User Guide
第
4
章
62
Multitrack View
の操作
「
Punch In
」を使用するには:
•
パンチインの対象となる
1
つまたは複数の波形ブロックの領域をハイライト表示します。正確に選択するため、
Adobe Audition
の
Edit View
に戻って「
Find Beats
」、「
Zero Crossings
」、および「
Snapping
」機能を使用して範
囲を選択し、
Multitrack View
に切り替えます。
•
Edit
メニューまたは波形ブロックのコンテクストメニューから 「
Punch In
」を選択します。これによって、選択範囲
の録音が可能になり、トラックが録音モードになります。
•
再生カーソルを「
Punch In
」を実行する場所よりも少し前に置いて、「
Record
」ボタンをクリックします。セッショ
ンの再生が開始され、パンチポイントに達すると、選択した領域に録音されます。
•
録音が終了した後、パンチで別のテイクを録音することもできます。作業が終了したら、波形ブロックを右クリック
し、「
Take History
」メニューオプションからテイクを選択して、複数のテイクをモニタすることができます。使用す
るテイクが決まったら、コンテクストメニューで適切な「
Merge Take
」コマンドを選択します。
注意:波形ブロック内で
1
回以上「
Punch In
」を実行すると、「
Take History
」オプションがアクティブになります。
「
Punch In
」と 「
Take History
」はどちらも波形ブロックを右クリックすることによって使用できます。「
Take History
」
オプションを使用すると、以前に使用可能であった任意のテイクレベルに、波形ブロックを戻すことができます。 これ
は事実上、選択的な取り消し機能として使用できます。パンチインを実行する前の元の状態から現在のテイクに至るま
での、すべての段階のテイクを選んで採用することができます。
注意:ビデオまたは
MIDI
ブロックについて「
Punch In
」を使用することはできません。
可能であれば、波形でオーディオに空白がある部分をパンチポイントとして選択します。これによって、すべて
1
つのテイクであるかのように、自然なサウンドを容易に実現できます。
Crossfade
クロスフェードを使用すると、 あるオーディオセグメントの最後から別のセグメントの先頭までの間に
スムーズなトランジションを作成できます。この処理は、トランジション領域でフェードアウトとフェードインを作成
することによって行います。クロスフェードする波形は、可能であれば別々のトラックに(または、同じトラックの場
合は連続した形式で)、隣接させて配置する必要があります。
クロスフェードを行うには、マウスで範囲を選択し、その中にクロスフェードに含める波形の先頭と最後の部分を含め
ます。ハイライト表示は、フェードアウトする波形の最後よりも少し後ろまで伸び、フェードインする波形の先頭より
も少し前から始まっている必要があります。または、
Edit
/
Snapping
/
Snap to Blocks
を有効にしている場合は、
ハイライト表示を容易に波形の先頭と最後に調整することができます。
Shift
キーを押しながら選択範囲の端を左ク
リックすることによって、ハイライト表示を調整することもできます。
ハイライト表示された領域を設定した後、
Ctrl
キーを押しながら目的の波形ブロックを左クリックして、クロスフェー
ドに含める波形を選択する必要があります。次に、
Edit
/
Crossfade
(またはコンテクストメニューから
「
Crossfade
」)を選択し、選択した波形の間で実行するクロスフェードの種類を選択します。










