à IDE Primary Master PIO Integrated Peripherals à IDE Primary Slave PIO Integrated Peripherals à IDE Secondary Master PIO Integrated Peripherals à IDE Secondary Slave PIO この項をAutoにすると,ハードディスクのデータ 転送スピードの自動検出機能を生かすことが出来 ます。PIOモードはハードディスク・ドライブのデ ータ転送レートを指定します。例えばモード0の転 送レートは3.3MB/s,モード1は5.2MB/s,モード2 は8.3MB/s,モード3は11.1MB/s,そしてモード4で は16.
AWARD BIOSの設定 Integrated Peripherals à On-Chip Primary PCI IDE Integrated Peripherals à On-Chip Secondary PCI IDE On-Chip Primary PCI IDE Enabled Disabled このパラメータでは,プライマリー・チャネル IDE のコネクタに結ばれたIDE装置をEnabledにしたり Disabledにします。 Integrated Peripherals à USB Legacy Support USB Legacy Support Enabled Disabled ここではオンボードのBIOS内にあるUSBキーボー ド・ドライバーを EnabledにしたりDisabledにしま す。このキーボード・ドライバーは従来のキーボー ド(legacy keyboard)コマンドがそのまま使えるように シミュレートし,さらに,オペレーティング・シス テム中にUSBドライバーの含まれていない場合に は,USBキーボードをPOST(電源投入時自動診断)中 でもまたはブート後にも使える
AWARD BIOS の設定 Integrated Peripherals à Onboard FDC Controller Onboard FDC Controller Enabled Disabled このパラメータをEnabledにすると,お持ちのフロ ッピー・ドライブを独立の制御カードにではなくて オンボードのフロッピー用コネクタにつなぐことが 出来ます。この制御カードをお使いになりたい場合 にはこの設定をDisabledにします。 Integrated Peripherals à Onboard UART 1 Integrated Peripherals à Onboard UART 2 このメニューでは,オンボードの2シリアル・ポート それぞれのアドレスと割り込みを指定できます。デ フォルトはAutoです。 Onboard UART 1 Auto 3F8/IRQ4 2F8/IRQ3 3E8/IRQ4 2E8/IRQ3 Disabled 注: ネットワーク・カードをお使いの場合には,割り込み がかち合わないようにご注意ください。 Integrated Peripherals à Onboa
AWARD BIOSの設定 Integrated Peripherals à IR Duplex Mode IR Duplex Mode Full Half IR(ワイアレス赤外線制御装置)の通信モードを指 定します。Fullでは双方向の通信に、Half では一方向 へのみの通信になります。 注: このオプションは、IR 機能が生きている状態にセッ トされており、かつオンボードUART 2のモード・パラメ ータが先の項目で Standard にされてはいない時に限って 現れます。 Integrated Peripherals à Onboard Parallel Port Onboard Parallel Port 3BC/IRQ7 378/IRQ7 278/IRQ7 Disabled ここではオンボードのパラレルポートのアドレスと割 り込みを設定します。 注: もしもパラレルポート付きのI/Oカードをお使い の場合は,アドレスや割り込みのかち合わないように お気を付けください。 Integrated Peripherals à Parallel Port Mode Parallel Port Mo
AWARD BIOS の設定 Integrated Peripherals à ECP Mode Use DMA ECP Mode Use DMA 3 1 ここではECPモードのパラレルポートが用いるDMAチ ャネルを指定します。 Integrated Peripherals à System Voltage +12V Integrated Peripherals à System Voltage +5V Integrated Peripherals à VIO Voltage +3.3V Integrated Peripherals à CPU Core Voltage +2.8V Integrated Peripherals à CPU Thermal (Temp.) Integrated Peripherals à CPU FAN System Voltage +12V Ignore Monitor この項では該当するハードウェア状態の監視(モニタ ー)機能を生かすかどうかを設定します。 注: ハードウェア上の制限からCPU のコア電源 に付いては,2.
AWARD BIOSの設定 3.10 Password Setting (パスワードの設定) パスワードによってあなたのコンピュータが勝手に不正に使われることを防ぐこ とが出来ます。パスワードを設定すると,ブートアップやセットアップをしよう とすると正しいパスワードの入力を求める画面が現れます。 パスワードをセットするには: 1. 入力を促すプロンプトが現れたら,パスワードをタイプしてください。パス ワードとしては,8文字までの英字か数字キーが使えます。入力された文字 に対して,画面上のパスワード表示部分にはアスタリスク(*)が替わりに 示されます。 2. パスワードをタイプし終えたらキーを押します。 3.
AWARD BIOS の設定 3.12 Save & Exit Setup (設定を保存して終了) このメニューを選ぶと,セットアップ終了の前にすべてのCMOS値を自動的にセ ーブします。 3.13 Exit without Saving (保存せずに終了) 変更したCMOSの値をセーブすること無しに作業を終えるのに用います。新規の 設定内容をセーブしたい場合には,このオプションは使ってはいけません。 3.14 NCR SCSI BIOS and Drivers このフラッシュ・メモリーのシステムBIOS中には,NCR 53C810 SCSI BIOSも入 っております。BIOSコードを備えていないNCR 53C810 SCSI制御カードをお使い の場合には,オンボードのNCR SCSI BIOSがこれをサポートします。 NCR SCSI BIOSは,DOS, Windows 3.
AWARD BIOSの設定 このユーティリティを使うと,BIOSを正しくダウンロード出来たかどうかを判断 することが出来ます。 1. このプログラムを実行する。 C:> CHECKSUM Biosfile.bin Biosfile.binはBIOSコードのファイル名です。 2. このユーティリティが "Checksum is ssss" 「チェックサムの値はssssです」 と表 示します。 3. この"ssss"と,Web(ホームページ)やBBSに表示してある正しいチェックサム値 とを比較します。もしも違っている場合は,これ以上このまま進むことはせず に,もう一度BIOSのダウンロードからやり直してください。 [AOFLASH.EXE] このユーティリティは,マザーボードのモデル名、BIOSのバージョン、および Super/Ultra IO チップのモデル名をチェックして、マザーボード、IOチップ、BIOS ファイルが正しい組み合わせとなっているかどうかを確認します。フラッシュ操 作を施すと,BIOSの内容は置き換えられて,元の内容は永久的に失われます。 1.
AWARD BIOS の設定 警告: 繰り返します。"FLASHING"の間は電源を落とし てはいけません。BIOSのプログラミングが失敗無しに 完了できなかった場合は,システムは2度と立ち上が ることが出来なくなり,今度は別の方法で手に入れた 正しいBIOSチップそのものと取り替えなくてはなら なくなります。 ヒ ン ト : 以 上 に 述 べ た 同 じ 方 法 で , 元 の BIOS "BIOS.
AWARD BIOSの設定 3-40