User Guide
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Adobe Audition
の概要
強力な
DSP
ツールおよびエフェクト
45
種類以上の
DSP
ツールやエフェクト、マスタリングツールや分析ツール、お
よびオーディオレストレーション機能を使用できます。
Adobe Audition
には、リバーブ、ディレイ、 ダイナミックス
プロセッシング、フランジなどの標準的なエフェクトや、パラメトリックイコライザ、サイエンティフィックフィル
タ、ドップラーシフタ、ハードリミット、ノイズリダクション(クリック音やポップ音の除去を含む)、時間
/
ピッチ
伸縮などの高度な処理も用意されています。また、
Adobe Audition
はサードパーティの
DirectX
プラグインもサポー
トしています。
正確なサンプリングレート変換
オーディオのサンプリングレートを正確に変換できます。簡単なサンプリングレート変
換によって、オーディオのサンプリングレートを変更する必要がある場合でも、高品質のサウンドが得られます。
CD
マ
テリアルを
44.1 kHz
で録音し、ビデオ用の
48kHz
へ、または
DVD
用の
96kHz
へアップサンプリングする際に最適です。
オートメーションエンベロープ サンプル精度のオートメーションエンベロープまたは「ラバーバンド」を使用して、
マルチトラックミキシングにおいてクリップのスムーズなボリューム、パン、エフェクトパラメータ、およびウェット
/
ドライトランジションを作成できます。スプラインを使用してエンベロープ曲線を調整することによって、可変的に切
り替わるトランジションを生成できます。
カスタマイズ可能なディザリング 耳に聞こえるような影響を発生させずに、高ビットレートのマテリアルを低解像度
の形式に変換できます。ユーザ定義可能なディザの深度とさまざまなノイズシェイピング曲線によって、オーディオの
特性および定義が保持されます。
高品質の伸縮 高品質の伸縮のサポートによって、ピッチをシフトせずにテンポを変えたり、テンポを変えずにピッチ
をシフトしたりすることができます。
効率的な作業
Adobe Audition
の多くのカスタマイズオプションやパフォーマンスオプションによって、ユーザの生産性が向上します。
カスタマイズ可能なワークスペース ドッキング、サイズ変更が可能で、作業の必要性に合わせて設定できるインタ
フェイスを使用して、すぐに作業を始めることができます。例えば、デフォルトのセッションを作成し、同じ設定を共
有するプロジェクトのテンプレートとして呼び出すことができます。
リアルタイムエフェクト 各エフェクトをレンダリングしてから次に進むのではなく、リアルタイムにエフェクトを処
理します。
CPU
使用率を削減するには、 トラックをロックしてレンダリングされたエフェクトをキャッシュします。
調整を行う場合は、すぐにロックを解除できます。
Adobe Premiere
®
Pro
および
Adobe After Effects
®
との統合「オリジナルを編集」コマンドで、
Adobe
Premiere Pro
や
After Effects
から
Audition
にオーディオを送ることができます。
WAV
ファイルにはセッションデータ
のスタンプが付いているので、ほかのソフトウェアで使用している
WAV
ファイルを作成したセッションを、
Audition
で自動的に開くことができます。
Organizer
ウィンドウ
Organizer
ウィンドウを使用してプロジェクトのリソースをすぐに使用できるようにしてお
くことができます。
Organizer
ウィンドウでは、 現在開いているオーディオ、
MIDI
、ビデオファイル、利用可能なエ
フェクト、およびよく使う機能にすばやくアクセスすることができます。










