User Guide

65
ADOBE AUDITION
ユーザガイド
Lock in Time
Lock In Time
」は、選択した波形をマルチトラックセッション内の現在の時点に「 ロック」します。
波形のロックは、波形の時間軸上の位置を決定し、波形を右クリックしたときに誤って移動されないようにする場合に
便利です。ロックされた波形には、円で囲まれた南京錠のグラフィックが表示されます。ロックされた波形は時間軸上
では(左または右に)移動できませんが、縦方向には移動することができ、トラック間を移動できます。波形のロック
を解除するには、波形を選択して「
Lock in Time
」を選択すると、横方向の移動が可能になります。
Lock for Play Only
このコマンドは、波形ブロックに録音する機能を無効にします。 再生ロックされたブロックが
含まれるトラックが録音可能である(
Track Controls
で赤の「
R
」ボタンが押されている)場合でも、マークされた波
形には上書き録音されません。このコマンドが有効かどうかは、トラックが録音可能である場合に、波形ブロックが赤
に変わらないことによって区別できます。
Split
Split
」コマンドは、従来のテープスプライスと同様に、波形を分割します。カットは現在のカーソル位置、ま
たは選択範囲(この場合、選択範囲がスプライスされます)で実行されます。ブロックが分割されると、各セグメント
を、ほかのセグメントとは独立して、時間軸上で移動、削除、またはスライドすることができます。波形の分割はノン
ディストラクティブであり、ディスク上の波形は変更されません。
Merge/Rejoin Split
Merge/Rejoin Split
」は、波形ブロックの分割されたセグメントを、元の前後のマテリアル
と再結合します。ただし、分割されたセグメントが分割前と同じ相対位置にあり、元のセグメントと同じトラックに存
在している必要があります。セグメントの境界は、
30
ミリ秒のクロスフェードを使用して結合されます。
Merge/Rejoin Split
」コマンドを使用して、
Punch In
」を使用して作成されたテイクを、波形の残りの部分と
再結合することもできます。
注意:この結合操作はディストラクティブな操作で、サウンドファイルは変更されます。例えば、パンチインセグメン
トを再結合すると、新しいマテリアルを使用してファイルが再び書き込まれます。
Align Left
Align Left
」コマンド(複数のブロックをハイライト表示している場合にのみ使用できます)は、ハイラ
イト表示されたすべてのブロックの左端を、最後に選択されたブロックの左端に整列します。
Align Right
Align Right
」コマンド(複数のブロックをハイライト表示している場合にのみ表示されます)をク
リックすると、ハイライト表示されたすべてのブロックの右端が、最後に選択されたブロックの右端に整列されます。
Adjust Boundaries
このコマンドは、選択した波形ブロックの境界を内側または外側に向かって調整します。ハ
イライト表示で調整先の領域を定義すると、このハイライト表示に含まれる波形ブロック内のすべてのマテリアルが保
持または表示され、ハイライト表示の外側にあるマテリアルは除去されます(選択範囲内で現在表示されていないマテ
リアルは保持されます)
例えば、
5
秒間の波形ブロックがあり、中央の
1
秒間をハイライト表示して「
Adjust Boundaries
」を選択すると、前
後のマテリアル(最初の
2
秒間と最後の
2
秒間)がトリミングされ、中央の
1
秒間だけが残ります。トリミングしすぎ
た場合は、中央の
1
秒間と、例えば少し右側をハイライト表示し、もう一度「
Adjust Boundaries
」を選択すると、右
側のハイライト表示した部分が元に戻り、波形ブロックが長くなります。